小さい頃からの夢を追って
学校の先輩がプロジェクトアブロードを使ってカンボジアに行っていたのがきっかけで、参加を決めた。
また、小さい頃から医師になりたいとずっと思っていたので、医療プログラムしかないと思った。
海外に行くのすらほぼ初めてに等しかったので、語学留学じゃないし英語は大丈夫かなとか、空港でトラブルあったりしないかなとか、不安もあった。
けれど、1人で海外に行ってみたかったし、将来の夢に繋がる活動だと思っていたので、渡航前は期待や楽しみな気持ちが大きかった。
実際の医療現場で
医療プログラムは、ボランティアというより、観察させてもらったり色々なことを教えてもらったり、学ぶ要素がとても強かった。
観察は、主に手術室や分娩室など、日本では絶対入らないようなところでさせてもらったり、フィリピン特有のデング熱や結核についてなどの知識も蓄えさせてもらった。
ボランティアの活動は、地元の人々の血圧、血糖値、体温や体重などを測ったり学校に訪問して健康診断のお手伝いをしたりした。
印象に残っていることとしては、小学校にボランティアしに行ったときに子供達の人懐っこさに驚いた。
英語も流暢じゃない私にもたくさん話しかけてくれて、興味を示してくれて、とってもいい子たちだなと思った。
日本人の同じ歳くらいの子供や、幼かった頃の私などを思い浮かべて、さらにその違いに驚き、フィリピンのそういう文化が素晴らしいなと感じた。
フィリピン生活からの学び
ルームメイトは日本人で、ホストファミリーはみんなとてもいい人だった！！
ホームステイは、やはりその国に住んでいる人の実際の生活を知ることができるので、貴重な経験だったと思う。
特にエアコンがなかったり、お風呂がシャワーじゃなかったり、食事に野菜が出なかったり、ということが私にとっては難題で、日本がどれだけ恵まれているかということを知ることにもつながった。
現地で直面した壁
やはり英語。
英語圏の人もプログラムに参加していることはもちろん、中国人や台湾人はとっても英語がうまくて、ついていけないこともしばしばあった。
また、お風呂や食事、トイレなど毎日の生活に必要不可欠な事柄が日本とはだいぶ違うので、そこに慣れるのは大変だった。
将来を再確認できた
一番の成長した点は、医師になりたいと心から言えるようになったこと。
ずっと昔からなりたい思っていたあまり、他の職業を考えたことがなくて、本当に自分は医師になりたいのかなと悩んでいる時期にその気持ちをはっきりさせるために行ったので、その答えが見つかったのは自分の中で大きな成長だと思う。
また、人間的な面でも積極的に人に関わる姿勢や、英語が100パーセント分かる訳ではない中でボランティアしたことから、とりあえず精一杯頑張る姿勢が身についたと思う。
これからは、とにかく勉強して医師になること！
行ってよかった！！
大変なこともあったし、滞在中は長いな～とか考えた日もあったけど、絶対自分の力になった2週間だったし、高校生の今、この貴重な経験を吸収できたことがとても価値あることだと感じるので、とにかく行ってよかった！
それにフィリピン人の人の良さに触れたり、色々な国の友達を持てたから、自分の視野が広がった。
このプログラムで得たことを、絶対今後に生かして自分の夢を叶えようと思います。
そしてなにより楽しかった！！
最高の思い出が出来たなと思います。
これから参加する高校生へ
行くと決めたからには、とりあえず思いっきり楽しむのが一番だと思います。
また、自分が行ってきて思うのは、ボランティアしに行くというより、させてもらいに行くという心持ちで行った方が正しいと感じました。
帰ってきたときは、絶対に成長しているあなたがいると思います！
ぜひ楽しんでください！
この体験談は、主観に基づいて綴られています。
その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。
ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。