忘れられない思い出で溢れた3週間

私は高校1年生の夏休みを利用して、プロジェクトアブロードのチャイルドケアに参加し、ネパールでボランティア活動を3週間させて頂きました。

母が知り合いの方にプロジェクトアブロードについて教えてもらい、私もそこで初めてプロジェクトアブロードについて知りました。

調べてみると、たくさんのプログラムがあり、どれに参加するかとても迷ったのですが私は子供が好きなので最終的にチャイルドケアのプログラムに申し込む事にしました。

渡航までのドキドキの毎日

1人で海外に行くことは今回が初めてではなかったため、そこまで心配はしていなかったのですが発展途上国に行くことは初めてだったので、渡航まで毎日ドキドキしていました。

私は、もともと2週間で申し込んでいたのですが1週間が過ぎたあたりにもう少し滞在したい!!と思い、急遽1週間延長してもらい計3週間ネパールに滞在しました。

同じ時間帯に着く予定だったメンバーの中で私が一番初めに入国できたため、まだボランティアの方は誰もいなかったのですが、空港の出口付近でプロジェクトアブロードのスタッフの方が出迎えて下さいました。

到着が夜遅かったということもあり少し不安を感じていた私は、その時スタッフの方に会えてすごく安心したのを覚えています。

私はビザを日本で取得していったのですが、ビザをネパールで取得していた子達は、かなり手間取ったそうなので可能なら日本で取得していくことをお勧めします。

空港から出た時は既に外は真っ暗で、バスで滞在先で向かう途中、何回も野良犬の鳴き声が聞こえてきたり、窓から微かに見えた日本とは全く違う街並みにこれからやっていけるかな…と少し不安になったのを覚えています。

3週間滞在した中で、毎日が新しい事との出会いだった1週間目が1番早く過ぎたような気がします。

チャイルドケアボランティア活動

3週間ずっと同じ学校で活動したのですが、私が行った学校は横に幼稚園も建っていたため幅広い年代の子供達と関わる事ができました。

1週間目は、主に学校の壁のペンキ塗りをしました。

初めは皆ノリノリで楽しんでいたのですが、後半になるとかなり腕が疲れてきてみんなテンションが下がってしまっていたので、音楽をかけたりして毎日お互いに励ましあってなんとか終わらせていました笑。

活動する際には、みんな汚れても良い服を着ていたのでお互いのズボンや顔にペンキで落書きなどをして遊んだりもしていました。

1、2日目は緊張してなかなか子供達に話しかけられなかったのですが、3日目頃に同い年ぐらいの女の子達が話かけてくれて、そこから急激に他の子達とも仲良くなりました。

2週間目から3週間目の半ばにかけては、子供達に授業をしたり一緒にゲームをしたりして過ごしました。

前日にくじ引きでグループが組まれ、同じグループのメンバーと毎晩10時過ぎぐらいまでホテルのロビーで授業内容を考えていました。

幼稚園から高校生までと生徒の年齢層が幅広く1日に3クラスほど担当するので、年齢に合わせて教え方を変えるのが難しかったです。

チャイルドケア以外にビルディングの子達も同じホテルに滞在しており、日中は活動場所が違うためあまり関われなかったのですが、朝ご飯や夜ご飯・自由時間の時に話せて仲良くなれました。

授業以外にも、昼ご飯の時やホテルに帰る前のバスが来るまでの隙間時間に子供達とお喋りしたり、サッカーをしたりして遊んでいました。

けん玉とシールがかなり子供達に人気があったので、持っていくと良いかもしれません!

ホテルから学校までは小さなバスに乗って移動するのですが毎日お決まりの音楽をかけて、スタッフも含めてみんなで大熱唱していました笑

マンマミーアが私達のお決まりの曲だったので、今でもその曲を耳にするとネパールでの生活を思い出します笑

待ちに待った週末の小旅行

1週目の週末は、ポカラに行きました。

道は、体が宙に浮く程かなりガタガタでジェットコースター状態でした。

さらに道中何回かエンジンが止まってしまい、片道約10時間かかったのでかなりきつかったです。

雨が降っており天候には恵まれなかったのですが、カトマンズとはまた異なった街の綺麗さや、裸足でお寺に行く等の新たな経験もできたのですごく楽しかったです。

2週目の週末は、チトワンに行くかホテルに滞在したまま近くを観光するかを自分達で選べました。

ポカラへのバス旅の苦痛さと、帰国まで残り1週間しかなく出来るだけホテルから離れたく無かった私達は近くを観光することにしました。

土曜日は、モンキーテンプルや有名な観光地に連れて行ってもらいました。

日曜日は、近くのタメル地区にお買い物に行ったり、人生初のヘナタトゥーをしました。

普段からアクティビティが多く、ネパールのダンスを習ったりヨガをしたりモモを作ったり、と暇な時間がないくらい毎日充実していました。

夜ご飯も時々食べに行ったりしました。

活動先から帰ってきて夜ご飯まで時間がある日が多かったので、みんなでロビーに集まってカードゲームをしたり、タメルにお菓子やお土産を買いに行っ
たりしていました。

思ったよりもカードが使えるお店が少なかったので、現金を多めに持っていくと良いと思います。

滞在先について

基本全員2人部屋か3人部屋でした。

夜になると外に警備員さん的な人が座っており、ホテルの門も閉まるので危険な目に遭ったことは一度もありませんでした。

洗濯物は、朝に受付の方に渡すと次の日の午後ぐらいに大体返ってきました。

ホテルのスタッフさんもフレンドリーな方が多く、今でも連絡を取り合うほどに仲良くなれました。

ホテルの周りには横断歩道も信号も一切ないため道を渡る時は、自分たちでタイミングを見てバイクや車の間をすり抜けます。

初めのうちは私達も怖くてスタッフの方がいないと渡ることが出来なかったのですが、帰国する頃には完全に慣れて1人で渡れるようになりました。

改めてこの経験を振り返って

ネパールの人は家族愛が強く、本当に優しい人が多くて何度も助けてもらいました。

現地のプロジェクトアブロードのスタッフの人も困ったことがあったらすぐに解決して下さって本当に感謝しています。

この3週間でたくさんの色々な国の友達に出会い、かけがえのない思い出がたくさん出来ました。

日本にいては絶対に得られなかったであろうものも得ることが出来ました。

現地のスタッフの方々は私にとって第2の両親のような存在で、今でも連絡を取り合っています。

実は帰国して1ヶ月した頃にこの体験談を書いたのですが、提出するタイミングを逃してしまい、約1年経った今軽く編集し直してやっと投稿出来ました笑 

1年経った今もスタッフとも友達とも連絡を取り合っており、友達と「大学生になったら初めて自分で貯めたお金で一緒にネパール行こうね!」なんて話をずっとしています笑

これから参加する高校生へ

この3週間で私の視野はとても広がり、考え方も変わりました。

将来の夢も以前に比べてかなり明確になりました。

本当に素晴らしい経験をありがとうございました。

ぜひ、迷われていらっしゃる方がいたら1歩踏み出してみて下さい。

そこには、想像も出来ないような新しい世界が広がっているでしょう。

ちなみに去年の夏にネパールに行ったことがきっかけで、今年の夏はタンザニアでのボランティアに参加しました。

タンザニアでの体験談も書いているので、もし良かったらチェックしてみて下さい!

もし質問などがあれば、@3kulifeに送って下さればなんでもお答えします!

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ネパールでチャイルドケア&地域奉仕活動 瀬川桜愛

この体験談は、主観に基づいて綴られています。

その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。

ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。