私はモンゴルの首都、ウランバートルでチャイルドケアの活動に参加しました。
もともと、子どもに関わるボランティアをしたいと思っていたところ、同じ大学の先輩の体験談でプロジェクトアブロードが紹介されており、そこから関心を持ち応募しました。
また、プロジェクトアブロードには様々な活動があり、そのほかの活動にも関心があったことからこの団体で活動したいと思いました。
私は自分の貯金とアルバイト代がいくら貯められそうかを考え、どの時期に活動に参加するかを決定しました。
今まで行ったことのない土地でしたがプロジェクトアブロードのサポートがしっかりとしていたおかげであまり不安なことはなく活動までの期間を過ごすことができました。
チャイルドケアを選んだ理由としては、子どもが好きだったことと、紹介されている活動の中で私自身が二週間という短い時間であってもボランティアとして積極的に活動が行うことができると思ったからです。
ウランバートルでの活動はとても刺激的でした。
私は現地の幼稚園での活動でしたが、そこは私の考えていた場所よりもずっと綺麗で教育環境が整っている場所でした。
子どもたちも積極的に先生たちのお手伝いをしたり、自分で歯を磨き、手を洗ったりしており、私は本当に必要なのか?と疑問に思ってしまった程でした。
そして一番活動をしていた中で驚いたことは英語教育が充実していることでした。
モンゴルではモンゴル語が共用語として使われているため、大人はモンゴル語しか話せないという人も多かったです。
しかし、幼稚園の子供であっても英語をすらすらと話す子もいました。
子供たちはとても勉強熱心で、私が英語で数字やアルファベットを教えると一緒に発音をしたり、さらにはクイズを出し合ったりしました。
また、子供たちとモンゴルの歌を歌ったりダンスを踊ったりもしました。
私がモンゴルを訪れた時は旧正月の時期であったということもありモンゴル特有の文化に多く触れることができたと思います。
また、活動を行う中で思ったことはモンゴルの人たちはとても気前が良いということです。
幼稚園では11時ごろにおやつ、12時にお昼ご飯、15時におやつといったような形でご飯が出てきます。
この時、ご飯をもらうことができる人は子どもと先生だけではなく、その場にいた人が全員食べることができていました。
日本ではそもそも園児と教師以外は園内に入ることはできないため、私には少し不思議な光景でしたが同じ場にいる人が同じご飯を食べられるというシステムはいいなと思いました。
一方、私が活動中、困ったことは自分が思っていたよりも周りの人たちに英語が伝わらないということです。
ホームスティ先では日本語も英語も伝わりとても気が楽でしたが、幼稚園では英語はほとんど伝わりませんでした。
私の翻訳機はモンゴル語を発音しないため文字の読めない園児たちと意思疎通することが大変でした。
しかし、子供たちはとても柔軟で私と話すためにジェスチャーを入れてくれたり自分の知っている英単語を組み合わせて話をしてくれたりしたため、活動3日目にはそれなりのコミュニケーションをとることができたのではないかと思います。
また、私もどのように伝えればいいのかを考えることで最終日まで積極的にコミュニケーションをとることができました。
また、諦めずに伝えようとすることでコミュニケーションを徐々にとることができたと感じました。
この活動を通して、私は自身の将来について再考しました。
大学生となり、多くの人のキャリアの知ることによって自分の将来、行いたいことが曖昧となってしまっていましたが、この活動を行うことで子どもに関わり、たくさんの子どもの笑顔を見ることのできる仕事につきたいと思いました。
また、モンゴルでは自分の言語的な知識の不足を感じました。
自分がもっとモンゴル語を勉強してくれば、英語をもっと話せていれば、そう感じる瞬間が多くありました。
誰かを支える活動をしたい、と思ったのであれば少しでも自分のコミュニケーションをとる手段を増やすことが必要だと思います。
これからも積極的に語学の勉強を行い、さらなる活動を行っていきたいです。

この体験談は、主観に基づいて綴られています。
その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。
ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。