海洋生態系を保つ重要な役割を果たすフィジーのサメ

フィジーでサメ保護の海外ボランティア

ダイビングをしながら絶滅危惧種のサメの生態系調査に携わる環境保護ボランティアをしにフィジーに行こう

はじめに

フィジーでサメ保護の短期・長期「実践型」海外ボランティア参加者を募集しています。

地球上で最も絶滅の危機にさらされている生き物の一つ、サメ。

今私たち人間が守らなければ、将来この世から消え去る運命をたどってしまします。海中の食物連鎖の頂点に立つサメが消え去ることは、海の生態系を乱すことを意味します。

サメ保護のボランティアの役割は、フィジーで継続的に行われているサメの保護活動における科学的研究を実践的に支えること。

まずダイビングの講習を受けたら、いざダイビング調査へ!海中に生息するさまざまな種類のサメの識別やデータ収集など、最前線でサメの保護活動をサポートしていきます。ボランティアとしてのあなたの貢献は、World Wide Fund for Nature (WWF)などの活動をダイレクトに支えるもの。

このプログラムは国連開発計画 (UNDP: United Nations Development Programme)と提携の上、海中だけでなく陸での環境保護活動にも努めています。

活動中は、活動拠点パシフィックハーバーにある専用のボランティア寮に滞在。多国籍な外国人ボランティアとの共同生活は、あなたの世界に新しい風を吹き込んでくれることでしょう。

活動がお休みとなる金曜日と土曜日は、仲間の外国人ボランティアと南国フィジーで新しい発見をしに出かけよう!

※ページトップにあるビデオは、スクリーン右下の「CC」から日本語字幕を選択できます。

日にち: 

自由

選ぶ

参加期間: 

2週間以上

対象: 

16歳以上


環境保護ボランティア参加条件

フィジーでのサメの保護に特化した環境保護ボランティアの応募対象は、世界中の大学生社会人シニアのみなさんです。

高校生には、高校生スペシャルの環境保護プログラムがおすすめ!

参加条件は、200m以上泳げること、そしてスキューバダイビングに支障のない健康状態であることのみ!

現時点でダイビングの知識や経験がなくても参加できる魅力があります。

特に、海や自然が好き、海洋生物学や環境科学を専攻している、海外での環境保護活動に関心がある、絶滅危惧種のサメの保護活動に携わりたい、フィジーの海洋環境の実情を自分の目で見てみたい、南太平洋の発展途上国で実践型の国際協力に貢献したい!という熱心な方におすすめです。

現役の環境保護専門家や研究者のみなさんにとっては、支援が求められている海外の現場でスキルや経験を活かす貴重な国際経験となることでしょう。

参加条件とまではいきませんが、最低限の基礎英語力があることが理想的です。

活動中のコミュニケーションは、基本的にすべて英語で行われます。したがって、自分の意見をはっきり伝え、分からないことを自らきちんと質問できる英語力がないと、苦労するのはあなた自身です。

だからこそ、英語の練習を含む渡航前準備にどれだけ真剣に取り組んできたかが、現地入り後の経験値を左右すると言っても過言ではありません。

すべては、あなた次第です!

フィジーでのダイビング調査を控えた環境保護ボランティアたち

活動内容

  1. PADIダイビングコースの受講
  2. ダイビング調査によるデータ収集
  3. マングローブ再生活動
  4. 地域型の環境保護教育

PADIダイビングコースの受講

ダイビング調査に備え、活動第1週~2週目にかけてプログラムに含まれているPADIオープン・ウォーター・ダイバー・コースを受講します。ここでスキューバダイビングの仕方を一から学習!

すでにPADIオープン・ウォーター・ダイバーの資格を持っている場合は、PADIアドヴァンスド・オープン・ウォーター・ダイバー・コースやPADIレスキュー・ダイバー・コースから始めることが可能です。

ここで得るPADIのダイビングの認定は世界で通用する上、一度取得すれば一生涯有効です!

上記のような代替コース受講を希望しないダイビング資格保有者には、参加費用に30,000円の割引が適用されます。

フィジーでの環境保護ボランティア活動に8週間以上参加する場合は、PADIプロフェッショナルの道への最初のステップとなるダイブマスター・コースを追加することが可能です(別途料金)。

ダイビング調査によるデータ収集

環境保護ボランティアは、調査ダイブと2ヶ月に1回行われるシャークダイブを通したデータ収集によって、現地スタッフの活動をサポートしていきます。

回収されたデータは、 eSharkやSharkBaseといった国際的なモニタリングのためのデータベースで共有することになります。2016年、プロジェクトアブロードの海洋生物学研究プロジェクトは、これらのデータベースへの最も重要な貢献の上位5つに入ったほどです。

ボランティアは、主に以下のような活動に従事しながら、サメの保護活動に取り組んでいきます:

  • 調査ダイブおよび異なる海洋生物種の詳細の記録
  • シャークダイブを通した個々のサメの行動調査(2ヶ月に1回)

マングローブ再生活動

フィジーでの環境保護を通した国際ボランティア活動は、ダイビングを通したサメの保護活動のみにとどまりません。陸ではマングローブの再生に努めています。

マングローブは、多種・多様な魚の棲みかであり、二酸化炭素を吸収するエコシステム存続のかなめ。また、マングローブは海岸線の浸食を抑制する意味でも重要です。

ボランティアたちは、苗床にマングローブの種をまき、育った苗木を海岸線に植林します。一本一本苗木を植えるというマングローブ植林活動は根気と体力を必要としますが、あなたの側には共にがんばる仲間の外国人ボランティアの姿があります。一面に広がるマングローブの若い苗木を目の前にしたら、きっと大きな達成感や充実感を得られることでしょう。

また、プロジェクトアブロードは地元のビジネス経営者と提携し、地域に根差しながら二酸化炭素の排出削減とマングローブの植林を通した自然環境の再生に努めています。

地域型の環境保護教育

毎年、私たち人間によって7,300万匹のサメの命が奪わていると言われています。そんな状況を懸念して、ボランティアたちは一丸となって人々の問題に対する認識向上と、サメの保護や自然と共存する持続可能な生活の営みを呼びかけるキャンペーンを行っています。これは、地域住民参加型のサメの保護活動を推し進める意味で非常に重要です。

また、地元の学校に出向き、フィジーの未来を背負う子供たちへの環境保護教育にも取り組んでいます。ボランティアたちは、リサイクル、気候変動、海の生き物について分かりやすく教え、幼い頃からの環境に配慮を配り、責任ある人間として育つようサポートしていきます。

他にも、提携先のレストランや観光リゾートでプラスチック製のペットボトルを回収し、マングローブの苗床の植木鉢としての再利用に努めています。

提携機関

プロジェクトアブロードはUNDP(国連開発計画)と提携し、このプログラムを運営しています。

ダイビングにおいては、世界最大のダイビング教育機関PADIおよびBeqa Adventure Diversと提携して活動を行っています。

またWWFFriends for Sharks、SharkBaseと提携を結び、収集したデータを共有しながら一丸となってフィジーでのサメの保護活動に取り組んでいます。


活動拠点

パシフィックハーバー

観光客でにぎわうパシフィックハーバーは、ビティレブ島南部の海沿いに位置します。

ナンディ空港からはバスで3時間半ほどの道のり。

ダイビングの拠点は、ベンガラグーンやシャークリーフ海洋保護区として知られるパシフィックハーバー沖の海です。

空港送迎・航空券手配・ビザ

到着指定空港では、担当スタッフがあなたのご到着をお待ちしています!

空港送迎、航空券手配、ビザなどの詳細はフィジー到着案内をご覧ください


環境保護ボランティアの1日の流れ

フィジーでのサメの保護ボランティアは、毎週日曜日~木曜日、午前9時~午後5時頃まで活動に従事します。

日々のボランティア活動は、週ごとのスケジュールによってさまざまです。また、その日の天候や活動内容によってタイムテーブルが多少異なることもありますので、活動スケジュールをよく確認し、担当スタッフと積極的にコミュニケーションを図りながら臨機応変に対応しましょう。

1日のボランティア活動が終了したら、自由時間です。滞在先のボランティア寮に戻ってのんびりくつろぐのも良し、仲間の外国人ボランティアと異文化交流を楽しむのも良し。

夕食は、ボランティア寮でみんなで一緒にいただきます。

自由行動となる金曜日と土曜日は、フィジーで新しい発見をする冒険へ。

フィジーの美しい自然の中で海水浴や日光浴を楽しんだり、仲間の外国人ボランティアと共にトレッキングに出かけたり、ナンディや首都スバまで足を延ばしてみてはいかがでしょうか。

フィジーでマングローブ再生に取り組む環境保護ボランティアたち

活動のねらい

フィジーでの環境保護の海外ボランティアのねらいは、フィジー周辺の海に生息するサメの個体数を維持すること。

同時に、あなたが実践的な国際協力経験を得ながら視野をぐんと広げること。

この地域で減少し続けるのサメの個体数を懸念し、プロジェクトアブロードは2014年1月にサメの保護に特化した環境保護の海外ボランティアを始動させました。フィジー政府も国内の環境保護の取り組みにおいてサメの保護を最優先事項と位置づけ、海洋保護区の設置とともにサメの保護への努力が叫ばれてるものの、個体数は減少の一歩をたどっています。

「サメの生き残りをかけた闘いは、今日史上最悪の状況を迎えています」-Boris Worm (カナダのダルハウジー大学 生物学教授)

サメの絶滅によって増殖が予想される藻類は、サンゴ礁を窒息させます。サンゴ礁の死は、何千もの海洋生物が棲みかを失うということ。結果、漁業とフィジーの食生活にも多大なる影響を与えることになります。だからこそ、今、サメの保護活動を推し進めなければなりません。

フィジーでのサメの保護に特化した環境保護の海外ボランティアでは、以下の項目に特に力を入れて取り組んでいます:

  • 海洋生態系のデータ収集と環境保護政策づくりに活かすための報告
  • フィジーのリゾートにおける二酸化炭素排出量を削減するマングローブ植林活動
  • 地域型のサメの保護教育および環境保護教育
  • 地域住民への持続可能な生活の営みの促進

あなたも、フィジーでサメの保護を通して貴重な生態系を後世につなげる環境保護ボランティアの一員へ。


マネジメントプラン

プロジェクトアブロードは独自のマネジメントプランを設け、活動に対する目標の明確化と目標達成の具体化を行っています。

マネジメントプランは、まさに私たちの活動の道しるべ。

よろしければ、マネジメントプランもあわせてご覧ください。


活動が世界に与える影響

プロジェクトアブロードは、毎年明確に定められた長期的な目標の達成に向けて取り組まれています。

その目標達成の鍵となるのが、参加者一人ひとりのみなさんの存在です。

グローバルインパクトリポートにまとめられた年間の活動の進歩と功績は、参加者全員の努力の結晶。

よろしければ、活動が世界に与える影響もあわせてご覧ください。


滞在先と食事

フィジーで活動中の滞在先は、パシフィックハーバーにある専用のボランティア寮です。

基本的に同性の仲間とのルームシェアとなりますので、貴重な異文化体験の機会として積極的に交流を図りましょう

現地では1日3食分の食事が提供されますので、ぜひ食からもフィジー文化をお楽しみください。

発展途上国の滞在先は、先進国のモダンで便利な生活と比べると質素に感じるかもしれませんが、安全面や清潔面の基準は満たされています。


現地サポート

安全を第一優先とするプロジェクトアブロードは、すべての活動国で24時間体制の現地サポートを提供。

だから、海外への渡航が初めての方でも安心して参加できる魅力があります。

お申込み時のお支払いは、お申込み金 29,500円のみです(参加費用の一部の扱い)。

複数のプログラムへの参加は割引が適用されます。0120-001-978までお気軽にご相談ください。

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