教育 ✖ 国際的な出会い ✖ カンボジア

きっかけは、友人からの紹介でした。

彼は同じ時期にこのプログラムに参加して、彼から話を聞くと興味が湧きました。

なぜカンボジアを選んだかというと、親日派が多いと聞きましたし、過去の人数を見てみると参加者が多いことに気づき、沢山の人との国際的な出会いがあると思ったからです。

また、将来、教育に携わる仕事に興味があったので、英語や環境問題を子供達に教えられるチャイルドケアを選択しました。

渡航前には、東京であったオリエンテーションに参加させてもらい、同じ時期に参加するボランティアの人や他の国にボランティアしに行く方たちと話す機会があり、今回のボランティアに対するモチベーションが上がったと感じます。

不思議とそんなに緊張はしていなくて、新しい人と環境に対する楽しみが大きかったので、ワクワクしていました。

考える力と体力が求められた

学校での主な活動は、小さなグループに分かれてそれぞれ教室に行き、前日に立てたプランをもとに児童たちに英語を教えることと、窓の掃除と塗装、壁の塗装、またコンクリートを打設作業することでした。

教室では、5人のグループで児童たちに簡単な挨拶、単語、数字、時間、感情、動詞、そして体の部分を英語でどう言うか、書くかを教えました。

教育の面では、どうすれば授業が面白くなるかなどのアイデアを考える時に、想像力が身についたと思います。

前日に立てるプランで、どう面白く工夫するかなどをグループメンバーと話し合いをしたのも覚えています。

グループでアイデアを出す時に、自分の意見を主張し、認められた時は嬉しかったですし、それに付け足しの意見などを聞いて、グループで改善できたのも1つの成長かなと思います。

大変だったのは、暑い中でのコンクリート作業です。

力仕事をして、汗が尋常じゃないくらい湧き出てきたのを覚えています。

日差しが強く、湿気も多い気候でなかなか慣れず、ダウンするかと思いましたが、スタッフがこまめに休憩時間を設けてくれて、なんとか持ちこたえることができました。

カンボジアで生活をしてみて

ほかのヨーロッパから来ていたボランティアの人達と関わり、価値観や思考の違いを学びました。

国際的な交流をして、視野が広がったと思います。

滞在場所は、ホテルの2人部屋でした。

ルームメイトとはすぐに仲良くなり、別れが悲しかったです。

朝食は毎日、ホテルでバフェット形式で食べていました。

ご飯とパンが両方あって、おかずも数種類、果物もいくつかあり、朝食には十分でした。

洗濯は、一回外の洗濯を使いました。

1キログラム1ドルで、ホテルでやると2ドルかかるそうでした。

鮮明に覚えている事は、観光や散歩などで行く場所に、必ずと言ってもいいほどの確率で、小学一年生くらいの子供たちが物を売りに来たことです。

教育を受けられず、昼から働いている子達を実際に見て、ショックを受けました。

また、少しのお金しか払えない自分にガッカリもしました。

一生モノの出会いがくれた機会

2週間、長いようで、あっという間に終わってしまいました。

仕事だけじゃなく、観光や散策、たまには息抜きをしたり、本当に充実した時間を過ごせたと思います。

ここに参加しなければ、一生会うことのないであろう人たちと会えたことを、ぼくはすごく恵まれてるなと思いました。

別れを言うときは、涙が止まらないくらい辛かったです(笑)が、それくらいいい仲間達に出会えたことに感謝したいです。

こういった国際的な交流を通して、西洋の文化や価値観に興味を持てたので、新しくフランス語を学ぼうと決めました。

そういうきっかけになったのは嬉しく、また母国語がフランス語のボランティアの人に助けを借りながら勉強できるので、話せるようになるのが楽しみです。

長いビジョンで見るならば、教育の仕事に携わるために、この経験を活かしてもっと具体的なことをこれから学んでいけたらいいなと思います。

これから参加する高校生へ

最終的にどんな結果になっても、経験値として自分に戻ってくるので、積極的に行動を心がけてほしいです。

参加者に日本人がいても、その人たちと固まらずに、国際交流を深めて楽しく過ごしてくれればいいと思います。

最高の時間にできることを願っています!

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カンボジアでチャイルドケア&地域奉仕活動 R.T.

この体験談は、主観に基づいて綴られています。

その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。

ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。