プロジェクトアブロードとの出会いとその時の気持ち

プロジェクトアブロードと出会った経緯は、あるイギリスの大学院の教授と進学について話していた時に、「あなたの進みたい分野(国)を一度自分の目で見てきてみなさい、きっと良いショックを受けるから」とアドバイスを受け、その日にネットで「海外・ボランティア・インターンシップ」と検索して見つけたのが始まりでした。

とにかくアフリカに行きたい、という気持ちが強かったので、国際開発プロジェクトでアフリカのプログラムがあるのを知ってからは絶対行こう、と心に決めていました。

このプロジェクトを選んだ理由

ボランティアとして参加する、というよりも、今自分が持っている英語力で少し挑戦してみたい、という気持ちがあったのでインターンシップで参加することを選びました。

行きたい国、興味のある分野はある程度元々決まっていたので、私は国際開発プロジェクトに選択することに迷いはなかったのだと思います。

日本支社のスタッフの方にたくさん相談に乗ってもらいながら最終的にこの南アフリカ、ケープタウンの国際開発プロジェクトで現地のNGO団体、Where Rainbows Meet にて1ヶ月間参加することに決めました。

どんなことをしたか

この団体は主に、地域のコミュニティーをより良い状態にしたり、人々に職に結びつくようなスキルを教えたりすることを中心に活動しています。

敷地内には子供たちに教育を与える場、コンピューターを使ってPower PointなどのPCスキルを教える場、または現地の女性が働くことのできる裁縫部屋もありました。

私たちインターンシップ生は、この団体を広く知ってもらい、援助を募るFundraisingという活動も日々行いながら、個々でその他に気がついた問題や、それに対しての解決策を練ることもしていました。

ちょうど私たちがいた頃には、アフリカで人権を見直そうというコンセプトの「Human Rights Day」が近づいていたので、その日に主催するイベントの準備にも追われていました。

勤務時間が終わり家に帰ってからも次の日の準備をする、などと毎日とてもクタクタになりながらも必死に頑張ろうとしがみついていたのを覚えています。

生活について

私はホストファミリーの家の敷地内にある離れの家でシェアハウスをしていました。

一緒に滞在していたメンバーは皆それぞれ違う国から来ており、朝起きてから仕事へ行き、帰ってきてその日の出来事などをホストマザーと話しながら食卓を囲んでいました。

週末は基本的に中心地のレストランなどで友達たちと出かけたついでに食事をしていたので、活動場所以外のそういったところでも交友関係が広がっていきました。

アフリカというと治安を気にされる方が多いと思いますが、オリエンテーションの際に言われる注意事項、ある程度の危機感(旅行客ではないという気持ち)を持って生活していれば十分安全であると私は思います。

ケープタウンはアフリカの中でも都会にあたる都市なので、基本的に何でも手に入ります。

プロジェクトを通じて学んだこと、成長したこと

このプロジェクトを一ヶ月行って一番成長したことは、精神的に強くなった部分です。

インターンシップが始まったばかりの時は、活動中に自分よりもスキルがある人たちを目の当たりにし、劣等感や焦燥感を感じることもありました。

でも自分がその中でも得意なこと、自信を持ってできることを発見してからは失敗も成功も繰り返しながら周りの人にもたくさん助けてもらって乗り越えられました。

それが私にとっての最大の思い出です。

伸びるものは語学力だけではないと思います。考え方や物の見方も少なからず変わります。

人間として、本当に成長できた一ヶ月でした。

この経験が今後人生にどう活かされていくと思うか、どう活かしたいか

この経験は今後、イギリスの大学院に国際開発専攻で進む際にとてもプラスになるものだと考えています。

現地に行って実際に見たこと感じたことと、今まで本やニュースでしかイメージできていなかったことのギャップは大きかったです。

自分自身の興味関心が広がり、研究したいと思う分野が変わった部分もあります。

何よりもこの一ヶ月で培った人間関係はこれからもずっと保ち続けていきたいです。

不思議なことかもしれませんが、たった1週間、2週間しか被らなかったルームメイトや活動メンバーも、毎日顔を合わせていると途中からまるで、家族のように感じてきます。

そんな人々と出会うことのできたかけがえのない一ヶ月だったと個人的には感じています。

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南アフリカ共和国で国際開発 楯真帆

この体験談は、主観に基づいて綴られています。

その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。

ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。