きっかけは、先輩

参加のきっかけは、先輩が去年の夏休みにカンボジアで似たようなボランティアをしていて、興味が出たため。

また、その旨を担任の先生に伝えたら、勧められたため。

渡航前は、去年の留学の経験から、英語にはあまり不安はなかった。

でも、現地の子どもたちと言葉が通じない中で、どのようにコミュニケーションを取ればいいのかわからず、不安だった。

カンボジアの教育現場で

午前中は、子どもたちに折り紙、算数、英語、地理などを英語で教え(なるべく基礎力がない子も参加できるように努力した)、休み時間は、子どもたちと鬼ごっこなどをして遊んだ。

午後は、小学校の壁にペンキをぬったり、コンクリートで平らな地面を作ったり、窓の砂ぼこりを払ってペンキを塗った。

印象的だったのは、子どもたちが私を取り合いにしたり、色々お手紙などを個別にくれたり、お花をつんで髪を可愛くしてくれたりするほど、このプロジェクトの人達を気に入ってくれてたこと。

言葉が通じなくても、コミュニケーションは成立するのだと感動した。

また、子どもたちが思ったより英語が話せることに驚いた。

「What's your name?」ではなく、「My name is?」と聞かれるなど、少し違うところもあったが、皆必要最低限のコミュニケーションは取れるレベルだった。

それ対し、算数はできる子とできない子でとても差があった。

できる子はかけ算ができ、できない子は2ケタの足し算もできていなかった。

これでは、小学校に通っている意味があまりないと思う。

カンボジアの教育環境の悪さが、身にしみてわかった。

だからといって、うまく教えてあげられなかったのも、自分には何もできないのだと思い知らされたようで悔しかった。

日本の教育でできていることがカンボジアで実現できるようにどうすればいいのかを、目で見たこと、耳で聞いたことを元に、深く考えるきっかけになった。

カンボジア生活

生活面では、ホテルは窓がなく、最初は湿気がすごいと思っていたが、クーラーがあるため、すぐに気にならなくなった。

食事は、朝はホテルで、昼は基本小学校の近くのレストラン、夜はホテルかレストランだった。

最初、レストランで虫が出てきたときはびっくりしたが、面白かった。

1週間だけの滞在で、1週間分の服を持ってきたので、洗濯はしなかった。

ルームメイトは日本人で、生活は楽だった。

逆に大変だったのは、元々日本でもお腹を下しやすく、最後の3日間ずっとお腹が痛かったこと。

あと、ナイトマーケットは怖かったこと。

カンボジアを知って、自分を知った経験

今こうやって笑顔で私達を迎えてくれているカンボジアにも、大変な過去があったことを学んだ。

これまでは、あまりそういったことから目を背けて怖がっているだけだったが、色んなことを知りたい、そして伝えていきたいと思えるようになった。

今後は、カンボジアの過去を伝承していきたい。

カンボジアやその他発展途上国のために何かできることを、日本でもしていこうと思う。

そして、今の自分にできなかったことを、将来実現したい。

これから参加する高校生へ

身体にきをつけて、思いっきり楽しんで下さい。

日本にいるだけでは、カンボジアで何が本当に足りないのかがわからないと思います。

現地に来ることで、自分のするべきことが明確になります。

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カンボジアでチャイルドケア&地域奉仕活動 H.U.

この体験談は、主観に基づいて綴られています。

その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。

ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。