行ったことのないアフリカへ

私はケニアで2週間チャイルドケアをしました。

はじめは、プロジェクトアブロードを通してボランティアをしたことがある友達から話を聞いて、この団体について知りました。

私は留学や旅行で様々な国に行きましたが、発展途上国やアフリカの国には一度も訪れたことがありませんでした。

行ったことのないアフリカの文化や生活に触れ、今までに経験したことがないことができると思い、プロジェクトアブロードへの参加を決意しました。

私は医療系の経験がないので、自分でもできそうなチャイルドケアを選びました。

国は、現地の方々と会話がしたかったので英語を話せるケニアを選びました。

毎日元気をもらった活動

ケニアのチャイルドケアでは、毎日3歳から6歳くらいの子が通う学校に行き、先生の授業のサポートをしたり、子どもたちと遊んだりしました。

私は日本人なので、子どもたちに折り紙や日本の手遊びを教えたりもしました。

先生は英語もスワヒリ語も話せるのですが、子どもたちはまだスワヒリ語しか話せないので、私が勉強を教えるのはとても大変でした。

しかし、遊ぶときは子どもたちがとてもパワフルで楽しくて、毎日元気をもらっていました。

充実だったケニア生活

私は、子どもが2人いる家族のところにホームステイしました。

行く前は、私の勝手なイメージで、アフリカにはシャワーも車もテレビもないと思っていました。

しかしそれは全く違って、私のホストファミリーの家では、お湯も出るし、Wi-Fiもありとても快適でした。

ただ洗濯機はなかったので、自分で手洗いしました。

ごはんもとても美味しくて、食べられないものはありませんでした。

ウガリというケニアの定番の食べ物を、手で食べるという経験もできました。

学校での活動は毎日9時から15時くらいで、そのあとは他のボランティアの子たちと一緒に、コーヒーショップで話したり買い物に行ったりしました。

様々な国からボランティアの子が来ていて、文化の違いなどの話をするのがとても楽しかったです。

週末は、サファリに行ったり、ホストファミリーと地元の市場に行ったりして楽しみました。

自分の目で見て感じ、学んだこと

私がボランティアをしていた学校では、貧しくてお弁当を持って来ることができない子が何人もいました。

私のホストファミリーはとても裕福で、ケニアは貧富の差が激しいということを学びました。

お弁当を持ってこられない子は学校から給食が支給されているのですが、その子たちは家では何も食べることができず、この給食のみが1日の食事だと知ったときは心が痛みました。

教室には電気はなく、消しゴムは数個しかなくいつも取り合いで、おもちゃもただ木を切ったものしかありませんでした。

また、普通に私が道を歩いていて、ストリートチルドレンからお金や食べ物を求められることも何度かありました。

日本では考えられないような生活を目の当たりにして、自分たちがどれだけ恵まれた環境で生きているのかを知ることができました。

テレビではなく実際に見てケニアの現状を知ることができ、視野が広がり、とてもいい経験ができました。

これからも、何か自分にできることがあったら日本からでもしていきたいです。

そしてまたケニアを訪れたいです。

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この体験談は、主観に基づいて綴られています。

その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。

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