これしかないと思った

私は将来、国際貢献を医療という形で行いたいと思い、高校生でも参加できるようなボランティアに参加したくてインターネットで探していたところ、プロジェクトアブロードと出会いました。

「これしかない」、と思い親にお願いしたところ、許可をもらえたので、ネパールに行くことが決まりました。

私がこのプログラムを選択した理由は、将来国際医療に携わりたいからです。

さらに行き先をネパールに選んだ理由としては海外の方が約半数申し込んでいると聞き、世界中の高校生と交流できると思ったからです。

ネパールへの旅立ち

ネパールへ行く日は、緊張と心配が大きかったです。

海外旅行は行ったことがあったものの、一人で行くのは初めてだったからです。

また親には多額の費用を出してもらっていたことから、申し訳ない気持ちとだからこそ頑張ろう、という気持ちでした。

空港でチェックインをしている時にプロジェクトアブロードらしき方を見つけ、話しかけたところ同じプログラムの方だったので少し心強かったです。

その後もスムーズに行き、無事カトマンズの空港に着きました。

着いた時、ビザの位置や取得の仕方が分かりづらかったので、係員に聞いたり事前に調べるといいと思います。

ネパールの空港は(お店など)何もなくて、クーラーもなく、すごい暑かったです。

空港では現地のコーディネーターの方が待っていて、車で20分くらいのホテルまで連れて行ってくれました。

その日は自己紹介をしたり、今後の予定について説明を受けたりして一日が終わりました。

その後2日間くらいはカトマンズで過ごし、SIMカードの購入や換金、ショッピングなどをしました。

その後、医療プログラムの人たちは、チトワンという場所に5時間バスに乗って移動し、ここから本格的な活動が開始しました。

ネパールの医療現場での日々

チトワンではグループに分けられ、そのグループで4日間、4種類の病院を回り、見学しました。

プロジェクトアブロード側がランダムにグループを決めてくださったおかげで、違う国の方と仲良くなれたり、より多くの人と話せたりすることができました。

主にカルテを読んだり、看護師の方に質問をしたり、患者さんについての説明をしてもらったりしました。

ただし、忙しくないタイミングを狙いながら積極的に自分から話しかけていかないといけないので、もし参加しようと思ってる人は、ぜひそこを頑張ってほしいです。

私は、CMCという大きい病院の中をもっと回りたかったので、コーディネーターの方に午後に連れてってもらい、小腸の手術と脳の手術を見学することができました。

午後は毎日何かしらのアクティビティが予定されていて、医学講義を受けたり、ダンスをしたり、血圧の測り方等を教わったりしました。

個人的には、本格的な器具を使って縫合を教わったのが一番印象的でした。

土日は少し離れた国立公園にお出かけに行き、2週目は解剖された臓器や実際の死体を見たり、幼稚園や学校で歯磨きの仕方を教えたり、簡単な診療もしたりしました。

その後は、子供たちと踊りました。

可愛いくて、別れが悲しかったです。

2週間のネパール生活

現地のご飯は、個人的に全部おいしかったです。

チトワンの部屋では、シャワーから冷水しか出なかったものの、クーラーと扇風機があってとても快適な部屋でした。

飲み水に関しては、自由にロビーの冷蔵庫から取る方式だったので、困ることはありませんでした。

洗濯は、下着以外の洗いにくいズボンやTシャツをホテル側に頼んでいました。

自由時間には、友達の部屋に遊びに行ったり、コーディネーターと友達と近くのケーキ屋さんに行ったりしました。

また、人狼ゲームをしたり、他国のカードゲームもしました。

カトマンズでは、屋上で写真を撮ったり、お菓子やカップ麺パーティーをしたのがとても楽しかったです。

今回の旅の反省点

今回の旅では、英語の大事さを感じました。

私は少し海外に住んでいたので、コミュニケーションにおいては不便を感じず他国の方と仲良くなれたのですが、英語が分からないと大変だと思います。

なので、行く前にきちんと英語を勉強することが本当に大切です。

また、私が最終日に体調を崩して熱が出た時には、プロジェクトアブロード側が体温計や薬を用意しださったので助かりました。

めったに体調を崩さないので、解熱剤を少ししか持っていかなかったことを後悔しました。

薬は多めに持っていくと良いです。

このプログラムで得た目標・仲間・成長

私はこのプログラムを通して、将来の夢を実現させたいという気持ちがより強くなりました。

高校生の今はできることが少なかったので、絶対に立派な医者になって貢献したいと思いました。

子供などに診療を行い、技術や知識はもちろん、患者さんとのコミュニケーションや寄り添い方の大切さに気付きました。

また積極的であることの大切さや、自分で考えて行動する大切さなど、本当にここでは書ききれないくらいの多くのことを学びました。

同じような価値観や夢を持った人達と会い、交流できたことがとても楽しかったですし、今もインスタグラムでつながっています。

2週間しか一緒に過ごしていないとは思えないほど仲良くなり、帰る日は涙の別れでした。

仲間と過ごした時間は、最高で一生忘れない宝物です。

目標を達成するために、まずは目の前にある勉強を頑張っていきたいと思います。

参加をする方は、ぜひ渡航前に英語をたくさん勉強してほしいです!

一生忘れない体験になります!

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この体験談は、主観に基づいて綴られています。

その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。

ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。