自分で何か行動を起こしたい

私は2週間、高校生スペシャルの「フィジーでサメ保護」に参加しました。

私は小さい頃から海外に憧れをもっていて、いつか留学をしたいと思っていました。

その留学の目的が環境保護だとしっかりと決まったきっかけは、スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさんのスクールストライキをきっかけに気候変動に興味をもったことです。

そこから気候変動について調べていくと、みずほ、三井住友、三菱など日本の大企業が石炭火力発電に投資していて、それにより気候変動が起こされ、多くの人々の命を奪っていることを知りました。

また、気候変動が加速している中、十分な対策がられていないことに衝撃を受けました。

そこで、自分も何か行動を起こさなければならないと思い、環境保護をテーマに留学することに決めました。

先輩を通して出会ったプロジェクトアブロード

私がプロジェクトアブロードを知ったのは、先輩がきっかけです。

私はトビタテ!留学JAPANという奨学金を使って留学しました。

奨学金に申し込む際、同じ学校で過去にその奨学金で留学していた先輩に話を聞く機会がありました。

彼女もボランティア留学をしていたのですが、エージェントにプロジェクトアブロードを使っていました。

プロジェクトアブロードを知ったのはその時です。

ウェブサイトを見ると、自分がやりたかった環境保護のボランティアもありました。

また、先輩が使っていたという信頼感もあり、プロジェクトアブロードをエージェントに選びました。

いざ、フィジーの海中へ

ここからはフィジーでの活動について話します。

まず、ダイビングの資格を取得しました。

ダイビングの方法や潜って良い時間などについてのビデオを見たり、レクチャーを受けたりしました。

そして筆記の試験を受けました。

英語が分かるか心配していましたが、先生がとても優しく、きちんと理解することができました。

それと同時にプールや海での練習も進めていき、無事資格を取得することができました。

その後、いよいよサメダイブやサンゴダイブを行いました。

サメダイブでは、自分の目の前をサメや魚が通っていき、とても迫力満点でした。

小さな魚からサメまで様々な生物がいて、生物の豊かさに感動しました。

サンゴダイブでは、ほとんどのサンゴが白化してしまっていてる状況に驚き、残念に思いました。

しかし、ダイビング自体はとても楽しかったです。

他には、ビーチのゴミ拾いやマングローブの植林を行いました。

フィジーの人々と繋がった経験

環境保護のボランティア以外でとても楽しかったのが、伝統的な村を訪れた時です。

そこではフィジーの伝統料理であるロボ料理を食べたり、現地の人たちとダンスをしたりしました。

他にも、カバというお酒ではないけれどお酒のような効果を持つフィジーの飲み物を、伝統的な方
法で飲んだりました。

その時、自分がフィジーの文化を体験して、フィジーの人たちと繋がれた気がしてとても嬉しかったです。

私はプログラム以外にも自分で考え、フィジーの人々に気候変動の影響についてインタビューするという活動も行いました。

インタビューの内容はインスタグラム(@kokoa_adachi)から見ることができます。

このように、自分がやりたい活動もできるので、ぜひ現地のスタッフと話してみてください。

心に残った3つのできごと

現地で印象的だったことは3つあります。

1つ目は、自分の目や耳で現状を見たり聞いたりしたことです。

フィジーには美しい環境があった一方で、破壊されている部分もありました。

また、インタビューした時の彼らの声は、当事者だからこそ訴えかけるものがあり心に残りました。

2つ目は、フィジーでの環境意識の高さです。

フィジーの飛行機に乗った時、ブランケットのカバーのプラスチックが分解可能なものでした。

また、離陸前に流れるピデオの中で、Fiji Airwaysの環境保護のための活動(マングローブやサンゴを育てる活動、太陽光を使った環境に
やさしいホテルへの支援など)が流れて感動しました。

これまで海外に観光へ行った時には、安全のためのビデオにこのような内容が含まれていることはありませんでした。

やはり、美しい環境を求めて観光客が訪れるからこそ、環境の大切さ、貴重さが理解されているのではないかと思いました。

3つ目は、ダイブマスターの方が「ダイビングは競争じゃない」とおっしゃっていたことです。

スポーツとなると、どちらが先に習得できるかなどを考えがちですが、ダイビングは楽しむものと考えることで、海の美しさを心から楽しみ、自然を大切にできるのではないかと思いました。

また、この言葉を聞いたことで、海でダイビングしているとき、人間だけでなく、サメも魚もサンゴも、何もかも平等な立場にあるのだと考えました。

そして、誰もその美しい環境を傷つけてはいけないのだと強く感じました。

私が学び、成長した5つのこと

私は主に5つのことをきっかけに、学び、成長しました。

1つ目は、フィジーの現状を見たことです。

私たちは普段、テレビやネットニュースなど、自分達が得られる情報のみで物事を断してしまいがちです。

しかし、世界中には自分達が知らない問題が多くあることを学びました。

また、人々の関心やメディアが取り上げる事象の移り変わりによって忘れ去られてしまう問題があることを実感し、それを解決するには影響力は小さくなってしまいますが、インスタグラムでの発信など、草の根運動も必要なのではないかと考えました。

今回のインタビューを通して、インタビューの内容の考え方から、インタビューをするべき状況、動画編集の方法まで様々なことができるようになったと思います。

今回、上手くいかなかった点は次回に活かしていきたいです。

2つ目は、フィジー人の人柄です。

フレンドリーで、ポジティブで、何かする時に恥ずかしがらない。

また、周りの人と積極的にコミュニケーションを取って、常に相手が大丈夫か確認する。

このような環境は、人々を幸せにし、自分のやりたいことに挑戦しやすくするのではないかと考えました。

今回学んだフィジー人の振る舞い、マインドを忘れず、生きていきたいです。

3つ目は、困難を経験したことです。

ある日、水が出なくなり、もちろんトイレは流れず、シャワーは使えなくなりました。

1日はシャワーを浴びずに過ごし、1日は外のホースを使ってシャワーを浴びました。

そのときは良い経験だと思い過ごしていましたが、あの状態がずっと続くことは考えられませんでした。

また、向こうではずっと冷水でシャワーを浴びていたので、日本に帰ってきて久しぶりに温かいシャワーを浴びた時は本当に感動しました。

もとから水の大切さは理解していましたが、その経験を通してさらに強く感じるようになりました。

フィジーではこれが起きるのは一部だけだそうですが、世界にはこれが普通という場所も多くあると思います。

格差というものを改めて実感したし、「先進国」にいる身として、何か行うときには、それを行うとき世界ではどのような状況があり得るのか、それを解決するために自分が何かできるのかを常に考えるようになりました。

さらに、二酸化炭素の排出などについては、「先進国」が積極的に減らすべきだろうという考えをするようになりました。

私はもう1つ困難を経験しました。

それは言語の違いです。

私は普段、アメリカやオーストラリア、イギリスなどから来たバランティアと一緒にごしていたのですが、ネイティブが話す英語はこれまで聞いてきたものとは全く違って会話についていったり、グループに混ざったりするのが大変でした。

また、コミュニケーションの方法も違っていました。

まだ慣れてはいませんが、留学前よりはネイティブの速い英語でのコミュニケーションについていけるようになったと思います。

少なくとも、どのようにコミュニケーションを取るのかを理解し、自分の改善点も見つけたため、それを直すために頑張っていきたいです。

4つ目は、日本についてフィジー人が話してくれたことです。

私はこれまで、自分が世界が好きなので、日本はそこまで好きではないと思っていました。

しかし、日本人の友達がいるフィジー人が日本の食べ物や日本語について話してくれた時、とても嬉しかったです。

そこから、自分は日本のことが好きなのだなと気づきました。

また、自分が聞いてもらえて嬉しかったように、これから会う様々な国の人にその国について質問したり、知っていることを話そうと思いまし
た。

そうすれば自然と会話も盛り上がり、仲良くなれると思います。

5つ目は、異なる文化の人々と関わったことです。

そこから、積極的にコミュニケーションをしようとする大切さを学びました。

私は初め、どのようにすれば現地の人々との信頼関係を築けるのだろうと考えていました。

そこで、村に行ったときに様々なことを試してみると、積極的に現地の文化を体験したり、自分から話しかけに行ったりすると仲良くなれることを学びました。

相手の文化を理解しようとすれば、自然と信頼関係を築くことができます。

また、誤解を生まないようにするためにも、コミュニケーションは非常に重要だと思いました。

なぜなら、インドから来たルームメイトとの間に一度誤解が生じてしまったからです。

日本では、他の人の欠点などを冗談でからかうことは、親しくなければできません。

しかし、インドではそれを行うことは非常に失礼にあたるとのことでした。

お互いの文化について積極的に話したからこそ解決できたことから、態度に気をつけることはもちろんですが、気をつけても何か誤解が生じてしまった
時にはしっかりと話し合うことが大切なのだと学びました。

新たな挑戦への計画

この留学はこれから活動を行っていくときに活かしていきます。

私はこの留学をきっかけに新たな挑戦を計画しています。

それは、来月エジプトで開催されるCOP27に参加し、MAPA(気候変動に最も影響を受ける地域と人々)の声を日本や世界に届けること、そして気候変動解決のためにMAPAを苦しめている企業の事業を止めることです。

私はフィジーで苦しんでいる人々の現状が知られていないことに衝撃を受け、彼らの声を発信したいと考えるようになりました。

そこで、人々の注目が集まり、MAPAも訴えに来るCOP27で活動しようと決意しました。

このように、人々のストーリーや発信に注目して活動していくアイデアは、まさにフィジーへの留学があってこそ考えることができたものでした。

さらに、この留学で得た考え方、環境保護のノウハウ、英語力などを将来の仕事において活かしていきたいです。

私には、夢がある

私には「世界中の人々、特にグローバルサウスの⼈々の笑顔を守るために気候変動を解決する」という夢があります。

この夢は遠い将来のものではなく、今から実現のために活動を始めていけるものです。

様々な問題点がある気候変動を解決するには、少しずつ、そして粘り強く活動を続けていくしかありません。

まずはCOP27で、日本の住友商事などが中心となって進め、バングラデシュの人々を苦しめているマタバリ⽯炭⽕⼒発電事業を⽌めます。

また、MAPAの人々の声を発信することで⽇本国内外の企業や政府、⼈々の意識を変えます。

そして、⼤学や仕事でも専⾨性を身に付けながら活動を続けていきたいです。

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フィジーでサメ保護 足立心愛

この体験談は、主観に基づいて綴られています。

その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。

ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。