はじめに
ペルーで教育の海外ボランティア参加者を募集しています。支援が求められているのは、発展途上国ペルーの小学校、中学校・高校での英語教育です。派遣先は、貧困層の子供たちが通う小学校や中学校・高校。ボランティア先生として、実践的な英語の授業を支え、スペイン語を母国語とする子供たちの英語力向上に貢献していきます。
南米ペルーは、その豊かな文化と深い歴史が世界を魅了する観光立国。観光産業では外国人観光客を相手にするため、英語の需要が増えています。観光産業をはじめ、英語力はより良い就職への鍵となり、貧困脱出の追い風となります。教育ボランティアとしてのあなたの役割は、熱心に学ぶペルーの子供たちの発音や実践的な英会話力の向上を助け、英語を話すことへの自信を育てることです。
南米ペルーでは、地元の英語教師らの養成への支援も求められています。派遣先の学校では、教師陣の英語力にばらつきがあり、多くが初級レベルということもめずらしくありません。プロジェクトアブロードは、ペルー政府と協働のもと、学校の長期休暇中に短期集中型の英語教師養成プログラムを運営し、毎年何百人ものペルー人英語教師の英語力向上に取り組んでいます。この英語教師養成プログラムでは、より多くの英語教師の参加を受け入れ、より良い英語教育を提供するため、多くのボランティアのみなさんからの支援を必要としています。
ペルーで教育ボランティア期間中は、活動拠点クスコに暮らすホストファミリーの家でホームステイを体験！これは、ペルー流南米文化を体験し、異文化交流をする貴重な機会。スペイン語を母国語とするホストファミリーとの共同生活を通して、スペイン語にもたくさん触れよう！
ボランティア活動がお休みとなる週末は、現地で出会った多国籍な外国人ボランティアと共に、思うがままにペルーを冒険するチャンス。南米ペルーであなただけの新しい発見をしに出かけよう！
ペルーで行われている教育の海外ボランティアの参加条件
ペルーでの教育の海外ボランティア参加にあたって、特に知識や経験は問われません。参加対象は、国籍も、年齢も、文化も異なる世界中の学生や社会人のみなさんです。特に、子供が好き、教えることが得意、南米の発展途上国の教育現場の実情を見てみたい、ペルーで国際協力に携わりたい、将来は教育に関する職業に就きたい！というみなさんにおすすめです。
すでに資格を持つ現役の教師であれば、ペルーという支援が求められている海外を舞台にあなたのスキルと経験を発揮する貴重なチャンス。
ただし、スペイン語を母国語とするペルー人の子供たちを相手に英語を教えることから、スペイン語をある程度話せることが理想的です。小学校で教える場合は基礎スペイン語力が必須となり、中学校・高校および教師養成プログラムでは英語で英語を教えることが可能なため、スペイン語力は特に問われません。
また、事前にきちんと英語の準備をしてから活動に臨む姿勢が求められます。ペルーの公用語であるスペイン語が堪能でない限り、現地到着後のコミュニケーションは世界で最も広く使用されている英語で行われるため、最低限の英語力は不可欠です。しっかりとした英語での意志表示や、分からないことはきちんと英語で質問できる英語力がないと、現地に行ってから自分自身が苦労することになります。そしてペルーの子供たちへの英語教育に携わる意味でも、やはり基本的な英語力は必要になってきます。だからこそ、英語の練習を含む渡航前準備にどれだけ真剣に取り組んできたかが、現地での経験値を左右すると言っても過言ではないでしょう。すべては、あなた次第です！
南米への渡航や海外ボランティアへの参加が初めてでも大丈夫！現地では、本気のあなたを24時間体制でサポートする環境が整っています。現地到着後にアドバイスが必要であれば、プロジェクトアブロードのペルーオフィスのスタッフがあなたのご相談に乗ります。また、プロジェクトアブロード独自のデータベースへのアクセスができるようになり、授業や教材づくりのヒントを得ることができるのも魅力です。
プロジェクトアブロードのペルーオフィスでは、定期的に教育ワークショップを行っています。ぜひ積極的に参加し、活動における情報交換やアドバイスをもらったり、世界中から参加しているインターナショナルな外国人ボランティアと交流したりする機会にお役立てください。
ペルーでの教育を通した国際ボランティア活動は1年を通して継続的に行われているため、自由に開始日を設定できる上、短期2週間以上から参加することが可能です。
ただし、長期に渡って参加すればするほど現地生活に馴染み、ペルーの生徒それぞれの進歩を見届けることができます。結果、長期参加のボランティアのみなさんの方がより充実した経験を得られる傾向にあることから、できれば4週間以上の参加が理想的と言えるでしょう。
学校が休暇を迎える12月～3月および7月～8月は、教育ボランティア活動もお休みとなります。1月～2月頃にかけては教師人に英語を教える英語教師養成プログラムで活躍してくれるボランティアを募集しています。
ペルーで行われている教育の海外ボランティアの活動内容
ペルーで行われている教育の海外ボランティアでは、主に以下のような活動に取り組んでいます：
- 実践的な英語教育
- 授業の準備と教材作り
- 教師養成プログラム
- 教育ワークショップを通した学習
実践的な英語教育
教育ボランティアとしてのあなたの役割は、派遣先となる小学校または中学校・高校で、アシスタント教師として英語の授業をサポートすること。特に、児童生徒たちの実践的なスピーキングと発音の強化に貢献していきます。
できるだけ子供一人ひとりに目を配ることを心がけ、学習におくれをとっている生徒がいれば一対一または少人数制で補助していきましょう。
あなたの英語力やスキル、経験、自信によっては、授業を担当することも可能です。
授業の準備と教材作り
ペルー国内の英語教育は、ペルー政府が作成する英語のカリキュラムに沿って行われています。しかし、貧困地域の学校では教師陣の英語力のばらつきが指摘され、生徒たちへの英語教育が効果的に実施されていないケースもめずらしくありません。
そこで、教育ボランティアはフラッシュカードやポスターをはじめとした教材作りと次の日の授業の準備に取り組み、現地の先生たちをサポートしていきます。
一方通行の教育ではなく、生徒たちが夢中になって取り組み、学習意欲を引き出すような参加型のアクティビティを考案していきましょう。歌、ダンス、ゲームなど、現地の先生たちは海外からやって来るボランティアのみなさんならではの新しいアイデアを期待しています。
プロジェクトアブロードのペルーオフィスでは、教材作りに必要な文房具を取り揃えています。
教師養成プログラム
ペルーの教育省と提携のもと、プロジェクトアブロードは学校が休暇に入る毎年1月～2月頃にかけて、教師養成プログラムを運営しています。この教師養成プログラムは、期間限定で集中的にペルー人英語教師の英語力向上と授業の進め方の指導に取り組むものです。
担当教官の指導のもと、レベル別に分かれグループごとに教えますが、実際のところ、参加するほとんどの教師は基礎的な英語力しか持っていないこともめずらしくありません。根気が必要とされますが、やりがいが非常に大きい活動です。
地元の英語教師らから非常に好評なこの教師養成プログラム。参加人数は年を追うごとに増加しており、現在では一度に数百名のペルー人の英語教師が参加しています。したがって、より良い教師養成プログラム実現に向けて、多くの教育ボランティアのみなさんからの支援が求められています。
教育ワークショップを通した学習
プロジェクトアブロードのペルーオフィスでは、毎週教育ワークショップを行っています。ここでは、教育ボランティアが一同に集結し、教育方法の向上を目的とした意見交換や交流が行われています。ぜひ積極的に参加して、アドバイスをもらう機会にお役立てください。
それとは別に毎月行われる教育ワークショップでは、地元の教師に授業の進め方をアドバイスしたり、英語教育に関する新しいアイデアを共有したりしています。
ペルーにおける教育の海外ボランティアの活動拠点
クスコ
ペルーにおける教育の海外ボランティアの活動拠点は、クスコです。
アンデス山脈の標高3,400mにたたずむクスコは、その昔インカ帝国の首都として栄えた古都。クスコは市街自体が世界遺産に登録されており、ペルーを代表する都市の一つです。美しい建築と石畳が織りなす独特の町並みは、インカ帝国時代およびスペインによる植民地時代を今に色濃く伝えています。
クスコでの教育ボランティアの派遣先は、そんな華やかなイメージの背後に存在する貧困地域や田舎にある小学校、中学校・高校です。
これらの学校は、政府から十分な資金援助を得られていないため、教材、設備、教師陣に必要な投資を行うことができず、多くのボランティアのみなさんからの支援を必要としています。
ペルーの教育ボランティアとしての1日の流れ
南米ペルーでの教育ボランティアは現地の祝祭日を除く月曜日～金曜日、授業は午前8時～午後1時半頃まで行われます。
1日のはじまりは、ホームステイ先での朝食から！朝ご飯を済ませ、準備が整ったらいざ派遣先へ。活動初日はプロジェクトアブロードのペルーオフィスのスタッフが同行し、バスなどの公共交通の利用の仕方や派遣先までの通い方を丁寧にご案内します。派遣先によっては徒歩圏内となります。
1日の教育ボランティアの流れは、その日の授業のスケジュールによってさまざまです。現地の先生と積極的にコミュニケーションを図りながら、臨機応変に対応しましょう。
一通りの授業が終了したら、現地の教師らとの打ち合わせ、教材作り、テストや課題の採点、次の日の授業の準備などに努めます。派遣先によっては、1日の英語の授業終了後に、サッカーなどの課外活動に携わることが可能です。ぜひ積極的に参加し、あなたの特技やスキルを最大限に活かしてみてください。
1日のボランティア活動を終えた後は自由時間です。友達になった外国人ボランティアと共に地元のマーケットを散策したり、ホームステイ先に戻って夕飯の準備を手伝いながらホストファミリーとの異文化交流を深めたりと、あなた流に楽しむことができます。
ボランティア活動がお休みとなる週末は、ペルーを冒険する絶好の機会。現地で出会ったインターナショナルな外国人ボランティアと一緒に、世界遺産の天空都市マチュピチュをはじめとしたペルーが誇る歴史的・文化的名所を訪れ、あなただけの貴重な発見をしに出かけよう！
ペルーで行われている教育の海外ボランティアのねらいと影響
ペルーで行われている教育の海外ボランティアのねらいは、現地の教師らと児童生徒の英語力の向上に貢献すること。
南米ペルーは、南米を代表する観光立国であり、十分な英語力を身に付けていることで観光産業をはじめとしたより良い就職への鍵となります。ペルーで育つ子供たちへの英語教育強化の近道として、現地の英語教師の質の向上においても多くの支援が求められています。
派遣先は、クスコ周辺の貧困地域にある学校です。ここで学ぶ子供たちにより良い英語教育を届け、英語というスキルを武器に将来を切り開く学習の場を提供しています。
南米ペルーでの教育の海外ボランティアは、主に以下の項目に焦点をあてた活動に取り組んでいます：
- 英語教育
- 教授法の向上
- 教室内でのサポートの強化
あなたも、ペルーで英語教育の発展を支える教育ボランティアの一員へ。
Volunteering for professionals
This project is also perfect for qualified professionals. With your skills backing up our ongoing efforts, we can make an even bigger difference together. We'll match you to the placement where your skills are needed most.
This means you can share your training and and knowledge with others. You can work hand-in-hand with our partner organisations and local communities to support sustainable development.
If you have relevant skills or qualifications, read more about how you can make use of them with Projects Abroad.
マネジメントプラン
プロジェクトアブロードは独自のマネジメントプランを設け、活動に対する目標の明確化と目標達成の具体化を行っています。
マネジメントプランは、まさに私たちの活動の道しるべ。
よろしければ、マネジメントプランもあわせてご覧ください。
活動が世界に与える影響
プロジェクトアブロードは、毎年明確に定められた長期的な目標の達成に向けて取り組まれています。
その目標達成の鍵となるのが、参加者一人ひとりのみなさんの存在です。
グローバルインパクトリポートにまとめられた年間の活動の進歩と功績は、参加者全員の努力の結晶。
よろしければ、活動が世界に与える影響もあわせてご覧ください。
滞在先と食事
ペルーで活動中の滞在先は、クスコ周辺に暮らす現地人ホストファミリー宅です。
ホストファミリーとの共同生活は、現地文化を生活レベルで体験する貴重な機会！ぜひ積極的に話しかけ、異文化交流を図りましょう。滞在先では1日3食分の食事が提供されますので、ぜひ食からもペルー文化をお楽しみください。
その時の受入れ状況にもよりますが、なるべく他の参加者と同じ滞在先を手配し、より多くの出会いと交流を体験できるよう努めています。
発展途上国の滞在先は、先進国のモダンで便利な生活と比べると質素に感じるかもしれませんが、安全面や清潔面の基準は満たされています。
現地サポート
安全を第一優先とするプロジェクトアブロードは、すべての活動国で24時間体制の現地サポートを提供。
だから、海外への渡航が初めての方でも安心して参加できる魅力があります。
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