先輩から得た刺激

自分がプロジェクトアブロードと出会った理由としては、大学の部活の先輩が長期休みを利用してよくボランティア活動を行っており、自分もボランティア活動に興味を持っていました。

そして、先輩に教えてもらったボランティア団体の一つがプロジェクトアブロードでした。

選んだ理由としては、自分は途上国に興味があり、途上国でのボランティア活動や滞在を通じて現地の人たちとの交流を深めたかったということと、他のボランティア団体に比べ、渡航前や渡航中のサポートが最も充実しているようにパンフレットに書かれていたからです。

実際に渡航前の場合は、電話を何回も掛ける下さり、心配事はほとんどないようになったこと、渡航中の場合は、週に一回のミーティングや職員の方との面談などのサポートが大変手厚く、このボランティア活動が人生初の海外旅行であったにも関わらず、何不自由なく生活することができました。

アフリカ、ガーナへ

そして、自分はガーナで1か月間のチャイルドケアボランティアをしていました。

なぜガーナに行ったかというと、先輩のボランティアの活動先がカンボジアやネパールなどのアジア圏であり、よく話を聞いていたので、自分はもっと刺激的な場所へ行ってみたかったこと、そして元々アフリカの国々に興味があったからです。

ガーナはそれに加え、英語圏の国であったからです。

幼稚園での活動

活動内容としては、Akropongという地域の幼稚園で先生のサポート、園児に英語・数字の読み書き、子供の食事のサポートをしていました。

ガーナの幼稚園児の年齢は3、4歳が大半であり、みんなフレンドリーでとても元気な子供たちでした。

しかし、幼稚園にあったおもちゃは数が少なく、ほとんどが使い古されていたものだったにもかかわらず、それを取り合いになっているのが印象的でした。

また、訪れた幼稚園は2か所であり、どちらとも私立の幼稚園だったせいかもしれませんが、どちらにも先生でもなく園児でもない人々が住んでおり、かなり斬新でした。

ガーナの本当の姿を知った

ボランティアは平日の8時から14時までだったので、それ以降の時間はミーティングの他に、田舎の小学校に英語の読み聞かせをしに行ったり、観光をしたり、洗濯が手洗いだったため時間がかかるので、洗濯をしていました。

休日は、同じ地域のボランティア仲間と旅行に行ったり、ホームステイ先の子供と遊んでいました。

ガーナに行く前のガーナのイメージとしては、至る所でカカオの栽培がおこなわれ、道も全然整備されておらず、治安が悪いというものでしたが、実際に訪れてみると、自分が訪れた地域全てでカカオ農園がなく、道も田舎では整備されていないところがありましたが、基本的に整備されており、自分が出会ったガーナの人々はみんなフレンドリーで親切で治安が悪いといった要素もなったので、帰国する前には行く前のイメージが完全に崩れていました。

当たり前が通用しない世界

ガーナでの生活は、普段の日本での生活と大きく異なっているものがほとんどでした。

例えば、街中で家畜がいるのが当たり前であること、下水の未整備、ごみのポイ捨てが当たり前、停電が普通に起こることなどです。

そのような生活が初体験であったため、1ヵ月では全然飽きませんでした。

けれど、1番苦労したことはシャワーを浴びることでした。

ホームステイ先に水道は通っておらず、貯めた雨水をバケツ一杯に掬って、それを浴びるというものでした。

当然、温かくないうえ、朝・夜は肌寒かったので毎日のシャワーが修行でした。

ガーナでの経験が切り開いてくれた未来

ここでの経験は非常に刺激的で、2度と忘れることのできないものになり、再び戻りたいと思うほどです。

また、このことを学校のアフリカに渡航したことのある教授に話したことで、非常に興味を持ってもらうことができました。

さらに、その教授の繋がりによって、他大学院のアフリカの研究室への訪問・紹介をしてくださるということで、もし院試に受かれば、ボランティアとは異なる形ですが、アフリカに行くことができ、長期的にアフリカの発展に関係することができるようになるという将来までみえてきました。

プログラム詳細へ

体験談一覧へ

ガーナでチャイルドケア 増渕朋生

この体験談は、主観に基づいて綴られています。

その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。

ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。