はじめに
メキシコで移民・難民支援の短期・長期「実践型」海外ボランティア参加者を募集しています。
ボランティアの役割は、現地のソーシャルワーカーや弁護士、他のボランティアと共に、メキシコを横断する移民・難民への直接的なサポートを提供すること。
経済の衰退と紛争から逃げてきた中米出身の移民・難民に、衣類や温かい食事、清潔な居住空間などの提供を支援する他、重要な人口統計データの収集にも携わります。
メキシコで移民・難民支援の海外ボランティア中の滞在先は、活動拠点グアダラハラ周辺に暮らすホストファミリー宅です。これは、メキシコの文化を生活レベルで体験する貴重な機会となることでしょう。
活動がお休みとなる週末は、現地で友達になった多国籍なボランティアの仲間と共に、メキシコで新しい発見をする冒険へ!
移民・難民支援ボランティア参加条件
メキシコでの移民・難民支援の海外ボランティアの応募対象は、世界中の学生や社会人のみなさんです。
特に、発展途上国の最前線で移民・難民支援に携わりたい、人道支援に関心がある、メキシコの移民・難民問題を現場で学びたいというみなさんにおすすめです。
求められる語学力
参加にあたって、特に知識や経験は問われません。必要なのは、活動に対する熱意。
ただし、最低限の基礎スペイン語力があることが理想的です。
スペイン語圏メキシコにおいて、活動中のコミュニケーションの多くはスペイン語で行われます。したがって、スペイン語をまったく話せないと大事な情報や有益なアドバイスを理解できず、苦労するのはあなた自身。
だからこそ、スペイン語の練習を含む渡航準備にどれだけ真剣に取り組んできたかが、現地入り後の経験を左右すると言っても過言ではありません。
加えて、スペイン語が堪能でない限り、現地スタッフや仲間のボランティアとの会話は基本的に英語になります。
したがって、基礎英語のブラッシュアップも重要になってきます。
すべては、あなた次第です!
推奨参加期間
メキシコでの移民・難民支援の参加は、4週間以上がおすすめです。
実際は最短2週間から参加可能ですが、難民センターで最低132時間の活動が義務付けられているため、4週間以上の参加を推奨しています。
2週間の参加の場合、1日約10時間のダブルシフト勤務が必要となります。
4週間以上の長期参加により、1日当たりの活動時間を短縮できる他、参加期間が長ければ長いほど、支援活動を通した移民・難民への影響力も大きくなります。
避難所での衣類バンク運営
ボランティアの役割は、避難所内で地域からの寄付で支えられる衣類バンクにおいて、移民・難民への衣類や洗面用具などの物品配布をサポートすること。
受け取る側の移民・難民の適切なサイズや好みも尊重しながら、丁寧に行う作業です。
移民・難民の中には、ホンジュラス、グアテマラ、エルサルバドルなどの中米諸国から体一つで逃げ出してきた人々もめずらしくありません。
大半はキャラバンでメキシコへ向かい、中央ルートや湾岸ルートより安全なグアダラハラ経由の長い西部ルートを選択します。
そんな過酷な状況下にある移民・難民にとって、シャワーや清潔な衣服は心の拠り所となり、しばしば気力を取り戻すきっかけへ。
基本的なスペイン語が理解できるボランティアは、必要な物品をより早く調整することが期待されます。
食事の準備と厨房での補助
避難所では、移民や難民に1日3回の温かい栄養食が提供されます。
そこで、ボランティアは調理・配膳・清掃など、厨房業務全般において実践的に支援。
ボランティアのみなさんにとっても、伝統的なメキシコ料理を学ぶ貴重な機会となることでしょう。
大量調理の経験がある場合は、ボランティア自ら料理を作ることも可能です。
活動拠点
グアダラハラ
メキシコ第2の都市、グアダラハラの西部が拠点。
マリアッチ音楽とテキーラ発祥の地として知られています。
市街では、並木道が連なる広場、壮麗な大聖堂、活気ある市場が点在する歴史的な街並みを楽しめます。
移民・難民支援ボランティアとしての1日の流れ
活動先の避難所は24時間体制で運営していますが、メキシコでの移民・難民支援の海外ボランティアは、現地の祝祭日を除く平日の月~金曜日、朝シフトの場合は午前8時半に活動開始です。
1日のはじまりは、滞在先での朝食から。朝ごはんを済ませ、準備が整ったら、いざ活動先へ!活動初日はプロジェクトアブロードのスタッフが同行し、公共交通の利用の仕方や活動先への通い方をご案内します。
1日の活動内容は、あなたの語学スキルや経験、積極性、その時の現地のニーズなどよってさまざまです。臨機応変に取り組む姿勢が求められます。
1日のボランティア活動終了後は、自由時間です。現地で友達になったインターナショナルな外国人ボランティアと共にグアダラハラ周辺を散策したり、滞在先でホストファミリーとの交流を深めたりと、あなた流に楽しむ時間が待っています。
自由行動となる週末は、メキシコでしかできない経験をしに出かけよう!
活動のねらい
メキシコでの移民・難民支援の海外ボランティアのねらいは、移民・難民センターに必要不可欠な支援を提供するとともに、難民や移民の状況に対する地域社会の理解を深めること。
同時に、あなたが国際人としての視野をぐんと広げること。
現地の移民・難民に対する誤解や先入観が多いことはめずらしくありません。
そのような状況下でメキシコより南部の諸国で不安定化が進む中、メキシコ国内を移動する難民・移民のキャラバン数は年々増加すると予想されています。
そのため、同センターはサービス需要の増大に対応するため、ボランティア支援を必要としています。
あなたも、メキシコを経由する移民・難民のスムーズな移動をサポートするボランティアの一員へ。
マネジメントプラン
プロジェクトアブロードは独自のマネジメントプランを設け、活動に対する目標の明確化と目標達成の具体化を行っています。
マネジメントプランは、まさに私たちの活動の道しるべ。
よろしければ、マネジメントプランもあわせてご覧ください。
活動が世界に与える影響
プロジェクトアブロードは、毎年明確に定められた長期的な目標の達成に向けて取り組まれています。
その目標達成の鍵となるのが、参加者一人ひとりのみなさんの存在です。
グローバルインパクトリポートにまとめられた年間の活動の進歩と功績は、参加者全員の努力の結晶。
よろしければ、活動が世界に与える影響もあわせてご覧ください。
滞在先と食事
メキシコで活動中の滞在先は、グアダラハラ周辺に暮らす現地人ホストファミリー宅です。
ホストファミリーとの共同生活は、現地文化を生活レベルで体験する貴重な機会!ぜひ積極的に話しかけ、異文化交流を図りましょう。滞在先では1日3食分の食事が提供されますので、ぜひ食からもメキシコ文化をお楽しみください。
その時の受入れ状況にもよりますが、なるべく他の参加者と同じ滞在先を手配し、より多くの出会いと交流を体験できるよう努めています。
発展途上国の滞在先は、先進国のモダンで便利な生活と比べると質素に感じるかもしれませんが、安全面や清潔面の基準は満たされています。
現地サポート
安全を第一優先とするプロジェクトアブロードは、すべての活動国で24時間体制の現地サポートを提供。
海外への渡航が初めての方でも安心して参加できる魅力があります。