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栗本朱莉 - フィジー 村落開発

幸福度が高い国フィジーで考えた「幸せの定義」

フィジー人に日本文化を伝えた異文化交流

私は一ヶ月間、フィジーでケア&コミュニティービレッジ(高校生スペシャル)と村落開発プログラム(一般コース)に参加しました。今回は一般コースの村落開発プロジェクトについてお話しします! 最初にボランティアに興味を持ち始めたのは、小学生の頃住んでいた中国での経験がきっかけでした。公共のゴミ箱で誰かの捨てたハンバーガーを漁って食べる子どもや、道端でボロボロの布を巻き付けて寝ている親子など、日本では信じられない光景を何度も目の当たりにしました。その時初めて外国には困っている人が沢山いることを知りましたが、当時小学生だった私には何もしてあげられませんでした。しかし高校生になった今の私なら何かしらの形でサポートできるのでは!と思ったのです。様々な国がある中でもフィジーを選んだのは、「幸福度調査」で何度も世界一位に輝いているからです!GDPが低く、インフラの整備も整っていない国がどうして世界で一番幸せなのか、私にはどうしても理解できませんでした。そこで、フィジーの人と共に生活し、現地の人々の考え方を間近で知りたい!と思っていたところ、田舎の村落にステイできる私にピッタリなプログラムを見つけました。それがProjects Abroadとの出会いでした。

フィジーの人々から学んだ「心の豊かさこそ幸せ」

村落開発プロジェクトを通じて気が付くことができた本当の幸せ

私がステイしたのは、ナンディタウンから車で5,6分ほど離れたDratabu Villageという村でした。フィジーの人々はとても温かく、どこを歩いていても”Bula!” と笑顔で挨拶してくれます。村の中を歩く時はほんの少しの間でも「スル」(民族衣装)を巻かなければならなかったり、都市にホームステイする他のボランティアとは違って主食が村で採れるキャッサバやパンノキだったり、村落ならではの生活が経験できました!ちなみにシャワーはいつも水でしたが、冬でも暑いフィジーではすぐに慣れました。どうしても暖かいシャワーが浴びたいときは、ホストマザーにお願いしてバケツにポットで沸かしたお湯を混ぜてつかっていました。しかし、それ以前に村ではしょっちゅう断水が起こります!

村落開発プロジェクトを通じて気が付くことができた本当の幸せ

主なボランティア活動はホストマザーの畑でキャッサバ植えなど農作業の手伝いや、そこで経営するお店の建物の修繕作業でした。私はイラストを描くのが得意なので、壁にペンキで絵を描くととても喜んでもらえました!また村から少し離れた幼稚園で先生のサポートもしました。フィジーでは子どもの人数に対して先生が少ないため、園児のお母さんも一日中幼稚園で先生の手伝いや教室の掃除をしています。私の活動していた幼稚園はインド系の子どもが多い幼稚園だったので、フィジー人ばかりの村とはまた違った話や文化を教えてくれました。フィジーでは小学校で英語を習うため園児たちの話す言葉はあまり理解できませんでしたが、折り紙をプレゼントしたり手作りの紙芝居を披露したりすると、言葉の壁は簡単に乗り越えられました!他にも伝統工芸品の、ココナッツの葉で作るうちわやほうきを編む日もありました。バスやタクシーなどでの移動を全て一人で行わなければならなかったのが最初は不安でしたが、そのおかげでボランティアの帰りにフィジーの町を散策でき、とても有意義な時間を過ごせました。知らない人でも家の前を通り過ぎれば、“Mai Kana!”(家に来てお茶でもどう?)と声をかける文化があるフィジー。水が止まっていても、溜めておいたバケツの水でも体は洗えます。Wifiが無ければその分ファミリーとのコミュニケーションが生まれるし、家にオーブンが無ければ隣の家の人が貸してくれます!フィジーの村落での生活は発展途上国ならではの、モノが足りないなら「不便」として捉えるのではなく、他の人とシェアして生きていく「工夫」を教えてくれました。幸せはお金の量や物質的豊かさでは無く、心の豊かさだったのです!

フィジーでの異文化体験によって生まれたたくさんの仲間たち

ボランティア経験から学びたいことが明確に

葉を編んでいるフィジー人に出会った村落開発プロジェクト

私は栄養に興味があり、一ヶ月間日本とは違う食文化を間近で体験しました。フィジーは肥満をはじめ様々な生活習慣病の発症率の高さが問題となっていて、バランスの偏った食事を何度も目にしました。そこで私の知っている限りの知識で彼らにアドバイスしましたが、「これがフィジアンスタイルだから!」と受け入れてもらえませんでした。発展途上国で今までの生活を変えさせるのはとても難しいことだと気がつきましたが、フィジーの人々にはいつまでも健康で長生きして欲しいです。そこで大学できちんとした栄養学を学び、自信を持って人にアドバイスできる立場になった後、もう一度フィジーに戻り、今度は栄養プロジェクトに参加してフィジーの人の健康を支えたいです!

栗本朱莉

この体験談は、特定のプロジェクト活動、時期、期間に参加した一個人の経験に基づいて綴られています。プロジェクトアブロードの各プロジェクトは、現地の需要の変化や活動の進捗状況に応じて絶えず更新されるため、同じプロジェクトに参加しても体験者が語るストーリーとは異なる経験になることもあります。また、天候の違いなどによっても経験は大きく異なってきます。まずはこのプロジェクトの詳細を見てみよう。または経験豊富なスタッフに相談してみよう

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