国際的な看護師への第一歩を
私は、世界でも働ける看護師になりたい。
そのためには、今のうちに⾊々な医療の現場を⾃分の⽬でみてみないといけないと思いました。
でも私は⽗をはやくに亡くし、簡単に留学できる家庭ではありません。そこで私はトビタテ留学JAPANという⽂部科学省の取り組みを発⾒します。
「2週間で変われる」この⾔葉に引かれ、奨学⾦を出してくれるとのことだったので「これしかない!」と思いトビタテ留学JAPANの国際ボランティア枠に応募しました。
⾃分が留学すると決めて、私もどこに⾏くかすごく悩みました。
⾏くならまだたくさんの⼈が⾏ったことないところに⾏こうと思ったので、ベリーズにしました。
私がベリーズをみて、医療の現状だったりどんな国なのかだったり、⾊々な⼈がベリーズに興味を持てるような活動をしたかったので、このベリーズでの公衆衛生プログラムにしました。
渡航前は不安よりもワクワクが勝っていて、⾃分の留学ノートに医療の単語を書いたり、ホストファミリーに⽇本のことも知ってほしかったので、なにを紹介しようかなとかを考えていたりしてました。
あとフライトが1⼈なので、空港のターミナルの移動の仕⽅や⼊国審査のやり⽅などのチェックをしてました。
必死に取り組んだ先に感じた達成感
ベリーズでは現地の⼈の⾎圧、⾎糖値を計りました。
とにかく全て英語での説明で、最初は本当にわかりませんでした。
計りに来てくれる⼈に説明もしないといけない、アドバイスもしないといけないので、最初は計るだけでも精⼀杯でした。
測るときの注意点も⾃分のノートに書いて、来てくれた⼈が不安にならないように、安⼼して計測できるように⼼がけました。
活動は、まず来てくれた⼈に名前、誕⽣⽇、年齢、性別、今⽇ご飯を⾷べたか、⾃分が⾼⾎圧や糖尿病持ちか、もしくは家族でだれか持っている⼈がいるかを質問します。
ここで⼤事なのは、ご飯を⾷べてるかどうかと病気があるかないかです。測った結果と最初の質問を合わせて、アドバイスや状況をいいます。
1番難しかったのは、⼩さいお⼦さんを連れて来ているお⺟さんと、腕周りが⼤きな⼈の⾎圧を測ることです。
動いてはいけないけどやっぱり⼦どもはお⺟さんのそばにいたいので、どうやって⼦供の気を引いてお⺟さんの⾎圧を正確に測るかが⼤変でした。
腕周りが⼤きい⼈は機械が正常に動いてくれないことが多く、何回も測り直しを繰り返しました。
⾔語の壁や難しいことはあったけど、来てくれた⼈が「Thank you」と笑顔で⾔ってくれると嬉しく、明⽇ももっと頑張ろうと思えました。とても達成感を感じれる活動でした。
⼀番印象に残っている出来事は、今考えても不思議なことなんですが、活動中3回も違う場所で同じ⼥の⼦に会って、プレゼントをもらいました。
みんな⼀緒に活動してるのに、なぜか私だけにくれるんです。
ちなみに最初はオレオをくれて、2回⽬はガムをくれました。最後はなんと50セントくれました。びっくりです。
そしてこれで終わりじゃなくて、最終⽇にわかったことだったんですが、その⼥の⼦は私のホストファミリーのお隣の家に住んでました。本当にびっくりしました。
なんで私なのかはわかりませんが、何回もプレゼントをもらえてこれ以上ないくらい嬉しかったです。
ベリーズ生活
ベリーズはとっても暑かったです。
滞在先では、私たちの部屋に1⼈1台扇⾵機を置いてくれました。夜も涼しくなることはなく、最初の数⽇は暑さで⽬が覚めてました。
ベリーズのご飯は美味しかったです。全然⽇本⼈も⾷べれます!⾖料理が多かったです。私はベリーズのフルーツを揚げたものが美味しくて⼤好きです。
洗濯は、下着やTシャツなど、⾃分で洗えるものは毎⽇⼿洗いをしていました。ズボンなどは難しいので、1週間が終わってからランドリーに頼みました。ベリーズドルで15ドルくらいだったと思います。
私のホストファミリーは⼦供がいっぱいいたので、帰ってから⼀緒に遊んでました。⽇本の折り紙に興味があったみたいで、いろんなものを折りました。
ホストファミリーとルームメイトはとってもフレンドリーで、毎⽇⾷事の時間や部屋で⾃分たちの国について話したり、お菓⼦を交換しあったりしました。
周りの⼦はネイティブの⼦なので、会話が本当に難しかったです。最初は聞き取りから、⽿が慣れるまで時間がかかりました。慣れてからは少しずつ答えられるようになりました。
あと習慣違いです。私たちのふつうとは違うので、そこを理解して尊重することも⼤変でした。
何よりも大事と学んだこと
このプログラムを通して、コミュニケーション⼒と対応⼒、この2つがなによりも⼤事だなと学びました。
やっぱりなにをするにしても会話が必要で、それが1番⼤事であることを改めて再確認しました。会話ができないと次のステップにあがれないと感じました。
あと、どんな結果でも冷静に対応することです。焦らず、丁寧に説明することが安⼼感につながることを学びました。
⾃分が成⻑した点は、以前よりも⼤きな視野で物事を⾒たり、考えたりできるようになったことです。
ベリーズという新しい空間に⾏き、⽇本では当たり前のことが当たり前でないことや、今まで⾒たこともないものに遭遇したことが成⻑に繋がったと思います。
あとベリーズを検索すると怖いことばかり載っていましたが、実際に⾏くとそんなこともなく、ネットを信じるだけではいけないと思いました。
確かにとっても安全ではないですが、⾃分の⽬で⾒てみないとわからないことだらけだなと思いました。
はっきり見えた今後の目標
これからの目標は、
コミュニケーション能⼒と対応⼒を兼ね備えた看護師になる!
ベリーズという国をもっといろんな⼈に知ってもらう活動をする!
⾼校⽣に留学の素晴らしさをボランティアの活動を知ってもらうイベントを開催する!
この3つです。
プロジェクトアブロードの⽅は本当に優しくて、活動が楽しかったです。
なかなかやっぱりいろんな国の⾼校⽣と⼀緒にボランティアすることもないし、⾃分1⼈で⾶⾏機に乗る事もないし、このプログラムに参加することで本当の⾃分を⾒つけることができました。
あと⽇本の素晴らしさを感じたり、家族の存在の⼤きさを感じたり、今まであたり前だったことに感謝できるようになりました。
他国の⽂化を⾒て、体験できて、理解し合えて、そんな機会めったにないと思います。
参加させてくれた親と、活動中⾒守ってくれたプロジェクトアブロードの⽅と、アドバイザーの⽅に感謝です。
貴重な体験させていただいてありがとうございました。
これから参加する高校生へ
夢が決まってない⼈や、⾃分がなにに向いてるのかわからない⼈けど参加する⼈もいると思います。
そんな⼈ほど⾏ってほしいです。
活動することで⾃分のやりたかったことが⾒えてきます。
夢が決まっていて活動に参加する⼈は、その夢を叶えるためになにが必要かを考えて参加すると、2倍成⻑することができると思います。
活動中たくさんの壁に向かうと思いますが、1つでも乗り越えることが⾃分のレベルアップにつながります。
なににでも挑戦!!!!!!!
この体験談は、主観に基づいて綴られています。
その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。
ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。