私は高校生の頃からアメリカに留学しており、夏休みが3ヶ月もあるため、帰省以外に何か有意義かつ今しか経験できないことを試してみたいという気持ちから、海外でのボランティア活動をインターネットで検索してProject Abroadを見つけました。

ベリーズ、プラセンシアでのプロジェクトが自らの趣味であるスキューバダイビングを活かせ、また海を基本とした活動ということで参加しました。

到着して最初の4日間ほどはPadi Scuba diving Certificationを得るトレーニングをしました。未経験の参加者はOpen Water、すでにライセンスを持っている参加者はAdvanced Open Water、それ以上の参加者はレスキューDiverのライセンスを取得します。

曜日に関係なく、一週間につき3~4日間はPlacenciaから少し離れた沖にあるベリーズ国立海洋公園に属する3つの島を拠点に、海洋生物の生態のデータをダイビングまたはシュノーケルをして集めたり、海藻を植えたり、島によってそれぞれ違う活動をしました。

Placenciaではビーチの清掃、ワニの生態調査、波によって侵食されている海岸の保護活動、また地元の学校で海や環境についての活動をしました。

1週間につき2日間のオフが必ずあります。このプロジェクトではベリーズの地元の人たち、また他の国からの参加者との活動が主でした。週末には地元の人や他の参加者と出かけたり、観光旅行に出かけたりそれぞれで過ごしました。

Placenciaではビーチのそばにあるシェアハウスに滞在し、最大8人で生活しました。

食事は、専属のシェフが毎日昼食と夕食を調理してくれます。シェフは島へも同行し、みんなの好みに合わせた料理や郷土料理、いろいろなジャンルのとても美味しい食事を提供してくれました。

週末には食事代がスタッフから渡され、地元のレストランやストリートフードなど、色々なところに食べに行きました。Placenciaはとても小さな町ですが、観光では体験できない生活が体験できると思います。シェアハウスがビーチのそばにあることから、いつでも気分転換に泳ぎに行ったりビーチでリラックスしたりできました。

この三週間の経験から観光地と知られているこの土地でさえ、他の地域から運ばれてきた海洋ゴミがビーチに打ち上げられ、そのゴミか海洋生物に悪影響を与えているということを目にしました。

日本という海洋生物を主食として生活している島国で生まれ育ったこともあり、実際に起こっているこれらの問題にもっと目を向けこのような海に関わる活動にさらに参加したいと思いました。

またアメリカとは全く違うベリーズの文化を体験することができ、大学の教室では学べないことがたくさん詰まった三週間でした。

この経験を通して、物事に対して普段とは異なる見方や考え方を身につけることができたと思います。

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ベリーズでダイビング&海洋環境保護 片岸典子

この体験談は、主観に基づいて綴られています。

その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。

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