なぜフィリピンに行こうと思ったのか

私はトビタテ留学JAPANを使って2週間フィリピンにケア&コミュニティというプロジェクトで国際ボランティアで留学をしました。

始めは違うエージェントをつかってボランティアプログラムに参加しようとしていました。ですが、自分のしたいボランティアとは少し違うような気がしてモヤモヤしていました。そこでプログラムを見直して他のエージェントを探し始めました。そこでProjects Abroadを見つけ、プロジェクト内容や目的が自分のやりたいことと合っていて私はすぐにProjects Abroadに切り替えて準備を進めました。

私の地元にはフィリピン人の女性が多く働きに来ていたり、私の妹の友達にフィリピンのハーフの子がいます。フィリピン人の女性たちは日本で働き、フィリピンの実家に仕送りをしているようなのです。このことを知って私はフィリピンに興味が湧きました。

フィリピンが貧困地域だという認識は強くなかったのですが、ゴミ山で生活している子どもたちがいることや、マニラの急成長により郊外の子どもたちへの教育が充分でないことを知り、私はフィリピンへ行くと決めました。

現地で実際に行った活動

私の留学が始まろうとしていた日、台風のためフライトが欠航になってしまい、少しバタバタしましたが何とか翌日に出発し、セブ・マクタン空港へ到着しました。ですが、現地スタッフとスムーズに会うことができなかったり少し大変でしたがスタッフと誕生日が同じだったため、話しが弾みとてもこれからの活動が楽しみになりました。

その日はそのままホテルに移動しましたが、街並みが日本とは全く違い、クラクションが鳴り響き、交通ルールなんてあるのか?というとても危険な状況でした。

道にはニワトリをそのまま抱きかかえている人がいたり、犬や馬やヤギなどが道を歩いていてかなり衝撃をうけました。ですがフィリピンの人たちはとても温かく、陽気な人たちでした。

翌日からホームステイ先での生活が始まりました。ホストファミリーはとても気さくに話しかけてくれ、とても明るい家族でした。

ですが最初の方は英語がペラペラな他の外国人ボランティアとなかなか会話ができず、部屋にいる時間が長くなってしまいました。ですが、一緒に出かけたり映画を見たり失敗を恐れずにコミュニケーションを取ろうとすると緊張も無くなりとても楽しくなりました。

私はセブ島のボゴ市にあるCBSAA(City of Bogo Science and Arts Academy)という公立小学校でボランティアを行いました。その小学校にはGrade1からGrade10まであり、日本でいうと小学1年生から高校1年生までの学校です。

私の担当した1-Aではプリントを配ったり、宿題のチェックをしたり、その他にもキャンペーンとして1時間時間をもらい箸の文化と紙飛行機の折り方についてプレゼンテーションをしました。全て英語で1から自分で用意しなければならなかったので、とても不安や緊張でいっぱいでしたが、現地スタッフや優しくて明るい子どもたちのおかげで成功させることができました!

その他にもボランティアが2グループに分かれてGrade9の友達子どもたちに「若年層の妊娠について」と「リサイクリングについて」のプレゼンテーションを行いました。少し難しい部分もあったけど、フィリピンの現状を踏まえた上でのトピックだったので興味を示してくれたことがとても嬉しかったです。

また、サンレミジオ市のビーチのゴミ拾いやゴミ山見学、リサイクルの作業所見学など、フィリピンが抱えるゴミ問題にも触れることができてとても良い経験になりました。

そしてスナックのゴミを編んでポーチなどを作っている作業所にお邪魔してお話を聞いたり、サンレミジオ市長さんを訪れたりいろんな経験ができました。

自分の成長を感じられた2週間

このプロジェクトを通して私は言葉では表せないほどのことを経験しました。そして国際ボランティアとは何か?子どもたちのためにできることはなんなのかをもう一度よく考える機会にもなりました。

正直高校生の自分ができることはなんてとても小さなことで一人ではなにもできないんだということも感じました。ですがこれをきっかけにもっと知識を深めてもう一度フィリピンに訪れたいと思いました。

また、たくさん外国人ボランティアがいる中でなかなか殻を破れずにコミュニケーションが取れなかった最初に比べると、今では失敗を恐れずにどんどん自分から話しかけたりできるようになり、自分から何かを求めていけるようになったと感じます。わたしの中ではとても大きな成長だと思います。

この2週間はわたしの今までの人生でとても大きな経験です。この経験を無駄にしないように、自分から求めていく姿勢で何事にもチャレンジしていきたいです。

そして世界には勉強したくてもできない子、日本のように恵まれた環境にいない子がいることを決して忘れずに今自分ができることを精一杯していきたいです。

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フィリピンでチャイルドケア&地域奉仕活動 肥田凜音

この体験談は、主観に基づいて綴られています。

その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。

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