行ったことがない所で新しいことを学びたい

行ったことのない国へ行ってみたい、これまで触れたことのなかった分野について学んでみたいと思い、海外ボランティアを探していたところ、プロジェクトアブロードを見つけました。

最短1週間からボランティアに参加できる点や、活動国現地の方々だけでなく多国籍な参加メンバーの方々と交流できるところ、さらに渡航前から手厚くサポートいただける点に惹かれ、プロジェクトアブロードに申し込むことを決意しました。

現場での経験と学び

私はカンボジアでのマイクロファイナンスのプロジェクトに参加しました。

プロジェクトアブロードでは、様々な国で多種多様な分野のボランティアに参加できるようになっており、もともとマイクロファイナンスに興味があったことと、時間や金銭的な制約を考慮した結果、このプロジェクトを選びました。

主な活動内容は、団体が融資をしている事業者の視察や、資金を使って彼女らがより事業を拡大させるための施策の考案とプレゼン、そして、今後の融資候補者へのインタビューとそれに基づく選考などでした。

渡航前に想像していた以上に、ボランティアにも責任のある仕事を任せていただけて、学ぶことが非常に多かったです。

特に、カンボジアの小さな村で事業を営む女性に直接お話を聞き、そこでのビジネスと生活の実体を知ることができたのは、貴重な経験だったと思います。

ビジネスを営む上での基礎的な知識があまりなく、ビジネスを拡大させる環境も整っていない中で、家族の生活を支えるために事業をより成功させたいという強い意思を持つ女性達はすごく印象に残っています。

また、自分で実際に手と足を動かしてプロジェクトに携わらせていただけたことで、これまであまり馴染みのなかったマイクロファイナンスが、どのような仕組みで成り立っていて、それが現地の人々をどのように支えているのかを実感することができました。

環境が人として成長させてくれた

多国籍なメンバーと共にひとつの建物で暮らすことで、プロジェクトでの活動以外にも学びがありました。

私がカンボジアへ渡航した時には、私のほかに日本人はおらず、他のボランティアメンバーの輪に入ることに少し躊躇しました。

しかし、ルームメイトが部屋で会うたびに話しかけてくれたり、食堂で一緒にご飯を囲んだ人が面白い話をして笑わせてくれたりと、他のメンバーの優しい心遣いのおかげで少しずつ輪に馴染むことができました。

最終日に、仲良くしてくれたメンバー達と外へ出掛け、カンボジアのご飯を囲みながら、プロジェクトに参加した感想を言い合ったり、楽しくゲームをしたりしたことが、記憶に残る思い出となりました。

第一言語や馴染みのある文化、年齢も興味のあることも全く違う人達からたくさん刺激を受け、私は人として成長することができたように思います。

毎日街に繰り出した

プロジェクト活動外の時間で、プロジェクトサイトであるプノンペンを観光し、その場所の魅力を堪能することもできました。

マイクロファイナンスのプロジェクトは、朝10時に始まり夕方5時には終わるスケジュールでした。

私は1週間のみの滞在予定だったので、時間を有効活用しようと、朝ご飯を食べてから活動開始までの時間と、その日の活動終了後から夜ご飯までの時間は、毎日街に出掛けました。

プノンペンの治安が比較的良かったことと、トゥクトゥクがすぐに捕まる交通の利便性が幸いしました。

お寺を見て回って祈祷をしてもらったり、市場を巡ったり、宮殿を訪れたり、川のクルーズに参加したりと、短い滞在時間でも大満喫することができました。

これから参加する方へ

このプロジェクトでの経験は、私の今後の人生に大きく影響すると思います。

まず、昔から関心のあったマイクロファイナンスが私の興味と合致することを確認することができ、今後マイクロファイナンスについて学んでみたいと思うようになりました。

また、国籍も年齢も違うボランティアメンバーの方々と交流できたことが自信に繋がり、今後国際交流により積極的に参加しようと思っています。

今後プロジェクトに参加される方々には、たとえ短い期間であっても、プロジェクトでの活動や、人間関係の構築、街の散策にも精力的に取り組めば、実りの多い時間になるということを伝えたいです。

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カンボジアでマイクロファイナンスの海外インターンシップに参加した大学生ボランティア・藤原 彩乃さん

この体験談は、主観に基づいて綴られています。

その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。

ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。