興味があった人権問題を掘り下げる

世界では教育を受ける権利や、⼗分な社会保障を受ける権利などがないために様々な問題を抱えている⼈が多くいると知り、⼈権についてもっと学んでみたいと思いました。

そこで、かつてアパルトヘイトがあったように、⼈種問題をはじめとした多くの⼈種問題の歴史を知ることができると思ったので、南アフリカのプログラムに決めました。

南アフリカではどのようなことが待っているのかわからなかったのですが、たくさんのことを吸収しようという意気込みがありました。どんな⾼校⽣に出会えるか、少し緊張していました。

南アフリカでの経験

⼀週⽬は実際の事件を基にした模擬裁判を⾏いました。弁護側・検察側に分かれ、オフィスでのリサーチのほか、警察署と裁判所も訪問して話を伺いました。

模擬裁判では⽬撃者たちの証⾔がたくさん与えられたのですが、どの証⾔をどのように⾃分たちの有利になるように使⽤するか考えるかが難しかったです。

⼤変ではありましたが、南アフリカでしかできない経験が⾃分のものになります。いろいろな⼈に、遠慮せずに話しかけることが⼤切だと思いました。

⼆週⽬には貧困を解決するためにはどうすればよいか、それぞれが解決策を考えて地域の⼦供たちにプレゼンテーションを⾏いました。また、このほかにもタウンシップの⼦供とホームレスの⽅にサンドイッチやホットドッグなどを配りました。

最終⽇に、ホームレスの⽅にホットドッグなどの⾷べ物を配った後、ピックアップを待って道端で待っていました。そのときに、先ほど道で出会ったホームレスの男性の⽅と偶然再会しました。その⽅は"God bless" (神のご加護を)や「ありがとう」と⾔ってくださり、⾃分の⼩さな⾏動が⼈にいい影響を与えられたことがとてもうれしかったです。 

オフィスから⾞で30分ほどの住宅街にあるお宅にステイさせていただきました。

家は広く、男⼦と⼥⼦は別々の建物に泊まっていたので詳しくはわからないのですが、最⼤で10⼈ぐらい滞在していたと思います。部屋は三⼈で使っていました。

洗濯は各⾃、家の洗濯機を使ってやりました。

⾷事は、朝⾷と、外⾷をしないときの⼣⾷は出ていました。週末は朝⾷は⾃分で⽤意しました。

とても忙しいスケジュールでしたが、南アフリカの様々な⾯を⾒られたことがとてもよかったです。他国の⼈々とかかわり、世界にはこのような考え⽅、⽣き⽅があるのだと知られたことが新鮮でした。

他の人にはできない自分だけの経験

表⾯上のものだけではなく、地域の細部まで、⼩さな出来事に⽬を向けることが⼤事だと思いました。

南アフリカではどんな観光地があり、どんな問題があるのかは皆が知っていることですが、⾃分が現地の⽅とかかわった経験は他の誰にもないものです。そのようなことをいろいろな⼈に伝えて、ミクロからマクロへとイメージをつなげていこうと思いました。

⽇本国内でも⾝近にある問題に⽬を向け、⼈々にあまり知られていないことを、⾃分の考えとともに発信していきたいと思います。

どんなときでも周りに⽬を向けて、⾃分が好きな⽂章で、⼈々の考えに影響が与えられる⼈になりたいです。

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この体験談は、主観に基づいて綴られています。

その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。

ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。