実際に行って、もっと知りたい

「発展途上国に実際に行って、現地の様子をもっと知りたい」

その願いを叶えてくれたのは、Projects Abroadのプログラムでした。

私はもともと難民や貧困などの国際問題に興味があり、日本にいるときからJICAやWorld Visionといった国際NGOが主催するイベントに数多く参加していました。

カンボジアに行きたいと決めたのは、これらイベントの中で出会ったある日本人女性と話したのがきっかけでした。

その方はタンザニアに住んでいて、現地の人達と同じような生活を送っていて、現地の方と結婚、出産もされています。

その方の「こうしてイベントに参加して、みんなのような中高生が国際問題に興味を持ってくれるのは嬉しいけれど、実際にそこに行って現地の人と同じように生活していく中で、初めてその人達の気持ちが理解できる」という言葉がきっかけで、私も実際に発展途上国に行きたいと思うようになりました。

カンボジアに決めた理由は、日本から直行便が出ていて便利だったこと、世界遺産検定を取っていてアンコールワットに行きたかったこと、そして40年前に大量虐殺があったと聞いて、それらの歴史を学びたいと思ったことなどからです。

ボランティア貢献

カンボジアでは、本当に他ではできないような貴重な経験をたくさんさせてもらいました。

平日の午前中は、小学校で子どもに英語を教えたり、参加者それぞれの国の文化を一緒に体験したりしました。

私は折り紙を持参し、折り方を教えて一緒に遊びました。

そして午後には、荒れ地に花壇を作るために雑草抜きをしたり、校舎の壁の塗替えや塀のコンクリートがためをしたりしました。

カンボジアの子供たちの強さと優しさ

小学校についたときは衝撃的でした。

電気のない暗い教室、自分で水をくんで流すタイプの汚いトイレ。

学校には水道もありませんでした。

教室の床も土そのままで、机や椅子もボロボロでした。

それでも子どもたちは本当に意欲的で、何をするにも楽しそうで、何かを教えるとすぐに真似をしてくれました。

カンボジアの母国語はクメール語で、子どもたちは英語がほとんど伝わりません。

しかし、言語の壁を乗り越えて笑顔とジェスチャーでコミュニケーションを取ることができました。

設備は整っていなくても一生懸命で、笑顔を絶やさない子どもたちから私自身が元気をもらっていました。

私たちが雑草抜きやコンクリートがためなどのボランティアをしていると、寄ってきて手伝ってくれる子どももたくさんいて、子どもたちの優しさにも触れました。

一日のボランティアを終えたときには汗でびっしょりで、達成感がありました。

ボランティア以外のアクティビティも、とても充実していました。

知らなかったカンボジアという国

週末には、バスで6時間かけて、アンコールワットなどの遺跡群があるシェムリアップという都市に観光に行きました。

また平日にもボランティア以外に、王宮の見学や、40年前に大虐殺で多くの人が殺されたKilling Fieldや拷問を受けていた収容所などを訪問し、カンボジアで起きた大量虐殺の歴史や伝統的な建物などを実際に見て学ぶことができました。

また、街なかで受けた衝撃も忘れられません。

アンコールワットの観光のときに、朝早いのに小さな子どもたちがマグネットやポストカードなどを持って売りに来たり、貧しくてボロボロの服を着た子どもがお金をねだってきたり、ゴミが道端に山積みに置いてあったりと、日本では信じられないような光景ばかりでした。

ボランティアをするという体験だけではなく、こうしたカンボジアの文化や歴史、人々の生活や貧困の原状なども実際に自分の目で見られたことは、本当に貴重だったと思います。

やはり現地の教育現場、貧困現場や衛生環境を見て、日本のような先進国がもっと現地の人達が人間らしい生活を送れるように支援していかなくてはいけないと強く感じました。

これから参加する高校生へ

このプログラムは、日本人だけでなくイギリス、フランス、アメリカなど外国からの参加者も多くいます。

基本的に、現地でのボランティア活動や観光では、これら各国の参加者が交ざってチームを組んで活動しますし、食事なども一緒です。

夜には、次の日のアクティビティについて参加者同士で話し合う時間も頻繁に取られています。

外国人はタバコを吸っている人もいて、外見も大人っぽいので最初は少し話しかけにくいかもしれませんが、バスの中でみんなで音楽をかけて歌ったり、一緒に遊んだり写真を撮ったりと交流をしていくうちに話す機会も増えて、とても楽しかったです。

だから活動を通じて、同世代の外国人ともたくさん交流できるところもおすすめです。

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カンボジアでチャイルドケア&地域奉仕活動 大島彩也夏

この体験談は、主観に基づいて綴られています。

その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。

ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。