海外ボランティアをしに飛行機で海外へ飛び立つ

日本ではなく、なぜ海外でボランティアをするの?4つの理由

スタッフ | 2022年 5月 31日

日本でも支援を必要とする人がたくさんいるのに、なぜわざわざ海外でボランティアをする必要があるの?と、ふと思ったことはありませんか?

社会奉仕活動に貢献することは、国内・国外を問わずすばらしいことだと思います。

どちらが良いのかという問題ではないんですよね。

とはいえ、海外ボランティアは海外であるからこそ、日本でのボランティア活動とは異なる特徴があります。

そこで今回は、あえて海外でボランティア活動をする4つの理由をご紹介します!

海外でボランティア活動をする理由①:支援を受けられる環境の違い

日本ではなく、あえて海外でボランティア活動をする理由の1つ目は、圧倒的な支援環境の違いが挙げられます。

確かに、日本にもホームレスの方々や貧困家庭、身体的・精神的にサポートを必要としている人々はたくさんいます。

地震などの自然災害が多い日本では、被災地支援が必要となることもめずらしくありません。

ただし、国・地方自治体レベルでそれらを公的にサポートするための財力や社会福祉制度において、完璧とはいえないまでも、日本は発展途上国より遥かに優位にあります。

あなたのこれまでの人生の中で、今日を生き抜くために道端で物乞いをする日本の子供を何回見かけたことがありますか。

つまり、同じ支援を必要とする人がいた時、海外の発展途上国ではそれを支援してくれる環境が日本より整っていないため、事態はより深刻なのです。

海外でボランティア活動をする理由②:相手の本当のニーズを理解できる

日本ではなく、あえて海外でボランティア活動をする理由の2つ目は、発展途上国の本当の姿やニーズを理解できるからです。

例えば、カンボジアのチャイルドケア活動先に通う子供たちは、サイズ違いやくたびれた服を着ていることも多いですし、経済的に恵まれた家庭で育っているわけでもありません。

それを聞いて、明らかに不足している筆記用具や服、靴、スポーツ遊具などの物資を寄付してくれる方もいらっしゃいます。

確かに、モノやお金という物質的な支援は不可欠です。

しかし、実際に現場でボランティア活動を行うと、子供たち一人ひとりへのケアをできる人材そのものが必要なのだと考えさせられます。

子供たちはみんな元気いっぱいで、素直に海外から来たボランティアに抱きつかんばかりの勢いで駆け寄り、学習意欲も高いです。

子供が子供らしく元気いっぱいに遊び、学習し、成長できる環境づくりに貢献できる人材こそ求められているのだと気づけるのは、やはり現場に行ったから。

その気付きを得てからの支援は、本当の意味で実質的な支援につながると思いませんか?

相手の本当のニーズを理解し、支援する

海外でボランティア活動をする理由③:日本のすばらしさを再認識できる

日本ではなく、あえて海外でボランティア活動をする理由の3つ目は、日本のすばらしさを再発見し、自国への感謝の気持ちをもてるから。

普段日本で暮らしていると、生活に息苦しさを感じる、窮屈に思うなど、少なからず不満を感じることも多いのではないでしょうか。

GDPで見ると、日本は世界第3位の経済大国であり、モノで溢れています。

しかし幸福度ランキングでは、日本の順位は年々下がるばかり。

生活水準や環境が大きく異なる開発途上国に滞在し、他者貢献を行うと、息苦しかったはずの日本での生活の「有難さ」に気づくきっかけに。

日本の生活の利便性・安全性・信頼性の高さは、当たり前のことではないのです。

例えば、多くの発展途上国では、車の窓を開けて走ると、埃が舞い上がって呼吸さえ困難に。

日本では埃一つ立ちません。

発展途上国では、一つの信号が変わるまでの時間が異様に長く、信号が渋滞や混乱を招く引き金に。

一方、日本の交通網は、きちんと細かいところまで計算して整備されています。

他を知って己を知る行為は、きっとあなたの今後の人生に大きな違いを見出してくれると思いませんか?

海外でボランティア活動をする理由④:国籍を超えたつながりをもてる

日本ではなく、あえて海外でボランティア活動をする理由の4つ目は、異なる国籍の人々との関わりをもてるからです。

海外ボランティア活動では、支援を受ける側も、共に支援を差し伸べる側も、基本的に外国人ですよね。

海外ボランティアは、国籍を超えて人としてつながり、分かり合う交流の場所。

国籍・見た目・いる環境は違えど、実は自分と同じような考え方であったり、時には共通の悩みをもっていたりして、みな同じ人間であることに気づかされます。

むしろ、国籍という、ある意味とても人為的な概念について考えさせられることでしょう。

日本国内でのボランティア活動は、一般的に支援者も被支援者も日本人であることが多いので、国境・国籍を超えた出会いと交流は、国内ボランティア活動では得られない視野を広げる経験になるのではないでしょうか。

国籍を超えたつながり

おわりに

今回は、日本ではなく、なぜわざわざ海外でボランティアをするのか、代表的な4つの理由をご紹介しました。

いろいろ説明しましたが、他社貢献はそれぞれの理由と形があって良いと思います。

日本国内でボランティア活動に携わりたい方は、ぜひ国内でその一歩を踏み出してみてください。

もし他社貢献をしたくて、日本か海外か迷っている方は、ぜひ今回ご紹介したあえて海外ボランティアを選ぶ4つの理由を参考にしてみてくださいね。

海外ボランティアに関心がある方は、あわせて海外ボランティアに行く5つの魅力もご参考ください。

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