私もいつか挑戦してみたい
私がプロジェクトアブロードを知ったのは、高校1年生の時にトビタテ留学JAPANの事前研修会で出会ったトビタテ生の友だちが、プロジェクトアブロードを利用してフィリピンでボランティアをすると聞いたときだった。
海外で誰かの役に立つという活動が一気に身近に感じられ、「自分もいつか挑戦してみたい」という気持ちが強くなった。
万全なサポート体制が後押ししてくれた
プロジェクトアブロードについて詳しく調べるうちに、24時間サポートがあり、安全面もしっかりしていることが分かった。
初めてのボランティアで海外に行くことに迷いはあったが、サポート体制を知ったことで、参加への不安がかなり減った。
また、語学学習だけではなく、実際に誰かの役に立つ活動ができるという点にも大きく惹かれた。
日本では体験できないことに挑戦したいという思いが日に日に大きくなり、参加を決める後押しになった。
モンゴルへの「つながり」
数ある国の中からモンゴルを選んだ理由は、自分の中に自然と積み重なっていた「つながり」だった。
私の高校には毎年夏にモンゴルから留学生が来ており、モンゴルでの学校生活を教えてくれる機会が多くあった。
また、フィリピンの語学学校で仲良くなった友だちがモンゴル出身で、文化についてたくさん話してくれた。
その経験もあり、いつの間にかモンゴルという国に興味が湧き、「実際に行って見てみたい」と思うようになっていた。
ゲルでの医療ボランティア活動
モンゴルでは、ウランバートル市内のいくつかのゲルに現地のドクターと訪問し、患者の健康チェックをサポートした。
最初は緊張してうまくできるか不安だったが、患者さんと接するうちに落ち着いて対応できるようになった。
また、別のゲルでは、小学生くらいの子どもたちに英語を教える手伝いをした。
言語は違っても、子どもたちの明るさや好奇心は日本と同じで、一緒にいるだけでこちらも自然と笑顔になった。
モンゴルの医療事情
救急車に同乗して患者さんの自宅を訪問する日もあり、医療の現場を間近で見る貴重な機会だった。
日本と比べて医療設備や環境が十分とはいえない部分もあり、国によって医療の仕組みが大きく異なることを実感した。
ただ、どんな状況でも患者さんに寄り添おうとする現地スタッフの姿勢は変わらず、そこに強い専門性と温かさを感じた。
モンゴルでの生活
滞在中はホテルで仲間と過ごした。
食事は肉料理が中心で、慣れないながらもその土地ならではの味を楽しめた。
週末には郊外へ出かけ、広大な草原でラクダに乗る体験をした。
どこまでも続く大地を目の前にしたとき、自分が普段感じていた悩みが少し小さく思えた。
モンゴルでは英語が通じないことも多く苦労したが、モンゴル語で「こんにちは」「ありがとう」と伝えるだけでも気持ちが通じる瞬間があり、その度に人との距離がぐっと縮まったように感じた。
現場での学び
この経験を通して、私は多くの学びを得た。
一つ目は、状況に応じて柔軟に行動する大切さだ。
海外では予想通りに進まないことが多く、そのたびに周囲と相談しながら判断する場面があった。
二つ目は、人に寄り添いたいという思いはどの国でも共通しているということだ。
医療スタッフも子どもたちも、身近な人を大切にしようとする気持ちは同じで、その姿が印象に残った。
人の役に立つ技術者になりたい
モンゴルで過ごした2週間は、私の将来像をまた一段広げてくれた。
遊牧民の生活、自然と調和した暮らし、そして医療支援の現場を知ったことで、「医療」という分野をこれまでよりずっと身近に感じるようになった。
特に、医療設備が十分でない場所に生きる人たちと出会ったことで、この状況を少しでも良くできる技術を生み出したいと考えるようになった。
私は、大学では工学部で機械やシステムについて深く学び、その技術を医療の現場で役立てられる人になりたいと思うようになった。
例えば、より軽くて持ち運びしやすい医療機器、電力が不安定な地域でも動く装置、あるいは現場の声に寄り添ったシンプルで使いやすい道具を生み出したい。
何かひとつでも「これがあって助かった」と思ってもらえるような技術を生み出すために必要な基礎力、設計力、問題解決力を大学でしっかり身につけたいと思っている。
この道を選びたいと思えたのは、旅先で出会った人たち、そして自分自身の小さな挑戦の積み重ねのおかげだ。
これまでのオーストラリアでの短期留学や今回のモンゴルでのボランティア活動でも、私は最初から自信があったわけではない。
でもその場に飛び込んで、相手の言葉に耳を傾けて、受け取った学びを自分の中で大事に育ててきたことで、それが今将来の目標へとつながっている。
未知の世界に飛び出す原動力
海外に行くたびに世界にはまだ知らない課題がたくさんあるという事実を突きつけられ、時には不安になることもあったが、それ以上に私の心を動かす原動力になった。
だからこれからも私は自分の知らない世界に出て、人々の暮らしや生活の課題に触れながら、自分にできることを増やしていきたいと思った。
工学の力を軸にしつつ、医療、環境、教育など、私の興味が広がった分野にも目を向けながら、誰かの人生を少しでも前に進められる技術者になりたい。
この体験談は、主観に基づいて綴られています。
その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。
ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。