日本人ボランティアとカンボジアの小学生たち

必見!海外ボランティアをするメリット・デメリット9選

スタッフ | 2024年 3月 27日

近年、海外ボランティアへの注目が集まっています。

なぜ、それほどまでに海外ボランティアに関心が寄せられているのでしょうか。

そこで今回は、海外ボランティアに参加するメリット・デメリットを合計9つ解説します。

これから海外ボランティアに参加したい方は、ぜひ渡航準備にお役立てください。

メリット①英学力アップ

海外ボランティアに参加するメリットは、英語力アップです。

どの活動に参加しても、コミュニケーションのツールとして、毎日実践的に英語を使うことになります。

海外ボランティア中は、英語で報告・連絡・相談、ミーティング、プレゼンテーション、ワークショップ、授業の運営まで、すべて英語で行うことに。

これらの実践的な環境の中で英語を使うことで、ビジネスに通じる英会話力を培うことが期待されます。

活動以外の時間も、多国籍な海外ボランティア参加者や現地での海外ボランティア中の滞在先となるホストファミリーとのやり取りなどもすべて英語となります。

したがって、自然と英語の日常会話も強化できることになります。

英語を学ぶことが主な目的である語学留学もよいですが、英語を一日中実践的に使う海外ボランティアでは、早い英語力アップを感じられるかもしれません。

メリット②自己発見

海外ボランティアに参加するメリットの2つ目は、自己発見です。

海外ボランティア活動で得られることとして、他者貢献よりも自己発見に焦点が充てられるのはオドロキかもしれません。

例えば、日本人として生まれて、とても恵まれていること。

当たり前の毎日が、「当たり前」ではないこと。

日本で応援してくれる両親がいること。

語学力など、今の等身大の自分の成長に足りないものに気づくこと。

日本ではシャイだった自分が、自ら発言し、人とのコミュニケーションを楽しんでいること。

自己発見は、人生のターニングポイントと言っても過言ではありません。

さまざまな人々と出会い、価値観が刺激されることで、ありのままの自分を受入れ、ここで得た自分自身への発見にワクワクしながら、将来に期待を持つ。

何事にも、前よりもう少し積極的に取り組める。

海外ボランティアで得た自己発見は、今後の人生を切り開いていく糧になります。

日本人ボランティアとジャマイカの子供たち

メリット③進路・キャリア形成

海外ボランティアに参加するメリットの3つ目は、今後の進路やキャリア形成が下られます。

海外で他者貢献を通して自分の経験値を増やすことは、就職や転職の大きアピール材料になり得ます。

また海外ボランティアに参加することで、医療・ヘルスケア教育など、今自分の関心がある分野が本当に自分に合っているのか、理想と現実をすり合わせ、後悔のないキャリアの選択にも役立ちます。

将来看護師を目指す日本人ボランティアが、アフリカで海外ボランティアに参加して現地に暮らす女性が直面している問題を知り、助産師を志すよう進路をシフトさせた方もいました。

海外ボランティア活動は、「百聞は一見に如かず」という経験を与えてくれます。

メリット④現地の実情の把握

海外ボランティアに参加するメリットの4つ目は、現地の本当の状況を把握できることです。

海外ボランティア活動は、実際の暮らしが行われている地域で活動を行うことになります。

つまり、観光地から連想するようなイメージではなく、現地に暮らす人々の生活の実態を垣間見ることに。

インターネットの普及により、より容易に情報を得られる世の中ですが、ピンポイントで発展途上国の実情を知るのはなかなか難しいもの。

海外ボランティア活動を通して、発展途上国の該当地域で暮らしている人たちの生活環境、教育現場、医療事情、直面している問題など、現地の実情をリアルに知ることができます。

タンザニアに暮らすマサイ族の男性と子供たち

メリット⑤臨機応変に対応できるようになる

海外ボランティアに参加するメリットの5つ目は、臨機応変に対応できるようになることです。

現地での活動中は、必ずしも計画通り・思い通りに進むとは限りません。

海外ボランティア活動国では、モノがない、機械が壊れている、停電・断水、バスが時間通りに来ないなど、日本では想定すらしていないことが現地では当たり前のように起こります。

不便な中で物ごとを進めるには、忍耐や柔軟性、思考の切り替えが必要になります。

発展途上国での海外ボランティアに参加して、物ごとにより寛容・柔軟に対応できるようになり、ポジティブになったという方も多くいらっしゃいます。

デメリット①費用がかかる

海外ボランティアに参加するデメリットの1つ目は、参加費用がかかることです。

プロジェクトアブロードのようなエージェントを通して海外ボランティアに参加するには、自己手配で行くよりも高額になります。

現地の人脈や情報源などがあれば自己手配で行く方が安く抑えられますが、現地でのサポート体制が確保されていない分、現地での行動や生活にはより慎重さが必要となります。

エージェントを利用する場合、参加費用に含まれるものを確認し、どこまでを自分で手配し、どこまでをエージェントに任せられるのかをよくご理解の上検討されることをお勧めします。

デメリット②安全面の懸念

海外ボランティアに参加するデメリットの2つ目は、安全面の懸念です。

日本は、他国と比較しても「安全大国」と言われるように、とても平和・安全な国と言えます。

しかし、海外ボランティア先となる発展途上国では、そうはいきません。

世界共通で「お金持ち」と認識されえている日本人は、盗難などの「イージーターゲット」になり得ます。

現地では容姿や服装などから日本人はどこに行っても目立ちます。

よろしければ、関連ブログ誰でもできる!海外ボランティア中の9つの安全対策もあわせてぜひご参考ください。

カンボジアの空港でボランティアを迎えるプロジェクトアブロードのスタッフ

デメリット③言葉の壁

海外ボランティアに参加するデメリットの3つ目は、言葉の壁です。

活動国には、英語が通じやすい国もあれば、あまり通じない国もあります。

スペイン語圏の中南米で海外ボランティアをする場合、現地の人々が英語に慣れていないケースが多々あります。

また、海外ボランティア参加者自身の英会話力によって、コミュニケーションの難易度も変わります。

海外が初めて・英語が苦手という方は、ほぼ間違いなく言葉の壁にぶつかることでしょう。

孤独感から、ホームシックや体調不良に繋がることもあり得ます。

体調不良を表明できないため、我慢するとさらに悪化する可能性さえあります。

これらを踏まえ、渡航までにできるだけ海外ボランティアで求められる英語力をつけておくことが大切です。

特に言葉のキャッチボール、自分の考えや想い、意見を表現するというアウトプットを重視したトレーニングをおすすめします。

英語力の有無、正しい・正しくないは別として、とりあえず言えば物ごとが動き出すかもしれませんし、別の方法を試すことができるかもしれません。

反対に、言い出さなければ何も動きませんし、始まりません。

海外ボランティア中は、ぜひ「言ってみるもんだな!言ってみてよかった!」となることをイメージして過ごしてみてはいかがでしょうか。

関連トピックのお役立ちブログもぜひご参考ください:

 

デメリット④環境適応が大変

海外ボランティアに参加するデメリットの3つ目は、現地の環境への適応が少なからず求められることです。

まず、海外ボランティア中は多かれ少なかれ日本とは異なる気候・生活環境の中で滞在するので、体力的な適応までにある程度時間がかかるかもしれません。

年中暑い、時期によっては氷点下になるなど、極端な変化に対応しなければならない場合は、旅慣れていてもそう簡単ではありません。

精神面では、日本では謙遜や遠慮が美徳とされる風潮がありますが、海外ではほぼ通用しません。

特に発展途上国では、言ったもの勝ちという傾向がよく見られます。

欲しいものがあればは欲しいと表明する、意見があれば主張するというシンプルなコミュニケーションです。

体調不良を言い出せず、我慢して悪化してから現地スタッフに連絡すると、「何でもっと早く言ってくれなかったの?」となることもしばしば。

文化的な違いがストレスになり、ホームシックになることもあるかもしれません。

最初のうちは睡眠・食事・水分を十分に摂り、無理をしないように過ごすことが大切です。

体調を崩した場合に備え、常備薬を持参しておくほか、ストレスを軽減できるよう日本から食べ物やお菓子などを持って行くと心強い味方となってくれることでしょう。

現地で24時間体制のサポートを提供しているプロジェクトアブロードでは、体調不良の際は現地スタッフに相談すれば、必要に応じてすぐに病院に連れていってくれます。

最初は無理なく活動し、体調がすぐれない時はしっかり休む・病院に行くなど、体のサインを見落とさないようにしましょう。

これから海外ボランティアに参加する方は、以下の人気ブログもぜひご参考ください:

ネパールの雪山

おわりに

海外ボランティアに参加するメリット・デメリットをご紹介しました。

これらは代表的な一例で、他にもさまざまなメリット・デメリットがあります。

実際の参加者による海外ボランティア験談には、さまざまなストーリーが綴られています。

ぜひあわせてチェックの上、あなたらしい最高の海外ボランティア経験を得る準備にお役立てください。

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