将来の夢への第一歩に選んだ国際開発プロジェクト

大学2年生の時に1年間アメリカに留学し、帰国して約5ヶ月間の長期休みがあったために、何か有意義なこと、人助けができることそして英語力を活かすことをしたいと思い海外インターンをすることにしました。

ネットで片っ端から海外インターンの情報を探り、そこで出会ったのがプロジェクトアブロードでした。

私は大学で人類学を学び、いろんな国の文化、関係性に興味があり、将来は国際関係の仕事に就きたい気持ちがあったために多くあるプロジェクトの中でも国際開発を選び、そしてバックパッカーの友人が勧めていたアフリカに行ってみたいという気持ちがあったので国際開発のプロジェクトがある南アフリカ・ケープタウンに5週間行くことを決めました。

仲間と協力しながらボランティアに専念した5週間

私のプロジェクトは、ケープタウンのタウンシップ に位置するWhere Rainbows MeetというNGOでインターンシップを行うことになっていました。

渡航前に、体験談や資料を読み事前準備が大切だと分かったので、自分は行く前から興味のあった人身売買問題について何かやろうと決めました。

インターン初日から何かをやって欲しいなどの指示はなく、自分がやりたいことを監督と相談して自分で進めなさいと言われました。

自分より早く来たメンバーたちにはビジネスを始めたり、ワークショップを進めたりと皆やることがきちんとしていてそのためにまだ何も達成していなかった自分にとても焦りを感じました。

しかし、同じプロジェクトのメンバーたちは皆優しく、沢山協力をしてもらえたので、次第に自分がやりたいことに関して自信が湧きました。

その後は、何度か人身売買についてのワークショップを開き、子供たちにはそれについてのお絵描き大会を開き、施設内で人身売買についての問題への注目を集めることができたと思います。

そのほかの時間では施設内のキッチンや畑のお手伝いをしました。

そして、週一で行われるsocial skillsクラスにも参加しカリキュラムに合わせてワークショップを開きました。

自分はあまり暇な時間を作りたくはなかったので、常に施設内を歩き回り、人々と交流することでやることを見つけていました。

私のホストファミリーは皆優しく、ご飯も美味しい素敵なところだったと思います。

同じ時期に来たルームメイトとは毎日一緒に過ごすことでとても仲良くなりました。ほかのハウスメイトとも毎日ご飯を一緒に食べ、会話を重ねることで仲が深まりました。

週末は皆で遠出をして小旅行に出かけたりもしました。

その上、プロジェクトアブロード主催の週一のSocialでは、他のプロジェクトに参加していた友人たちとも関わることができ、皆世界各地からやってきたので文化の差異など話すととても面白く、沢山新しいことを学ぶことができました。

ケープタウンは観光地であるために、五週間滞在しましたが毎週末やることが尽きませんでした。

なお、治安が悪いと聞きますが、初日のオリエンテーションで言われることを守っていれば快適に過ごすことができます。

南アフリカで手に入れたかけがえのない仲間と気づき

Where Rainbows Meetでは技術面で色んなソフトを使いこなせるようになっただけではなく、自分でアイデアを考え、スケジュールを決めそして人を集めるなど他人に言われることをするのではなく、あくまでも自分自身で考え、行動することの難しさを体験しました。

ワークショップを開くたびに反省し、どうしたら次に繋がるのかを考え、物事をどのようにしたら向上させられるかを探る大切さも学びました。

その上、現地の人々との交流を深めることで、教科書などには載っていない固有の問題にも触れることができ、とても視野が広がったと思います。

プロジェクト初めは焦燥感などにかられたりもしましたが、他のメンバーと協力することで良くなった場面も多々あるので、人との繋がりも大事にしていきたいと思いました。

今回の経験は自分の将来にとても活かされると思います。なぜなら、自分が現地で気づいたことや人と会話することで学んだ新しいことなどは、大学の研究、そして進学にとても役立つと思っています。人から聞いた話と自分が実際現地に行って見たことは、感性も違ってくると思います。

またハウスメイトや同じプロジェクトで働いたメンバーは皆、素晴らしい人ばかりで一生ものの友人が作れたと思います。

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南アフリカ共和国で国際開発 李じゅうりん

この体験談は、主観に基づいて綴られています。

その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。

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