このプログラムを選んだ理由
高校2年生の夏休み、将来の大学や進路を考えはじめなければいけない時期に、自分は本当に医療の道へ進みたいのかを考えようと思い医療系のボランティアを探してました。
その中でProjects Abroadを見つけて、日本ではできないような実践的なボランティアができることを知り、参加を決めました。
そして、数ある国の中でフィリピンを選んだ理由は、数年前にフィリピン海外NPO活動している方のお話を聞いたことがあって、勝手に親近感があったからです。あとは、身近なところに行きたいと思いアジアの国にしました。
現地での医療ボランティア
1週目は、physiotherapy (理学療法)centreという場所で、血圧や血糖値の測り方と疾患について学んだり、実際に患者さんのリハビリのお手伝いなどをしました。
ここでの1番の思い出はhydrotherapyという水を使った治療のためにビーチに出向いたことです。
患者さんと一緒に海の中で運動をしたり、砂浜でゲームをしたり、私たちはボランティアで椅子取りゲームをしたりと、楽しいことが沢山ありました。
2週間目には実際の病院でのボランティアを経験しました。
病院では見学がメインになるのですが、毎日様々な状態の患者さんを間近にしました。
残念ながら子供が息を引き取るのを目撃したこともありますし、反対に新しい命が生まれる場に立ち会うこともできました。
さらに1回、1時間ほど離れた村へ出向いて、幼稚園の子供達に歯磨きと手洗いを教えたり、高齢者の方々の健康チェックをする機会もありました。
ボランティア活動はもちろんのこと、幼稚園や診療中に遊びにきた子供たちと一緒に遊んだのもいい思い出で、お互い言葉が通じなくても最後には手を振ってお見送りをしてくれてとても嬉しかったです。
現地での楽しみ
フィリピンでの生活はボランティア活動だけでなく、毎日の活動終わりや週末の小旅行、友達との時間など楽しみが沢山あります。
月曜から金曜は8時すぎにボランティア先へ出発し、毎日3時〜4時に終わります。
そこからはアクティビティーが用意されている日にはビーチへ遊びに行ったり、フィリピン料理をみんなで協力して作ったり、バトミントンをしに行ったり、自由な日はみんなでタピオカを飲みに行ったり、スーパーに行ったりと毎日充実していました。
そして待ちに待った週末には、バンタヤン島というフェリーで40分ほどの小さな島へ1泊二日で遊びに行きました。
みんなでビーチに行って海やプールに入ったり、お昼や夜はご飯を食べに行ったり、買い物をしたりととても楽しい思い出です。
賑やかなホームステイ先とボランティア仲間
この2週間、ボランティア活動はもちろん、世界各国からきた同世代の子たちと仲間になれる貴重な機会です。
私は日本の夏休みが始まる前に行ったので、日本人以外にもオーストラリア、ニュージーランド、イギリス、フランス、アメリカ、カナダなどからきた仲間たちと出会うことができました。
ホームステイ先では、ホストファミリー、お手伝いさん、犬、12人のボランティアがいる賑やかな生活でした。
最初は一晩中聴こえる鶏や犬の鳴き声、車やバイクの音に最初はなれなかったものの、だんだんその生活になれてきて、最後にホストハウスを離れるのがとても寂しかったです。
充実した2週間
全てが新鮮な経験で、特に手術や出産、救急室を実際に見ることは日本では考えられない経験でした。
発展途上国のフィリピンは日本とは全然ちがい、驚くことが沢山ありました。
トイレが不便だったり、暑い中でエアコンがなかったり、病院の施設が整っていないため、患者さんが外で待っていたり、数人で1つのベッドをシェアしていたりもしました。
これら全てが新しい体験で、自分も成長できて、行ったら絶対に後悔しないプログラムだと思います。

この体験談は、主観に基づいて綴られています。
その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。
ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。