ボツワナでアフリカ南部サバンナ環境保護 小林紫乃

日本でできないことを追い求め、アフリカへ

参加のきっかけは、もともと動物が好きで、密猟に興味があり、⽇本では決してできない経験として密猟について学びたかったから。

様々なことを多⾯的に捉える⼒をつけたかったから。

環境保護活動をして少しでも動物のために役に⽴ちたかったから。

英語⼒をつけたかったから。

渡航前は1⼈で現地まで⾏くのと、英語が通じるのかがとても不安だった。でも⽇本では⾒れない動物を⾒れるのがとても楽しみだった。

現地では、ロードリペアやウォーターホールをつくる活動、密猟の罠の撤去、動物の調査、バードウォッチング、エレファントID、現地の⼈との交流、クロコダイルの調査、⾜跡の調査などを行った。

ご飯はお⾁中⼼で、とてもおいしかった。

滞在先は夜になるととても寒かったがトイレも清潔で、快適だった。

洗濯は⼿洗いで1週間に⼀回程度していた。

ボランティアの仲間もスタッフもみんな優しく、楽しい時間を共に過ごすことができた。

守りたい自然を体感することができた

⼀番印象に残っている出来事は、ゾウの群れを間近でみたこと。

動物園のゾウしか⾒たことがなかったのでそれよりも数も多く、⽣き⽣きとしているように感じた。

⾞のエンジンをかけると⼤⼈のゾウが⽿をパタパタして、輪になって⼦供を守っている姿はとても⼤迫⼒で忘れられない思い出になった。

ただ英語がわからなくて、本来ならもっと学べることが多かったのかもしれないが、聞き取れる単語が少なかったため、苦労した。

夜が思っていた以上に寒く、パーカーやトレーナーは2週間の間洗わずに着続けるしかなかった。

シャワーがお湯が出ないことがあり、⽔圧も弱かったため、洗うのが⼤変だった。

英語力+今後の可能性

このプログラムを通して、⾃分の勝⼿な偏⾒で何事も決めつけるのではなく、実際に⾃分の⽬で⾒て確かめ、感じることはとても⼤事なことだと思った。

英語を通じて話すことで⾏動⼒や積極性が⾃然と⾝についた。でもやっぱり⾃分の英語⼒なさに気付かされた⾯もある。

ずっと夢だったアフリカに⾏くことによって私のこれからの可能性がとても広がった。この経験を踏まえて、⾃分の進路を考え、どの職業についても今回の留学で学んだことを⽣かして環境保護のボランティア活動はし続けたいと思う。

英語⼒をつけて次回はもっと多くのことを学べるようにしたい。

今、経験を振り返って

⼩さい頃から動物が⼤好きだった私にとって、アフリカに⾏く、という夢を叶えられたことはとても素晴らしいことで、本当に貴重で、帰ってきた今でも夢をみてたような信じられないことです。

⽇本では動物園でしか⾒れない動物が⽣き⽣きと広いサバンナで⽣きている様⼦を⾃分の⽬で、間近で⾒ることは想像以上に⼤迫⼒で、しっかり⽬に焼き付いて今でも忘れられない思い出です。

ゾウの群れを間近で⾒たときは、こんなにも今まで⾒てきたゾウと違うのかととても驚きました。動物それぞれに鮮やかな感情が⾒え、それが本来のあるべき姿だと強く感じました。

⼀頭⼀頭⽬や⽿の形、体の⾊、⽛の⻑さなど、よく⾒ると全てが違っていました。⾃由に、のびのびと⽣きている動物を⾒ると、この環境を、⾃然を、⼤切に守っていかないとな、と改めて思いました。

また、岩の上にのぼり、みんなでサンセットを⾒たときはアフリカの⾃然があまりにも広⼤で、⽊と岩と⼟と空が果てしなく続いていてどこを⾒渡しても地平線があり、⾃分の存在がとても⼩さく思えました。

⾞で⾛っているときも、どこをはしっても同じような景⾊が続くのですが、⽊の種類、葉っぱの⾊、⼟の⾊、岩の形、⻘空の濃さ、全てが違っていて、それが私にとってとてもカラフルに感じられ、新鮮だったことをよく覚えています。

また、夜の星空を⾒たときは息が⽌まりそうなほど感動しました。180度どこを⾒渡しても数えきれないほどの星があり、星の⼤きさ、輝き、⾊も様々でずっと⾒ていられるような綺麗さでした。

天の川も180度続いていて、流れ星もたくさん流れて、毎⽇、この星空を⾒られたことが本当に幸せでした。

スリープアウトのときはこの星空を眺めながら眠りにつき、⾒回りの番のときには⽉の光がとても輝いて⾒えました。

野⽣動物や⾜跡の調査、密猟の罠の撤去をしたり、森に響き渡るカバの鳴き声を聞きながらランチを⾷べ、夜はライオンやハイエナの鳴き声を聞きながら眠りにつき、朝は⿃の鳴き声で⽬が覚めるなど、⽇本では決してできない体験をアフリカという野⽣動物の王国でできたことが、私にとってどれだけ⼤きな経験かということは計り知れない⼀⽣の思い出です。

その経験をこれからどのように私の未来に繋げていくかは無限です。今回の留学で学んだことを⼗分に⽣かし、濃い⼈⽣を送れるように頑張りたいと思います。

また、留学に⾏かせてくれた家族や、協⼒してくれたたくさんの⼈への感謝も忘れずにいたいです。

これから参加する⼈へ

現地では思っている以上に⼤変なこともおおくて、思っているようにいかないこともあると思うけど、それ以上に得られることは⼤きくて、貴重で、素敵な経験だと思うから、全⼒で楽しんで、いろんなことを吸収して帰ってきてください!

⽇本でできないことを海外でしてみたい!って思うのはとてもいいことだと思うし、誰でも思えることじゃないので⾃分の⾏動⼒はすごいんや!って思って現地でも積極的に活動したり質問したりして濃い留学⽣活にしてください!

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この体験談は、主観に基づいて綴られています。

その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。

ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。