きっかけは、アフリカだった

はじめは、アフリカに行きたいと思っていました。

過去にアフリカに行ったことがあり、その時の衝撃が忘れられなかったからです。

でも実際、安全面や距離などを考えた時に、現実的ではないという結論に至りました。

そして、時期的にも距離的にも、そして多くの国の人がボランティアに来ているなど色々なことを考慮した結果、一番ベストな場所がカンボジアであると思いました。

そのため、カンボジアに行くことに決めました。

渡航前は、安全面での不安、一人で飛行機に乗れるのかという不安、海外の友達と仲良くなれるのか、という3つの不安がありました。

でも、それ以上にワクワクとした気持ちの方が大きかったと思います。

周囲に支えられた活動

実際の活動内容は、子供達へのTeaching(英語や環境問題について)、Playing(鬼ごっこやかくれんぼやお花摘み)、子供達の為のPainting(壁のペンキ塗りやセメント作り)、旅行などです。

一番印象に残っている事は本当に多すぎて、1つに絞れません。

全ての体験が印象に残っています。

しかし、強いて言うならば、初めて小学校に行った時でしょうか。

子供達は私達に興味津々で、バスを降りた瞬間私の手をグイグイと引っ張っていってくれました。

こんなに積極的だとは思っていなかったので、何が何だかわかりませんでした。

でも、とても嬉しかったです。

頭にお花を飾ってくれたり、お菓子を貰いました。

歓迎してくれて、感謝の気持ちで一杯でした。

ただ、思うように英語でコミュニケーションが取れなかったことには、苦労しました。

子供達の授業の日に、イタリア人の子から、「ペットボトルの環境問題について1分ぐらい即興で話しといて」とサラっと言われた時には、とても焦りました。

これ以外にも、自分の英語力の低さに本当に苦労しました。

日本に住んでいた時には、出来る方だと思っていた英語も、海外では歯が立たないものであると実感した瞬間でした。

それでも、海外の人達はとても優しく、沢山話しかけてくれました。

本当に感謝しています。

カンボジアでの生活面

現地では、ホテルに滞在しました。

ルームメイトは、四人部屋で、日本人とベルギー人とイタリア人と同じでした。

お互いの国について話したり、日本語を教えてあげたり、とても楽しかったです。

朝食や昼食は、チャーハンやポテトや唐揚げ、カレーといった普通のものが出ました。

美味しかったです。

夕食は、バスに乗って、結構素敵なレストランに行きました。

毎回毎回バラエティーに富んでいて、本当に美味しかったです。

洗濯は、二週間の間に2回行いました。

2ドルと、とてもやすかったです。

カンボジアでの大切な2つの学び

私は、プログラムを通して、2つのことを学びました。

1つは、人の優しさです。

カンボジアの子供達は、私達を優しいホスピタリティで迎い入れてくれました。

顔の違う異民族を排斥するのではなく。

そして、少ないお小遣いの中から私にお菓子をくれた時には、思わず泣きそうになってしまいました。

同年代の人達は、私の話を真摯に受け入れて、本当に優しく接してくれました。

本当に感謝です。

もう1つは、幸せについてです。

途上国=不幸せは、間違っていると言うことに気づかされました。

英語の授業で、感情の表現を学ぶ授業を行った時の事です。

そこで、私は「Are you happy?」と子供達に尋ねました。

すると、子供達が大きな声で「YES!」と答えていました。

この時に、私の今までの偏見が崩れたように感じました。

途上国=不幸せという考えは、途上国の人々に失礼だと思いました。

手に入れた心からの目標

この留学で、心から尊敬する同年代の子が出来ました。

その子が、今年の6月に日本に来てくれるそうです。

私は、その子がここに来た時にもっとコミュニケーションが取れるように、そして恥ずかしくないように英語の勉強をするという心からの目標が出来ました。

また、同年代の人たちは、母国語、英語、そして、第二外国語と三言語を流暢に操れる人が多くいることにも驚きでした。

新たな、言語についても学びたいと思いました。

忘れられない人生経験

この2週間は、幻のようにあっという間に過ぎました。

そして、普段あまり泣かない私が、最終日の日にこんなに泣くことになるとは自分自身思ってもみませんでした。

それだけこの体験が素晴らしく、そして忘れられないものになりました。

改めて、全ての出会いと優しさに感謝しています。

絶対にもう一度行きたいです。

これから参加する高校生へ

「途上国に世界中から来た高校生とボランティア出来る」そんな機会、本当に滅多にありません。

私自身、行く前は途上国にボランティアに行くことに抵抗があり、友達に隠していた時期がありました。

しかし、今では胸を張って言えます。

絶対に行くべきです。

私はこのプログラムに参加して、物の見方・世界が変わりました。

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カンボジアの学校で学ぶ幼い子供たち

この体験談は、主観に基づいて綴られています。

その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。

ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。