留学の決め手

私がボランティアに参加しようと思ったきっかけは学校での調べ学習でした。

もともと夏に留学をする予定でしたが、SDGsに関する調べ学習の際に教育を受けられていない子供の数に衝撃を受け、教育に関するボランティア留学をしようと思いました。

カンボジアに決めた理由は日本から比較的近く高校生でも行きやすいことと、小学校で行われていた寄付活動でずっとカンボジアの女の子に寄付をしていたためカンボジアに興味があったからです。

他にもいくつかの留学プログラムを探しましたが、スタッフの方がずっと付き添ってくれて高校生でも安心してボランティア活動が出来ることがプロジェクトアブロードに決めた理由です。

毎日が冒険

私がカンボジアで過ごした3週間は毎日が冒険でとても楽しかったです。

平日は毎朝バスに乗ってメコン川を渡ってボランティア先の学校に向かいます。

バスを降りると子どもたちが集まってきてたくさん歓迎してくれます。

ボランティアは午前2時間と午後2時間で授業をするチームと修繕活動をするチームに分けて実施しました。

修繕活動では学校の壁をすべて塗り替える作業と花壇を作る作業をしました。

壁を塗るときにペンキがたくさん服について大変だったけど頑張った証みたいでちょっと嬉しかったです笑。

休み時間はたくさんの子供達が遊ぼう!と誘ってくれて子どもたちと鬼ごっこをしたり幼稚園児と遊具で遊んだりしました。

彼らのほとんどは英語が話せないのでコミュニケーションも大変でしたが単語やジェスチャーである程度はどうにかなります。

子どもたちの体力は本当に無限でこっちが疲れていてもお構いなしですが、とても可愛くて楽しかったです。

授業のボランティアではマシュマロタワーや外遊び、日本語の授業をしました。

中でもマシュマロタワーはどの学年でも取り組みやすく、子どもたちも楽しんでくれて良かったです。

日本語の授業は6年生のクラスで実施したのですが、英語で書かれた彼らの名前を日本語で表してみたときにみんながたくさん喜んでくれたのが印象に残っています。

夜にみんなで明日の授業を考えたり見本を作ったりしたのもとても楽しかったです。

お昼ごはんは学校の近くの食堂に行くのですが、1時間半ほど休憩時間があるのでご飯を食べてからみんなで話したり外国から来たメンバーに折り紙の折り方を教えたりしました。

夜ご飯はバスでいろいろなごはん屋さんに行きました。

夜はバスの中で音楽を流してバスの照明をミラーボールにしてすごく盛り上がりました。

プノンペンにはたくさんのごはん屋さんがあって、クメール料理はもちろん丸亀製麺まで食べました。

ご飯を食べたあとにイオンモールや遊園地に行ったりみんなでパーティーをしたりしてたくさん遊んだのがすごく楽しくて良かったです。

週末も続く冒険

週末旅行は2回あって、シェムリアップとカンポットに行きました。

シェムリアップではアンコールワットなどの遺跡やナイトマーケットに行きました。

シェムリアップでの道中でタランチュラを手の上に乗せたりタランチュラを食べたりしたのが本当に良い経験でした。

日本にいたら絶対できないなと思っていて行く前からタランチュラを食べてみたかったので嬉しかったです笑。

カンポットは3週間のメンバーだけで人数が少なかったですが、胡椒農場や山に登って川に入ったりしました。

山登りめっちゃきつかったです笑

日本でできない経験ができたこと

日本にいたらコオロギもカエルもタランチュラもなんかよくわからん虫も食べないと思います。

カンボジアでは食料として虫を食べるそうでクッキングクラスのときに虫を出してくれました。

とりあえず全種類食べてみましたが、美味しかったものも全然美味しくなかったものも含めて食べられて良かったなと思っています。

この留学の目標を日本じゃ経験できないことをする、としていたので虫を食べたことも悪臭のゴミ山を見たこともカンボジアでの経験全部が良いものにできました。

私達は2週間組が帰る前の日にみんなで広い部屋に集まってそれぞれのボランティアTシャツに寄せ書きを書きました。

3週間が終わる日の最後のボランティアのときには学校の子供達にもたくさん書いてもらいました。

このボランティアTシャツはカンボジアの思い出が詰まっていてとても大切な思い出です。

これから参加する高校生へ

留学をするうえで私が一番大事だと思っていることは怖がらないことです。

怖がって今しかできないことにチャレンジできないでいるのはきっともったいないです。

カンボジアでは熱も出しましたが、何事にも怖がらずにチャレンジできたと思っています。

やりたいと思ったことに積極的に挑戦してみてください。

プログラム詳細へ

体験談一覧へ

カンボジアでチャイルドケア&地域奉仕活動 粟田花奏

この体験談は、主観に基づいて綴られています。

その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。

ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。