大好きな自然をボランティアを通じて守りたい 

夏休みを利⽤してなにか海外で⾃然に関わるボランティアをしたいと思い、ネットで調べてたまたま⾒つけたのがプロジェクトアブロードでした。

同い年ぐらいの⼦が多い⾼校⽣スペシャルの⽅が安⼼出来そうで、⼟⽇もみんなと⾏動して⾊々な所に⾏けるという点で⾼校⽣スペシャルにしました。

マダガスカルは⾃然で溢れていて動物も沢⼭いるイメージが昔からあったので⾏こうと思いました。

渡航前は、⾃分の⾔いたいことが英語で上⼿く伝わらなかったらどうしようとか、⾶⾏機に乗り遅れたりしたらどうしようという思い出いっぱいでした。

現地で⼀緒にボランティアすること仲良くなれなかったらどうしようなども思いました。

島国マダガスカルでの日々

毎⽇朝8時から朝⾷だったので、それまでに着替えたり⾊々準備をしました。

約30分で朝⾷を終えたあと、朝の活動に向かいました。朝の活動は森に⾏って外来種の植物の除去をしたり、森の中の道を作るために⽯や⼟を運んだりしました。

他にも、薬草をみんなで探しに⾏ったり、プロジェクトアブロードで育てている植物の⼿⼊れなどしました。主に⾃然の中での環境活動でした。

12時頃に活動を終えて、12時半からお昼ご飯でした。その後は14時半までみんなで喋ったり近くの村にお⼟産を⾒に⾏ったりしました。

お昼の活動はその地域の学校や家で活動しました。学校では壊れた机や椅⼦を⾃分たちでのこぎりを使ったりカナズチを使って直したりしました。ものを作ったり直すだけではなく、実際に⼦供たちと遊んだり、⽇本の折り紙を教えたりもしました。

村の中の家に⾏った時には家⼀つ⼀つにエコストーブといったものを作りました。セメントも⾃分たちで作ってレンガを積み重ねていったりする作業をしました。

17時頃に作業を終えて、18時から始まったcultural eveningでは、マダガスカルの⽂化を沢⼭知ることが出来ました。現地のお葬式の在り⽅や、⾖や⽯を使ったゲーム、マダガスカルの伝統料理をみんなで作りました。料理は⽇本では絶対にないようなバナナを棒と鉢みたいなものを使って潰してそれを⽶粉と混ぜて葉っぱでくるんだものなどを作りました。

19時半になると⼣⾷でした。そのあとはみんなでお話をしたりして、⽇によって終わる時間は様々でした。

その後にシャワーを浴びたり⻭を磨いたりして⾃分の部屋でゆっくりしました。⽇によっては誰かの部屋にみんなで集まってお喋りをしたりもしました。

⼟⽇は村から1時間ぐらいの少し⼤きい都市に観光に⾏ったり、キツネザルの沢⼭いる公園に⾏ったりととても楽しかったです。

滞在先はとても快適でした。⾷事は⽇本⼈でも⾷べやすく、毎⽇すごく楽しみでした。

朝ごはんはパンでバターやココナッツミルク、ジャムが置いていてそれを付けて⾷べるものでした。チーズもありました。でも連続で同じパンが出ることがなく、クレープのようなものが出ることもあって美味しかったです。

お昼ご飯と夜ご飯は、パンとご飯に3種類ぐらいのおかずが出たり、パスタの⽇や⿂が出る⽇もありました。どれも美味しかったです。

洗濯は始め⾃分で洗うつもりでしたが、毎⽇服がすごく汚れ、量も多く、⾬もずっと降っていて乾かず難しかったので、途中から滞在先の⼈にお願いしました。お⾦はかかったけど毎回物凄く綺麗にして返って来るのでのよかったです。

ただ、⾬の関係とかもあると思いますが1度お願いすると3、4⽇かかったりもしたので、考えてお願いすることが⼤切だと思いました。

シャワーは熱いお湯も直ぐに出たし、⽔圧が物凄く弱いわけではなかったので快適でした。でも、みんなに共同で外にあったので少し寒かったです。

トイレはたまに流れないこともありましたが、全然気になるほどではありませんでした。

⾍はどこにいてもいたので仕⽅ないなと思いました。

部屋は1⼈部屋ですごく広かったです。部屋にお菓⼦を開けっ放しに置いていたとかそういう訳でもなかったのですが、⻭ブラシや⻭磨き粉に直接アリが沢⼭ついていたのにはさすがにビックリしました。それ以外はほんとに快適でした。

これぞ、本場のマダガスカル

マダガスカルに居るだけで毎⽇が常に発⾒や驚きしかありませんでしたが、街にエコストーブをつけに⾏ったりしたときに、そこに住んでいる⼈々の⽣活に驚きました。

⽔を使うだけでバケツを持って⾃分で汲みに⾏ったりしないといけないような場所で、家の中にニワトリが⼊ってきたりと、⽇本では考えられなくてビックリしました。

午前中の作業のエイリアンプランツの除去は、森に⼊って道もないような所でひたすら⼤きな草を抜いたり切ったりするので体⼒的にもとても疲れました。でも終わったあとの達成感はすごかったです。

苦労したことは⾔語です。お⼟産を買ったりする時はすごく簡単な英語でお互いに話してなんとか通じたので、そこまで気になりませんでしたが、ボランティアのみんなと話をしている時英語が伝わらなくて申し訳ない気持ちになることがよくありました。相⼿はすごく⼀⽣懸命聞いてくれているのに単語が分からなかったり、早すぎて聞 き取れなかったりして⼤変でした。

また、⾷事中などみんなで居る時に会話が始まると、英語を喋れる⼦達で物凄いスピードで会話が⾏われるので、⼊っていくことが出来ませんでした。英語を聞き取れても、会話に⼊るタイミングも分からなかったりして⼤変でした。この時もっと英語が喋れたらと何度も思いました。

でも、会話を聞けるようになって来るだけでもすごく勉強にな ったし、楽しかったです。

自身の成長と進路について

プログラムを通して⼀番変わったことは、視野の広さだと思います。⽇本では考えられないような⽣活を⽬の当たりにして、もっと⾃分の⽣活も考えないといけないなと思うことが出来ました。

⾷べ物を残すことはありえないと思ったし、好き嫌いをするんじゃなくて作ってくれた⼈や⾷べること⾃体に感謝する気持ちを忘れてはいけないなと思いました。

また、⽇本語は全く通じないボランティアの⼦や現地の⼈と話す中で、とにかく⾃分で伝えようとする思いが⼤切だと思いました。単語が分からなかったり、⽂法が分からないから話しかけないとか、答えないとかそういうのではなく、恥ずかしがらずにとにかく挑戦することが⼤切だと思いました。

あとはしんどい活動だからと途中で諦めたりするのではなく、現地のスタッフの⽅々のように最後まで⼀⽣懸命取り組まなければいけないなと思いました。

そして、⼀⼈で親から離れて⽣活する中で、お⾦の使い⽅や時間の使い⽅などもっと⾃分⾃⾝で考えていかないといけないなと思うことが出来ました。誰かに頼ってばかりじゃなくて、⾃分で計画を⽴てることの⼤切さを感じました。

来年は受験⽣の年で、進路を決める年にもなります。今までも環境活動に興味があってマダガスカルを選んだのですが、⾃然の森や動物を守る環境活動だけではなく、⼈の⽣活についてももっと知りたいと思いました。

だから、⼤学では環境全体を保護する上で⼤切なことをもっともっと学んでいきたいです。そして、将来このマダガスカルや⼤学にいって学んだことを活かして⾃分から活動をしていきたいと思います。

例えば、貧困で悩んでいる国に実際に⾏って現地の⼈に直接改善したいことなどを聴きながら活動出来るような⼈になりたいです。

他にも動物や⾃然を⼤切にすることについてももっと多くの⼈が考えることの出来るような機会を増やして⾏きたいと思います。

これらの夢を叶えるために、まずは英語を今まで以上に勉強して完璧にします。そして、⽇本語と英語以外の⾔葉にも挑戦してみたいです。

今すぐ⾃分で現地に⾏ったりして活動したりすることは難しいけど、⽇々の⽣活の中でちょっとずつ⾃分ができる事を意識していきたいと思います。⽔や⾷べ物無駄にしないとか、ゴミをできるだけ増やさないとか、無駄なものは買わないなど、⽇々できる⼩さなことをしたいです。

そして、学校が始まったら多くの友達にマダガスカルでの経験を話したりして、⽇本よりもっと貧困の地域に住んでいる⼈のことを知ってもらったり、⽇々できる⼩さなことについても⼀緒に考えていきたいと思います。

今回のマダガスカルへのボランティアは、本当に⼈⽣で⼀番の良い経験になりました!!⽇本に居るだけの夏休みとは⽐べ物になら ないくらいいい経験でした。

⾃分なんかが⾏って⼤丈夫かなと思っていたけどプロジェクトアブロードの⼈が全⾯的にサポートしてくれてほんとに安⼼出来ました。渡航前からサポートしてくれたスタッフの⽅や現地のスタッフの皆さんに感謝したいです。

そして、今回⾏かせてくれた両親にもとても感謝しています。

ぜひ、またマダガスカル以外の国にもプロジェクトアブロードを通して⾏ってみたいです!!

ありがとうございました!!

これから参加する方へ

⾏くまでは⾔語のこととか、⼀⼈で活動することにすごい恐怖を感じるかもしれないけど、⾏ったら最⾼の経験が待ってます!

何かあってもスタッフの⼈に⾔ったら絶対に対処してくれるし、周りのボランティアの⼦は優しい⼦達でいっぱいです!

恥ずかしさを捨てて、何事も⾃分から挑戦することが何よりも⼤切だと思います。

⾏ったあとは⾃分でも⾃らの成⻑を感じることが出来ます。

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この体験談は、主観に基づいて綴られています。

その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。

ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。