自分はサモアでケアプログラムとスポーツプログラムそれぞれ2週間ずつ計4週間に参加しました。

まずなぜ自分がProjects Abroadを通しサモアでこの二つのプログラムを選んだのか説明します。

五月の初めに大学でProjects Abroadのサモアでのサッカープログラムを見つけ、自分が海外でなにか手助けをできるとしたらこれだと感じこれに参加しようと思い日本のオフィスに連絡をとりました。

しかしサッカープログラムはすでに募集を終えていたため、金子さんにケアとスポーツのプログラムを提案されました。どちらも特別な資格や技術がなくとも参加でき、比較的簡単で初めて参加する人にオススメであるということもあり、参加を決めました。

次に実際のサモアでの活動や生活について説明します。

成田からオークランド経由で約丸一日かけサモアのファレオロ空港に到着し、現地のスタッフに会い、ホストファミリーの家へ向かいました。

ホストファミリーは非常にフレンドリーで自分を本当の家族のように接してくれました。

土曜日や日曜日には教会やマーケットに連れて行ってくれ、サモアの文化も学ぶことができました。

子供たちはボランティアが自分の家にホームステイする事になれているのですぐに心を開いてくれ、一緒にサッカーをしたり折り紙をしたりと初めて一人で海外に行った自分の不安を取り除いてくれました。

生活面では冷水のシャワーや虫・水、食事など日本と異なる環境にはじめは戸惑い体調も崩しましたが、帰る頃には適応することができました。

活動は初め二週間はケアプログラムで、朝九時から十二時までは幼稚園の子供たちの世話、十二時から二時は隣にある小学校で授業の補佐をしました。

はじめ、自分が何をすれば良いかわからずただ見ているだけではじめの一週間は決して充実しているとは言えませんでした。

しかし現地スタッフや金子さんに相談し、いろいろチャレンジ、トライすることを学びそこからは積極的に幼稚園では子供達と一緒に踊ったり、遊んだりし、小学校ではプレゼンテーションの準備の提案をしたり、日本語を教えたりサモア語を習ったりと充実したものになりました。

スポーツのプログラムではサマーホリデーの時期であったため、ボランティア達で話し合い、どのようなスケジュールでどのようなことをするのか計画を立てるというこの時期ならではの活動となりました。

具体的には生徒たちを2グループに分け、1グループがスポーツ、もう1グループが教室で理科や英語を勉強し75分で外と中を入れ替え、昼食を挟み午後は教室でグループワークを行い、最後はゲーム、といった流れでした。

最初は英語で子供達に準備運動やスポーツを説明することに大きな不安がありましたが、簡単な英語やジェスチャーで説明すると子供たちはすぐに理解しスポーツを楽しんでくれました。自分のサモアでの活動は変化し充実したものになりあっという間の残り二週間となりました。

この四週間を通し海外での積極的な姿勢の重要性を再確認することができました。

学校での活動でも日常生活でも自分から積極的に話しかけたり行動を起こしたりすることで、仕事や情報を与えてもらえたり、人とのつながりが増えたり自分にとってプラスになります。

人によって得られるものは異なると思いますが、自分はこの積極性というものが得られたものの中で一番でした。

また今回は〝自分がやりたいこと”ではなく〝自分のできること”を選択しましたが、子供たちにいろいろ教えているうちに、教えるということに興味を持つことができ、教えるということが将来の選択肢の一つとなりました。

これは行かなければ学ぶことができなかったことだと思うので本当に行ってよかったと思います。

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サモアでチャイルドケア 三木海周

この体験談は、主観に基づいて綴られています。

その時の現地の需要や活動の進捗状況、参加時期、参加期間、天候などによって得られる経験が異なりますので、あらかじめご了承ください。

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