2度目のガーナ、チャイルドケア

プロジェクトアブロードを通して、ガーナでチャイルドケアのボランティア活動に2回参加しました。

もともと国際協力に興味があり、大学でアフリカ研究をしていることから、実際に自分の目で見て確かめたいという思いがありました。

アフリカに行きたい思いはずっとありましたが、なかなかタイミングが合わずにいました。

そのような中で決心したきっかけは、留学をしている友達を訪ねてマルタに行った時に出会ったお姉さんに、今しかできないことをするべき、行かずに後悔するより行って後悔したほうがいいと言われたことでした。

その後「アフリカ ボランティア」と検索をかけると、プロジェクトアブロードが引っかかり即応募。

そこに迷いはなく、アフリカで英語が公用語であるガーナに決めました。

また戻ってきたいと思えた場所

チャイルドケアのボランティア活動は、子供の世話をする(洋服の着替え、遊ぶ)、先生のアシスタントをする、基礎的な英語を教える(アルファベット、数字)ことが主な活動でした。

子供はみんな「アンティ」と声をかけてきて、とても人懐っこくて可愛らしいです。

活動していく中で目にする子供の笑顔は世界共通で、そこには愛着がありました。

子供の面倒を見ることは決して楽ではないけれども、楽しさがあり、また戻ってきたいという思いが最終日に近づくにつれて強くなっていきました。

こうした経緯から戻りたいという思いが強く、1回目の渡航から半年後にまた同じ場所を選択し、渡航しました。

すると、ホームステイ先の人、ボランティア先の先生みんな、コーディネーター、また近くに住んでいた人までもが私のことを覚えていてくれて、帰ってきてよかったと心から思うことができました。

この経験があるから、た戻りたいと何度も思うことがあります。

ボランティア活動は平日しかないため、週末はボランティア同士で遠出したり、買い物に行ったり、ホストシスターとお出かけしたりしました。

ガーナの夏は暑かったので、週末はビーチを求めて遠出したりもしました。

ありがたさと見失っていたもの

ガーナでの生活はシンプルなことが多く、大学でアフリカを専攻していること、海外経験をしていることもあり戸惑うことはありませんでした。

初めてのバケツシャワー、最初は苦戦しました。

でも3日もするとそれに慣れ、日に日にバケツ一杯で水が余るように。

また、洗濯はもちろん手洗い。

これが一番苦手でした。

汚れが落ちているのか分からないし、洗濯するものは多いし(週に1度しかやらなかったので)、洗濯する気ゼロでした(笑)

でも、ホストシスターが手伝ってくれ、楽しく会話をしながらできました。

現地の人々と一緒に生活をすることで、ガーナの文化や人の優しさが分かり、日本で当たり前のように生活していることがどれほど有難いものなのかが身に染みて分かりました。

また、道ゆく人みんなが声をかけてき、分からないことがあれば教えてくれ、現地の言葉も色々教えてくれ、コミュニケーションの大切さを感じました。

シンプルな生活だからこそ、見失っているものが見えたような気がし、日本でも知らない人同士気さくに話しかけることができたらいいのにと感じました。

この経験は国際協力の第一歩

国際協力と一言に言っても、その形は様々で十人十色のやり方があります。

また、アフリカ諸国と聞いて、遠く感じる人やアフリカは危険だと思う人もまだまだたくさんいます。

けれども、自分の直感を信じ、自分自身の肌で感じることで、現地でしか得ることができないものはたくさんあります。

そこで得ることができた経験は一生物です。

ガーナに渡航したことは、貴重な経験であり、国際協力への第一歩であったことは間違いないです。

この経験を通して少し前に進めた気がします。

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ガーナでチャイルドケア 坂口優

この体験談は、主観に基づいて綴られています。

その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。

ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。