人権問題の解決に貢献したい

高校二年生の夏休みにファーストハンドで人権問題を解決したい、と考えていた私はインターネットで調べていた際にこのガーナプログラムを見つけました。

実践的な事を行えて、しかもちゃんとして機関に所属してボランティアを行えるこの機会が素晴らしいと思い参加することにしました。

ガーナへの渡航準備

ガーナという事で渡航まで様々な準備を行う必要がありました。

私が今まで受けた事の無いワクチンがあったり、ビザを取ったりなど合計で1-3ヶ月以上かかったと思います。

英語を喋れる人が多いと知っていたので、コミュニケーションにおいては安心感があったのですが、アジアとアフリカという全く違う文化に慣れるかという不安は少しだけありました。

実際のプログラム活動

"Legal-Aid"団体

ガーナでは年中貧困により、法的援助を受けたいのに弁護士などを雇えないという課題があり、その為多くの人の裁判所へのアクセス権がありません。

そこで、私たちは無料で法的援助を提供している"Legal-Aid"団体で一週間ほどボランティアを行いました。

ボランティアではクライエントの受付から、調停に使用するドキュメント作成など実際にファーストハンドでお仕事をさせていただきました。

裁判所訪問

"Legal-Aid"団体を通して他に行った事は様々な裁判所を訪問した事です。

家庭裁判所や高等裁判所で見学する事が出来ました。

悲惨なケースが多かったのですが、その場にいてガーナの現実というものを深く知れたとても良い経験でした。

例えば、高等裁判所は2日間ほど行ったのですが一つとても衝撃的なケースがありました。

死刑の控訴についてなのですが裁判の一日前に法律が変わり死刑というものが無くなりました。

結果、裁判に人は集まったが裁判長の「もうやる必要ないね」という一言でケースを終わらしたというものがありました。

日本では考えられない様な、社会の仕組みの違いというものを経験できたと思います。

Amnesty International Ghana

ほぼ世界中にある人権団体の"Amnesty International"でのインターンも行うことができました。ここでは、ガーナの具体的な人権問題や現在行っている事ごとなどを4日間一緒に学び、実際に行動しました。

例としては、SGBVについてローカルの学校で授業を行ったりしました。

にぎやかだったガーナ生活

ガーナではイスラム教徒も多いので、肉はチキンしか食べませんでした。

二週間を通して様々なものを食べたのですが、ホストファミリーやローカルレストランで出てくる郷土料理は全て辛いものだけです。

最初は、その辛さに耐えるのが大変だったのですが最後の方は辛さに慣れ、逆にその辛さがとても美味しいと感じるようになりました。

私が一番好きだったのはスパイシーチキンの揚げです。

ホストファイミリーは一つのビックファイミリーで、合計で17人ほど住んでいたと思います。

ボランティアから帰ってきた後に色々なカードゲームやボードゲームをほぼ毎日一緒に遊んでいました。

一番喋られている言語がTwiなのですが、ほぼ誰でも英語を喋られるので話す事に支障はありませんでした。

ガーナ生活の思い出

一番印象に残っている出来事としては、コミュニケーションの仕方だと思います。

手を振ったり、仕草をする際には必ず右手で行わなければならず、間違えて左手ですると無視されたりします。

理由は、左手はトイレなどで使う手として汚いイメージがあるため、左手で仕草をすると相手を侮辱しているからだそうです。

他は、道上でカカオの実が売っていたのですが、なんとカカオの種(チョコレートになる部分)の周りに白い実の様なものがありそこを食べることです。

パッションフルーツの様な味がして美味しかったです。

しかも、ココナッツみたいに割って食べるのですが、なんと手で叩いて割っていました。(硬すぎて私ができるようになるには時間がかかりそうです。)

生活面での苦労と適応

大変だった事としては、水関係だと思います。

水道施設がちゃんとしていないので、数日に一度ウォータータンク車が来るのですが、時々水が無くなる事がありました。

水が無くなった際に普段から室内にでっかいバケツに水を貯水したりしていました。

その時にはそれでトイレを済ませ、シャワーにも使いました。

もちろん、普段でもシャワーは常温水です。

到着から3日後には冷たいシャワーにも慣れました。(気候が暑くて湿っているのでとてもリフレッシュします。)

他には、飲料用の水はPure Waterと名付けられているプラスチックバッグに入っているのですが、飲む際にはプラスチックを噛みちぎって飲まなきゃいけません。

これが意外と難しく、こぼさない様に飲むまで数日かかりました。

誰もが自分らしく生きられる社会へ

発展途上国という事もあり、貧困差が激しく、街中で多くの子供達が働いていました。

裁判所に行き、男女差別など心が苦しくなるようなケースなどもありました。

私は、社会の制度などによって阻害されない、誰もが自分らしく生きるための選択肢がある社会を作る。という夢を持っているのですが、この必然さを今一度知れた体験だったと思います。

将来的にはこの夢を確実に目指せる様に社会人までに自分の能力を磨いていきたいと思います。

今、振り返って

今回のボランティアは、アフリカまで自分一人で行くという一見難しそうですが、スタッフ全員が心強く安心してボランティアを行えました。

しかも、色々な背景を持つ他のボランティアと一緒に家族の様に生活するので、ボランティアで得る経験はとても豊富で濃厚でした。

周りをよく見てみると、日本とは違って様々な環境課題や雇用課題などがあり、それらはファーストハンドで行かなければ分からないものばかりです。

この経験は、将来やりたい事をプッシュしてくれる心強いモチベーションとなったと思います。

これから参加する高校生へ

オフィスで実際に働いたりするので、高度なレベルの英語が必要となります。

しかし、主体的に挑めば言語など壁では無いと私は思います。

日本では絶対に得る事ができない経験です!

留学中・ボランティア中、色々な課題があると思いますが、誰でもフレンドリーなのでとにかく聞く事をお勧めします!

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ガーナで人権 小谷理人

この体験談は、主観に基づいて綴られています。

その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。

ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。