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藤原 梓 - セネガル ケア

【プロジェクトアブロードとの出会い】
アフリカの家庭にホームステイ 大学3年の12月、一か月間大学を休み、セネガルで一般ケアプロジェクトに参加しました。途上国に関する知識は皆無でしたが、「力を入れて勉強していたフランス語を誰かのために役立てたい、そのためには留学ではなくボランティアがいい。」というシンプルな動機から、ボランティア団体を探し始めました。たくさんあるなかで、当時就職活動も控えていた私は、参加期間が自由に選べるプロジェクトアブロードに決めました。急な決定で出発まで時間が限られていたにも関わらず、スタッフの方は迅速に準備を進めてくださいました。

【プロジェクトについて】
セネガルの子供たちのお世話をする大学生ボランティア 一般ケアを選んだ理由は、できる限り現地の多くの人と関わって過ごしたい、と考えていたことに加え、専門知識が無い私でも何かができそうだと考えたからです。

私が滞在したのは、首都ダカールから5時間ほど離れたサンルイというのどかな町でした。

現地では、8~13時は現地の幼稚園、16時~18時はCentreという孤児院で活動しました。幼稚園では、30人前後の四歳児クラスで折り紙や塗り絵を教えました。Centreでは、教室の掃除、子どもたちのケガの手当てを行い、週に一度、食べ物の配給もしました。またCentreに集まる子供たちは学校に行ったことのない子ばかりだったため、日本から持参した算数プリントを使って簡単な算数の授業をしたり、小さい子には折り紙を折ってあげたりしました。鉛筆やプリントを奪い合うように、一生懸命机に向かっていた子どもたちの姿が印象に残っています。小さな子どもたちはウォロフ語しか話さない子がほとんどだったので始めは戸惑いましたが、私のフランス語を通訳してくれる大きい子たちに助けられ、何とか授業を進めることができました。

アフリカの孤児たちに食糧を支給するボランティア

普段物乞いをして町を一日中歩きまわっている子供たちが、少しでもそうした日常を忘れられるように、という思いで活動していました。活動のない休日、町なかで呼び止められふとふりかえると、私がつくった折り紙の時計を嬉しそうに見せてくる子どもたちを見たときは、胸にこみあげるものがありました。

ボランティア仲間は、フランス、ベルギー、スイス、デンマーク、オーストラリア、カナダと国籍は様々で、年齢も19歳から65歳までいました。夜に皆でわいわいと食事をしたり、休日は観光地に行くこともありました。一度にこれほど多国籍な仲間と交流ができたことも、自分にとっては大きな財産となりました。

【生活面について】
世界中の仲間たちといっしょにボランティア活動 一か月間お世話になったホストファミリーとの思い出は尽きません。毎日夕飯の後は雑談をしながら家畜用の餌をつくったり、一緒にダラダラとテレビドラマを見たり、本当の家族のように過ごしました。日本の生活のことをきかれたり、お互いの国の違いについて話し合うこともありました。特にホストファミリーの中学一年生の女の子とは仲が深まり、ウォロフ語と日本語を教えあったり、毎晩夕飯のおつかいに行ったり、妹ができたような感覚でした。

生活全般に関していえば、断水、停電、シャワーが冷水のみ、地面が砂地、洗濯が手洗いなど、日本に比べれば全てが「不便」でしたが、徐々にその不便さを楽しめるようになっていきました。食事は、魚と米をベースにしたセネガルの定番料理を毎日工夫を凝らしてつくってくれたので、大満足でした。日本人の口にあうかどうか気を遣ってくれていたお母さんの心配をよそに、私は毎日完食し、お代わりまでしていました。今でもふいに、セネガルの家庭料理が食べたくなります。

【プロジェクトを通じて学んだこと、成長したと思うこと】
「途上国」ときくと、貧困、不便、などネガティブなワードが連想されがちですが、現地で印象に残ったのは必ずしもそれだけではありませんでした。よくわからないアジア人の私に「国を良くしたい」と熱を持って語ってくれる人、物乞いをしながらも笑顔を絶やさずに駆け回る子供たちなど、溢れるようなエネルギーをひしひしと感じました。

またゆっくりと時間が流れるセネガルで暮らし、いかに自分が日本で時間に追われ、余裕なく暮らしていたかを気づかされました。日本が経済的に豊かな国であることは間違いありませんが、本当にこれでいいのか、見落としているものはないのか、自分自身について見つめなおすきっかけとなりました。

【最後に】
ストリートチルドレンの保護施設でのボランティア活動 ちょうど就職活動直前だったということもあり、国際貢献への関心は自然と高まりました。現在も就活中であり将来自分がどのような職業につくかはまだわかりませんが、この経験が「何らかの形で、アフリカの発展に貢献したい」という思いの源となっています。

語学の勉強を活かしたい、途上国に興味がある、きっかけはどんなものでもいいのだと思います。大事なのは、実際にやるかどうかです。私の場合は、踏み出した一歩が予想の何倍も実りの多い経験となり、自分に返ってきました。現地に行けば色んなことが起きますが、意外と何とかなるものです。もちろん出発前は不安もありましたが、セネガルの温かい人々に囲まれ、一生忘れられないような時間を過ごすことができ、参加して本当に良かったと感じています。

最後になりましたが、活動前後を通してお世話になった日本、現地のプロジェクトアブロードスタッフを始め、現地で関わってくださった全ての方々に心から感謝を申し上げます。

藤原 梓セネガル ケア

これまでに参加したケアボランティア綴る体験談の中には、孤児院での活動について言及しているかもしれません。地域コミュニティ型ケアを行っているプロジェクトアブロードの現在のアプローチについて、よろしければ専用のページから詳細をご覧ください。

この体験談は、特定のプロジェクト活動、時期、期間に参加した一個人の経験に基づいて綴られています。プロジェクトアブロードの各プロジェクトは、現地の需要の変化や活動の進捗状況に応じて絶えず更新されるため、同じプロジェクトに参加しても体験者が語るストーリーとは異なる経験になることもあります。また、天候の違いなどによっても経験は大きく異なってきます。まずはこのプロジェクトの詳細を見てみよう。または経験豊富なスタッフに相談してみよう

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