長年の夢が叶った瞬間

プロジェクトアブロードは、夏休みに短期で出来る海外のボランティアを探して見つけました。

私は現在大学で社会学を学んでいて、将来は外務省を志望しており、いつか発展途上国に行ってボランティアをして、現地での生活を体験してみたいという思いがあったのですが、他の団体では最低1年以上滞在しなくてはいけなかったり、経験や特別なスキルが必要だったり、安全上の理由などでグループ幹部以外の同行を拒否されたりしていたので、それらの条件を満たしていなくても参加出来るこのプログラムを知った時は、ようやく長年の夢が実現出来ると思い、嬉しかったです。

私のようにボランティアをしてみたいけどまだ自信がなかったり、仕事や学校の関係で長期間のコミットメントが難しい方には、プロジェクトアブロードはとても合ってると思います。

現地スタッフのサポートも万全ですし、いつでも活動出来る体制が整っているので、いきなり現地に行っても何もできないで帰ってくることになるんじゃないか、とか、海外渡航の経験が少ないから現地の人とコミュニケーションをとるのは難しいんじゃないか、と心配されてる方も、安心して参加出来るのではないでしょうか。

超短期1週間の教育ボランティア

私の場合、元々海外大学正規留学をしていたので、英語教育に不安はありませんでした。

また現在大学で日本語教師をしているので、外国人に日本語を教えるという経験も活かせて、楽しみながら先生のお仕事が出来るだろうと思い、教育のプログラムにしました。

他の活動先は分からないのですが、フィリピンの場合、チャイルドケアと教育の子供達がいる施設は併設されており、途中で変えることも出来るので、まだ自分の英語レベルが分からない、とか、幼い子供とあまり接点がないから対応できるか不安、という方にはおすすめ出来ると思います。

私は一週間という超短期の滞在でしたが、現地スタッフの方達のサポートもあり、滞在期間中に様々な活動をすることが出来ました。

ジェンダー教育を通して

中でも私が印象に残っているのは、私の専攻分野でもあるジェンダーについての授業をしたことです。

性教育や権利といったセンシティブな内容にも触れたということもあり、あまり自分の考えを押し付けるのではなく、ディスカッション形式で進めたのですが、カトリックの信仰が根強く残るフィリピンの人達の考え方や少し保守的な価値観も知ることが出来、とても有意義な授業になったと思います。

私が一番に強調したかったのは、ジェンダーや他の社会的な制約にとらわれずに将来の選択をして欲しいということだったのですが、生徒のみんながとても真剣に私の話を聞いてくれて、考えてくれました。

もし私の授業が彼らの人生の選択肢や視野を広げるきっかけにとしたら、それは本当に凄いことだなあと思います。

紙や印刷などの物資が不足しているにも拘らず、学校からとても立派な感謝状を頂いた時には感動しました。

教育は確かに語学を教えるのがメインなのですが、もし自分の専門分野や、こんなことをやってみたいというリクエストがあれば、要望を伝えてみると、現地の学校の先生も柔軟に対応してくださるので、確証は出来ませんが、ある程度のアレンジは出来ると思います。

日本での物質的に豊かで便利な生活に慣れている私達にとって、やはり発展途上国の生活は不便なことが多いかと思われます。特に水回りは敏感な人には慣れるまで時間がかかるかもしれません。

フィリピンの温かさに触れて

私はイギリスでのホームステイ経験もあるのですが、食事に関してはアジアの国の方が口に合うと感じました。

フィリピン人の方々の性格として、とても親切でホスピタリティ精神旺盛なので、私のホストマザーは滞在中、お腹は空いているかとか、暑いとか寒いとか本当にいつも気にかけてくれて、快適に過ごすことが出来ました。

ある日何気無く海に行ってみたいという話をしていたら、ホストマザーが「じゃあ今から行こう!」と彼女のお気に入りのビーチに連れて行ってくれて、近くの公園で一緒にディナーを食べたのも良い思い出です。

休日のアクティビティとしては、私はカワサン滝に行きました。公共交通機関が無いので、時間はかかってしまうのですが、人生初のキャニオニング体験して、日本で見たことのないような美しい自然の絶景を楽しむことが出来、その価値はあると思いました。

色々他にも滞在先はあると思うのですが、自然や海が好きな方には、セブ島はおすすめです。

覆った先入観と価値観

私はプログラムに参加する前と後で、フィリピンや発展途上国、そしてボランティア活動に対する印象が完全と言って良い程変わりました。

プロジェクトアブロードの貢献もあり、正直私が日本で受けていたより教育水準はとても高く、バラエティ豊かだと感じました。

特別なスキルも無く、そんな短期間で何が出来るんだと思われる方もいらっしゃるかと思いますが、少しずつ、でも確実に現地の教育現場は変わりつつあると思います。

生徒たちは、とても素直で利発な子供が多く、アテ(お姉さん)と慕ってきてくれます。

好奇心旺盛で質問ぜめにあうので、戸惑われる方もいらっしゃるかもしれませんが、朝私が登校する時にみんなが外で私を待っていたり、手紙をくれたりする姿を見て、こんな私でも誰かの役に立てるんだなと感じることが出来ました。

確かに物質的な不足は否めないのですが、彼らの教育への熱意や成長するパワーにはこちらが驚かされることが多く、人間性の豊かさから学ぶことは多くあるのではないでしょうか。

確かに日本は経済的に発展していて、私は何不自由無く育つことが出来ましたが、ボランティア先の人々にも「助けてあげる」という姿勢では無く、リスペクトを持って対等に接することが大切だと学びました。

外交官という夢に向かって

前述の通り、私は外交官を目指しており、日本人として発展途上国にどう貢献出来るか考える良いきっかけになりました。

現在、日本は外交政策の一環として日本語教育に力を入れており、現地で日本語を教えるという経験は将来進路にも直結していると思います。

直近では、ボランティア活動の経験から感じたことや、現地の人とのコミュニケーションから学んだことも、大学の勉強に生かすことが出来ています。

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フィリピンで教育 松井亜里香

この体験談は、主観に基づいて綴られています。

その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。

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