2017年8月6日〜8月19日の2週間、フィリピンの公衆衛生ボランティアに参加させて頂きました。

理学療法士になりたいという夢への一歩として、また、高校生のうちに異国でボランティアを行えば、という母の言葉で、参加を決めました。

活動内容は主に、血糖値・血圧・身長・体重・ウエスト・BMI値の測定などを行い、通院を勧めたり、食生活の改善を図ることでした。フィリピンでは野菜が高価でほとんどの人が少ししか野菜を食べられず、安価なジャンクフード等を食事としているため、高血圧、高血糖、肥満の人が多く、測定を行った7割以上の方に病院での診察を勧めました。

しかし、実際問題病院に行きたくても診察が高価なために通院が出来ない、などの発展途上国であるフィリピンの貧困問題にも改めて気づかされました。私達は少しでも健康になってもらいたいと考え、安くて手軽に作れるヘルシーな料理のデモンストレーションなどを行いました。

また、理学療法士になりたいとスタッフさんに伝えてあったため、理学療法の体験もさせていただけました。

現地の方々は本当に親切で、生活に不自由することはあまりありませんでした。シャワーが水なことや野菜が高価で食事に出てこないことは行く前から知っていましたが、すこし辛かったです。

中学1年生のホストシスターと街に行き、彼女の同級生と話をしたり、夕食を食べることで、現地の生活を体験でき、また楽しませてもらって本当に感謝しています。「夜の9時から小学生の学芸会の練習が公園であるよ」と言われて見に行ったり、日本では考えられない多くのことを経験をしました。ボランティアをあたたかく迎えてくれる街、ボゴシティに行けて本当に良かったと思います。

また課外活動のようなものにはなりますが、ご縁がありホストシスターの学校のバレエ教室でバレエを教えさせていただくことができました。現地のスタッフさんに子供達にバレエを教えたい、と伝えたところすぐに先生に連絡を取って、忙しいにもかかわらず、快く承諾してくださいました。

一番心配していた言語についてですが、私は全く苦労しませんでした。アメリカから来た子に自分から話しかけ、わからないことは全て聞き、、、そのときは面倒くさい人だったかもしれませんが、間違いを恐れずに話すことですぐに仲良くなることができました。

他国のボランティア達は私達日本人がネイティヴスピーカーでないことを知っています。間違いを恐れることはありません。喋らないことの方が彼らに不快な印象を与え、自分を孤立に追い込むのだと思います。

最後までしっかりサポートしてくださったアドバイザーの方、いつも親身になって活動を支えてくれた現地スタッフ達には感謝してもしきれません。

Salamat.本当にありがとうございました。

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フィリピンで公衆衛生 太田裕菜

この体験談は、主観に基づいて綴られています。

その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。

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