ベトナムの国旗

ベトナムでチャイルドケア&地域奉仕活動 飯綱萌

ベトナムでチャイルドケア&地域奉仕活動 飯綱萌

国際協力への興味を形に

⼩さい頃、電⾞でアフリカなどの国でボランティアをする団体の広告を⾒ました。

その時に、私は海外で⼈助けをする⼈たちに憧れました。

去年、⾼1の時に学校の有志で⾏くタイのボランティア研修に参加しました。今年も⾏こうと思っていましたが、⾃分の進路を考えるともっとボランティアらしいことをして直接関わりたいなと思いました。

⾼校⽣で海外でボランティアができる団体はあまりないと聞いてたので、プロジェクトアブロードの⾼校⽣スペシャルを発⾒したとき、これだ!と思いました。

なぜベトナムを選んだかというと、アジアの発展途上国を⾃分の⽬で⾒て、現実を知ったからです。

⾃分たちが⽣活している⽇本は、アジアの国に頼っています。その中でも、特にベトナムはユニクロなどの低価格で売られている服を作ってる⼯場が沢⼭あり、そこで働いている⼈が沢⼭います。

海外にある⽇本の企業の⼯場は賃⾦が安いとテレビで⾔っていたので、そこで働いている⼈はどんな⽣活をしているのか気になりました。だから、私はベトナムを選びました。

私は本当に英語ができません。それに、慣れてない⼈と喋ると緊張して上⼿く⾔いたいことを伝えられません。

そんな中、私は現地に着くまで、最初の印象さえ悪くせんかったらなんとかなるやろとずっと思ってました。なので、まず⽇本を紹介できるものを準備しました。

⽇本⼈がいるとは思っていなかったので、⽇本のお菓⼦を⼤量に買い込みました。JAPANノートといって、⽇本のことについて書いたノートも作りました。JAPAN ノートは取りかかったのが出発の10⽇前だったので、とてもしんどかったです。直前まで書いてました。

予防接種も打ちました。最初は全く打つつもりがなかったけど、直前の⾼校⽣スペシャルのオリエンテーションの時に⾃分以外はみんな打ってて、やっぱ打っといた⽅がいんかなと思って打てる注射を全て打っていきました。

打っても病気にかかる⼈はかかると⾔われたけど、打つと安⼼します。不安な⼈絶対に打つべきだと思います。

活動を通して学んだ子供たちの様子

私たちは主に幼稚園で活動しました。

午前は、数字の書き⽅を教えたり⻭磨きの指導をしました。午後は、⼦供達と粘⼟で遊んだり、お絵かきをしました。

他にも、園児たちが待ちにまったお昼ご飯とおやつの時間のお⼿伝いもしました。

1番印象に残っていることは、幼稚園児が着ている服です。

その幼稚園は普段は服の指定はなく、⾏事のときだけ園児服を着ていました。普段はみんな私服を着ているのですが、⼦供達の私服が⽇本とは違いました。

1番⼤変だったことは、⻭磨きの指導です。

詳しいことはよく分からなかったなですが、ベトナムの⼦供達はあまり⻭を磨かないのかなと思いました。私たちが⻭ブラシを渡しても⼦供たちは何なのかよく理解してなくて、隣の⼦の肌をゴシゴシとこすっていました。

私は⼦供達が話すベトナム語が全くできなかったので、⾝振り⼿振りで⻭磨きを教えました。でも、私が⼝を⼤きく開けて⾒本を⾒せましたが、誰も⼝を開けてくれません。

そこで、私が⻭ブラシを持ってみんなの⻭を磨くことにしました。すると、みんな⾍⻭が沢⼭ありました。

この⼦たちが⼤⼈になったとき、⻭はあるのかなあと⼼配になりました。だから、⻭磨きの⽅法を必死で説明しました。

実際にちゃんと理解してくれた⼦は数⼈しかいませんでした。あのとき、どういう⾵にしていたらよかったのか、今もずっと考えています。

活動の最終⽇にはFUN DAYといって、私たちが⼦供達の顔にフェイスペイントをしたり、⼦供たちとシャボン⽟をしたりして素敵な時間を過ごしました。

ベトナム滞在記

活動先から30分ほどのホテルに泊まりました。

ホテル⾃体はあまり綺麗ではなかったんですが(特に⽔回り)、ホテルのスタッフの⽅が本当にいい⼈でした。

アドバイザーの⽅も親⾝になって話を聞いてくれました。

ベトナムのご飯は美味しかったです。⽇本のカップ麺は持って⾏くべきです。

悩みを乗り越えて、前進できた

私は本当にコミュニケーション能⼒がありません。⾏く前、どうしようかとずっと悩んでま した。

実際に⾏くと本当に困りました。私はずっと⽇本⼈の後ろで相槌を打つことしかできませんでした。周りが喋れているのがほんとに⾟くて、⽇本に帰りたくて仕⽅がなかったです。

ベトナムに着いてから5⽇⽬の時に私は限界が来て、幼稚園の活動から帰ってきたあとホテルで号泣しました。ルームメイトの⼦にどうしたら喋れるのか相談しました。すると、恥を捨てていっぱい話しかけたらいいよと⾔われて、私は⽇本の⾃分とは違う⾃分になろうと思いました。

その⽇の晩御飯から、少しずつ喋りかけてみました。英語が壊滅的にできないので簡単な挨拶と単語で喋りかけました。

そうしているうちに相⼿も話してくれるようになって、普段の活動もより意味のあるものになりました。

⽇本に帰ってからも少し⾃信がつき、⼈と喋ることの⼤切さを⼼から知りました。

途上国で教育に携わりたい

⾏ってよかったです。本当にその⾔葉しかありません。⽇本に帰ってからもこの経験を無駄にせず、ベトナムのことについてもっと深く学ぶつもりです。

私の将来の夢は、途上国の教育が⾏き届いてない地域で教育をすることです。

そのために、私は⼤学を卒業したら国際協⼒機構の派遣プログラムに参加したいと思っています。

参加するには教育の現場での経験が必要です。だから、私の今の⽬標は国際系の⼤学に⾏って教員免許をとることです。

これから参加する高校生へ

⾏ける環境だけど⾏くか迷ってる⼈は絶対に⾏くべきです。

私は⽇本に帰ってから、いろいろもっとああしとけばよかったなあとかはありますが、後悔は本当にしてません。

⼈⽣で1番濃い時間になると思います。

プログラム詳細へ

体験談一覧へ

この体験談は、主観に基づいて綴られています。

その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。

ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。