海外ボランティアという選択肢

以前から海外への留学には興味がありましたが、初めは⾼校の授業などに参加するものを探していました。

そんな時に、プロジェクトアブロードの広告を⾒つけて興味を持ちました。

その後、プロジェクトアブロードの理念や経験者の⽅々の体験談をよんで、ボランティア活動もありかなと思いはじめました。

カンボジアやフィリピンなど東南アジアの国が予算や安全性の⾯から良いと考え、スケジュールと確認した結果、カンボジアに決めました。

そして、⾃分は⼦供と触れ合うのが得意なので、チャイルドケア&地域奉仕活動を選びました。

渡航にあたって

渡航前は、カンボジアの⼈々のことや病気などを知って、⾃分にとって⼤変な旅になると思っていました。

特に病気に関しては予防接種を何回も受けましたが、蚊の媒介する病気は対策できないと聞いて、不安になりました。

しかしそれよりも、カンボジアで活動することへの楽しみや期待感に溢れていたと思います。

カンボジアでの活動

14⽇間の⽇程のうち、実際にボランティア活動をしたのは6⽇間でした。

しかし、実際のボランティアは⼀⽇中あるので、体⼒的に⼤変な部分も多かったです。

朝7:30ごろにホテルを出発し、バスで船着き場まで⾏って、船で川を渡って、そこからまたバスで学校まで向かいました。

午前中は、2コマの授業を請け負い、前⽇にグループごとに考えた内容の授業を⾏いました。

内容は、簡単な英語を⾯⽩く伝えるというもので、例えば⾊や体の部分、数字や国、挨拶、折り紙などで、僕のグループでは⽩国旗にみんなで⾊を塗ったり、歌を歌ったりと、⾊々な⽅法を試しました。

また、グループ合同で⼿洗いの仕⽅を教える⽇もありました。

毎⽇休み時間は、⼦供達と校庭でサッカーや⻤ごっこなどをして遊び、親交を深められました。

カンボジアでの生活

滞在先は、市内中⼼近くにあるホテルでした。

部屋は⽇本⼈3⼈でのルームシェアで、ベッドは3⼈分ありました。

常にスタッフの⽅が近くの部屋にいられたので、不安は特にありませんでした。

ドライヤーがないことと、シャワーの⽔が不安定だったこと、鍵の締まりが悪いことなど、⽇本とは違うことを経験しました。

⾷事は、朝ごはんは毎⽇ホテルで、それ以外はその⽇次第でした。

メニューは毎⽇あまり変わらず、チャーハンのような⽢いライスや⾻つき⾁、サラダとデザート、パン、⽔とフルーツジュースが置いてあり、ビッフェ形式でしたが、そこまで種類は多くありませんでした。

洗濯は、洗剤を持って⾏ったのですが、結局ホテルのラウンドリーサービスに任せて⼀回しました。

値段は重さ次第ですが、そこまで⾼くなかったです。

他の⼈で⼿洗いしている⼈もいました。

服は現地で買えたので、それはそのまま破れたり、汚れたりして捨ててしまうものも多かったです。

ルームメイトは⽇本⼈だったので、特に不⾃由なく楽しく過ごせました。

外では英語の時間が多いので、他の地域とはいえ、⽇本⼈と⼀緒にいると⼼強かったです。

週末に得た感動

⼀番印象的だったことは、アンコールワットやその周辺に訪れた時です。

⾏き帰りに計14 時間ほどバスに乗っていて疲れた上に、当⽇は早起きだったのでとても疲れましたが、⾒た瞬間にそのスケールの⼤きさに感動しました。

ガイドの⽅からその歴史や経緯を聞いて、さらに関⼼が深まりました。

猿が周りにたくさんいたこともあり、⾃然に愛されている建物なのだなと感じました。 

あたたかい国カンボジア 

最初はカンボジアで多くのカルチャーショックを受けるかと思っていましたが、現地スタッフのサポートもあり、それほど⼤変に感じることはありませんでした。

また、初めはカンボジアのことをもっと遅れていて、いわゆる東南アジアの発展途上国のような感じの国なのかと思っていました。

しかし実際に住んで活動してみて、⽇本にはない⾷⽂化や、バイクやトゥクトゥク、船を使った交通などが盛んであることを知れたり、マーケットや⼤規模なショッピングモールなど、⽇本にはない規模や種類のものが売られていたりして、⾊々な意味でカンボジアの良さを知ることができました。

現地の⼈たちは皆優しい⼈が多く、⼈と⼈の距離が近く、温かい国だと感じました。

挨拶にも多くの種類があり、それを⼤切にしていることは素晴らしいと思いました。

そしてボランティアでは、2週間を通して多国籍の⼈達と共に活動し、カンボジアだけでなく多くの国の⽂化や挨拶、⼈柄を知ることができました。

これらを通して、僕はより⽇本という国がどれだけ物や⽔に恵まれている国なのかを実感することができ、また⽇本には薄れてきている⼈と⼈の繋がりといったものの⼤切さを改めて感じられたと思います。

経験を糧に今後もチャレンジし続けたい

全体を通して、とても⾃分の経験値が上がった気がします。

英語⼒や異⽂化への理解、友達との交流や、カンボジアの様々な名所や⽣活感を知れたことなど、たった2週間でカンボジア全部を楽しめたと思うほど、充実した時間になりました。

準備を⼿伝ってくれた家族や、現地であった友達、スタッフの⽅や、⼩学校の⽣徒や先⽣など、全ての⼈に感謝の気持ちで⼀杯です。

本当にいい経験をありがとうございました。

僕は、将来多くの⼈のためになるものづくりをしたいと思っています。

それがどこかに就職してするのか、⾃分で起業するのかはまだ決めていませんが、そのために今回カンボジアという国でのボランティアを通して得た経験は、世界的な視野を広げていく上でとても重要な経験になったと思います。

今回得たことや感じたことを忘れずに、また機会があれば積極的に⾊々なことにチャレンジしていきたいです。

これから参加する高校生へ

初めて参加する⼈にとって、海外でしかもボランティアというのはとても⼤変なものだと思います。

実際慣れない環境で体調を崩す⼈もいましたし、不安そうな⼈も多かったです。

しかし⼀度カンボジアに勇気を持って⾜を踏み出して⾒れば、すぐにその魅⼒に惹かれて、あっという間に2週間が過ぎてしまいます。

それ程に、プロジェクトアブロードで過ごした2週間は充実していたと思います。

ボランティアの活動も体⼒、精神的に⾟い⾯も多いですが、⼀⼈でするわけではなく、多くの仲間と共に⾏えるので、互いに助け合うことの⼤切さがよくわかります。

今悩んでいるならその時点で⾏ったほうがいいです。

絶対に後悔しないと思います。

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この体験談は、主観に基づいて綴られています。

その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。

ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。