トビタテ留学生として

私がプロジェクトアブロードを知ったきっかけは、トビタテ!留学JAPAN 2期生国際ボランティア部門に応募する際に学校の先生からパンフレットをもらい知りました。

パンフレットをみて、様々な国や地域、様々な分野で活動をしていてとてもいい経験ができ、そして将来の夢に繋がると思ったからです。

夢に似た経験を

私が公衆衛生プログラムを選んだ理由は、私の将来の夢が看護師になり国境なき医師団に携わることだったからです。

この高校生スペシャル公衆衛生プログラムでは、高校生である私たちでも国境なき医師団と似たような活動ができ、自国以外の医療について学ぶことができます。

また、英語に自信がなかったり、医療について特別な知識がなくても参加できて、たくさんのことを学ぶことができます。

公衆衛生活動

現地での主な活動は、さまざまな地域へ出向き、そこに住んでいる方々に健康診断を行うことです。

主に郊外の村や貧しい人々が暮らしている地域、医療機関が近くにない地域です。

プログラムが始まる前のオリエンテーションで、血圧と血糖値の測定の仕方を教わります。

活動先では、実際の医療器具を使い行います。

現地で出会った人々は生まれてすぐの赤ちゃんや高齢の方までさまざまな方と接し、診療をしました。

日本と違う環境で暮らす人々でも、日本でもよくある高血圧や糖尿病の人がたくさんいます。

しかし、治療は日本と全く違って私たちが行う健康診断に基づいて約4日分の薬を渡し、その薬を終わるまで飲み続けるだけです。

同じ病気にかかっているのに治療法が違い、治療期間が短いので病気が治らないということを聞きました。

このようなことは、日本にいるだけでは学べないことの一つだと思います。

クメール文化体験

クメール文化体験プログラムでは、Kompong Chamへ行き様々な文化を体験しました。

レンタルサイクルで島内を探検しました。

伝統的な食べ物であるOrn Sormを作っているところを近くで見ることができたり、木になっているグレープフルーツを食べたり、とても楽しくて貴重な体験ができました。

島へ渡るときは、ボートに乗ってメコン川を渡ります。

ボートにはトュクトュクや馬車バイクや自転車が乗り込み、出発します。

ボートに二回乗りましたが、川に落ちないか本当にひやひやしました。

ボートの中で現地の方に話しかけられたり、馬と写真を撮ったりと、日本ではできない体験をできました。

私は1週間のみの参加で、あまり遠くへ行くことができませんでした。

なので、また参加する機会があれば4週間参加し、クメール文化についてもっともっと知りたいと思いました。

カンボジア生活

カンボジアの生活で気を付けなければならないのは、水道水を飲んではいけないことです。

日本とは違い、衛生面ではまだまだです。

常にミネラルウォーターを持ち歩き、レストランやカフェで出されている水も、お店のほうにしっかりと確認して飲むように気を付けました。

午後になると、毎日スコールがきます。

激しく強い雨が短時間降り、湿度が上がりとても蒸し暑くなります。

初めてスコールを経験したときは、本当にびっくりしました。

カンボジアの人は、陽気で明るい人が多いです。

街を歩いていても声をかけてくれます。

しかし、治安はそこまで良くありません。

なので、スリや窃盗には気を付けたほうがいいです。

財布やパスポートは、肌身離さず持っているべきです。

カンボジアで学んだ自分のこと

プログラムを通じて学んだことは、日本での当たり前が当たり前でないこと。

毎日快適な空間で過ごせて、安全で美味しいごはんが食べられることが、どれだけ恵まれているかを改めて実感しました。

そして、言葉が通じなくても分かり合えることがたくさんあること。

自分の英語力に自信がない中、カンボジアに行って不安なこと心配なことがたくさんあったけど、多国籍の友達がたくさんできて、英語でコミュニケーションをとることの楽しさ、自分と違う文化の中で生きている人々と関わることの楽しさを学びました。

今後への意気込み

私は、このプログラムで学んだことを活かした職業に就きたいなと思います。

医療従事者になり、カンボジアの人々を助けるのはもちろんですが英語をもっと勉強して観光業に関わりカンボジアの素敵なところ、素晴らしいところを世界に発信していきたいと思いました。

画面越しだけじゃ伝わらないことがたくさんあります。

現地へ行き、見て、肌で感じたくさんのことを吸収しそれを伝えることが大切です。

私がカンボジアへ行って経験したこと、そして一緒に過ごした仲間は一生の思い出です。

このプログラムを選んで、みんなと出会えて本当によかったです。

今後また機会があれば参加したいと思います。

本当にありがとうございました。

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 カンボジアで公衆衛生とクメール文化体験 星野萌花

この体験談は、主観に基づいて綴られています。

その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。

ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。