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中野 琴星- フィリピン 日本語教育プロジェクト

留学を探す中で見つけたボランティアという選択肢

フィリピンの生徒たちに日本語を教えた日本語教育プロジェクト

私がプロジェクトアブロードを見つけたのはインターネット上のwebサイトでした。大学生活を送る中でずっと留学への願望があり、大学3年生が終了したタイミングで思い切って休学し、留学することを決めました。留学の方法を模索するにあたり、私が在籍する大学が展開している交換留学や大学関連の留学イベント等も考えましたが、それらは語学留学のような語学勉強が主になってしまう点や参加者が大学生と限られてしまう点から、自分のしたいこととずれてしまうと感じ、一般の企業が展開する留学システムを調べることにしプロジェクトアブロードを見つけました。 

プロジェクトアブロードの特徴として魅力的だったのは、活動内容や活動期間・活動開始日が自由に決められる点、語学力について別段資格なしで参加できる点(語学勉強が主なる活動にならない)、留学先での確実なサポート体制が確保されている点です。語学留学ではなくボランティア活動をしたいと思っていた私にとってプロジェクトアブロードのボランティアプロジェクトは、世界中のあらゆる国で自分の興味のある分野に沿って選ぶことが可能でした。さらに私は人生初の海外滞在だったので自分の語学能力や滞在先での生活にも不安がありましたが、活動先では担当アドバイザーがついてくれるということで、プロジェクトアブロードで留学に挑戦することにしました。

教材を利用して日本語を教えたフィリピンでのボランティア

プロジェクトアブロードでは、複数のボランティア活動に参加することができるプランも用意されており、今回はそれを使い、カンボジアでケアプロジェクトに参加した後に、この日本語教育プロジェクトに参加することにしました。フィリピンでの日本語教育プロジェクトに決めたのは、カンボジアと同じアジア圏でケアプロジェクトと異なるプロジェクトを探している中で日本語教育プロジェクトを見つけ、日本人ならではの活動内容に興味をひかれたからです。またカンボジアではボランティアアパート住まいでしたが、このプロジェクトではホームステイができるということで、その点も新たな挑戦として臨みました。

日本語を教えることの難しさを実感したボランティア

ホストファミリーが温かく迎え入れてくれたフィリピンのボランティア活動

日本語教育プロジェクトは、フィリピンのセブ島ボゴ市内のインターナショナルスクールに通う15歳から17歳くらいの高校生を対象に日本語の読み書きを教えるというものです。 活動開始前の案内で、このプロジェクトはこれまで活動の前例がほぼないそうで、現地スタッフの方も受入れ学校も手探り状態とのことでした。なので、私も出来る限り授業の足掛かりになるようなものを準備しようと思い、出発前に日本語の教材(3歳~小学生くらいまで)を買ったり、あいうえお表や日本地図を用意したり、日本の伝統や暮らしぶりを感じてもらえるように折り紙や扇子、万華鏡、ポストカードなどを持っていきました。月曜日から金曜日のうち4日は学校に通い、3クラス(1クラス20人~30人)に授業を行います。一回の授業は1クラス平均30分~40分でした。残る1日は次の週の4日分の授業内容を考えたり、必要な物や表を作成する日を設けてもらうようにお願いしました。

フィリピンの人は日本語に対する関心がとても高く、将来的に日本語を話せるようになって日本を訪れたいと思っている生徒もたくさんいました。そういう点も含めて、実用的な言葉を教えるのが良いだろうということになり、挨拶から始まり日常会話でよく使う言葉を選別して、英語-日本語(ひらがな)-ローマ字(読み方)という表を作って繰り返し発音練習をしました。それが覚えられるようになると次にあいうえお表を作り、ひらがなの読み方を教えました。さらに、生徒が日本語で何というか知りたい言葉を出してもらい、その単語や文について説明する形を取りました。こうすることで、教わる側の自発的な学習意欲を引き出し、日本語の理解を深めることができると考えました。日本語は文法のルールが特殊で学習が難しい言語と言われます。実際に文法について教えることはとても難しく、説明が不十分なこともありました(実際に教えた例として、「こんにちは」の「は」は「わ」と読むのに「は」と書く理由、同じく「I am ~」での「I(わたしは)」の「は」が「わ」ではなく「は」と書く理由、ひらがなとカタカナの使い分け等)。しかしその点については、私の授業には常に現地のボランティアスタッフの方が担当として付き添って頂いていたので、授業を行う前にその方に授業内容を確認してもらい、スタッフの方が理解できるまで説明しスタッフの方が理解できている状態で授業を行うことで、私の英語での説明が不十分の際にはスタッフの方にセブアノ語(フィリピンの母国語)で説明の補足をしてもらいました。日本語を教えることの他に、日本の伝統について教える授業も設けました。例えば、折り紙について説明して実際にみんなで折り鶴を作ったり、四季について話をしたりしました。

フィリピンだからこそ楽しめたホームステイと休日

たくさんの仲間に出会うことができたフィリピンでのボランティア活動

今回はホームステイということで、現地のボランティアスタッフ拠点の近くの家に宿泊しました。ホームステイは最初緊張しました。ホストファミリーとは英語でコミュニケーションを取る必要がありなかなか上手く会話が弾まないと焦ったりしましたが、時間が経つごとに慣れてきますので諦めずに自分から話を振るということも大切だと思います。ホームステイ先では自分専用の部屋を一部屋用意してもらったので、プライベートな時間はその部屋で過ごすことができます。一方でお風呂やトイレは共同ですので、お互いに気持ちよく使えるように配慮が必要です。食事は3食用意して頂きました。フィリピンの郷土料理に触れる機会も多くとてもおいしかったです。

休日は基本的に土曜日と日曜日、加えて祝日になります。私の滞在していたボゴ市はセブ島の北部の田舎街といった感じなので、遠出をするのが良いです。バスを使ってセブ島の中心都市セブ市に行くこともできます。しかし、折角なら船を使って離島に行くのがおすすめです。セブ島は周辺に多くの離島がありその多くがリゾート観光地です。ボゴ市からなら船着き場も遠くないので1泊2日で旅行するのも良いです。休日に観光する場合、スタッフがサポートしてくれますので(行き方の説明、ホテルの予約等)、気軽に行動できます。

日本語教育ボランティアを通じて実感した自分の成長

フィリピンでの活動や休日の観光を通じて交流が深まった他国のボランティアたち

活動の中で最も必要だったことは柔軟な思考と対応、そして活動を通して忍耐力もついたと思います。この日本語教育プロジェクトは前例がなく確立されたモデルが特になかったので、実際に授業をやってみながら修正したり新しいことに挑戦したりと、柔軟に考えて行動に移していくことが求められました。どの程度の授業レベルが良いのかどんな授業を受けたいと思っているのかということは、授業での生徒の反応をみたり授業時間外の休憩中に生徒と話してみたりすることで、意見を取り入れ調整しました。生徒に話しかけたり担当スタッフに案を提案するのは勇気が要りますが、カンボジアでの経験が役に立ったと思います。フィリピンは第二母国語が英語ということもあって、カンボジアでの生活の時より英語が必要でした。あらゆる会話が常に英語で行われるため、慣れないうちは話しについていくことも受け答えすることも苦労しました。しかし一生懸命聞こう話そうとしていれば、周囲の人も丁寧に話してくれますので、諦めず何度も話しかけてみることが大事です。そうすればだんだん慣れてきますので、会話も聞き取ることができ始めますし自分の言いたいことも伝わるようになります。

私は将来、法律に関連する職業に就きたいと思っています。ですので、この活動が何か直接関わってくるという訳ではありませんが、日本を離れ広い世界の一片を肌で感じ、そこで小さいながらも自分の立てた目標を達成したことは大きな自信につながったと思います。また同時に、多様な文化がありいろいろな人が住み、様々な考え方があることも学びました。それを体感できたことは今後の自分の考え方に多様性を与えてくれたと思います。将来どのような職業に就いたとしても大切な人間性の面で、大きな影響を受けたように感じます。

中野 琴星

この体験談は、特定のプロジェクト活動、時期、期間に参加した一個人の経験に基づいて綴られています。プロジェクトアブロードの各プロジェクトは、現地の需要の変化や活動の進捗状況に応じて絶えず更新されるため、同じプロジェクトに参加しても体験者が語るストーリーとは異なる経験になることもあります。また、天候の違いなどによっても経験は大きく異なってきます。まずはこのプロジェクトの詳細を見てみよう。または経験豊富なスタッフに相談してみよう

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