はじめに
セネガルチャイルドケアの短期・長期「実践型」海外ボランティア参加者を募集しています。
派遣先は、タリベと呼ばれるストリートチルドレンのためのケアセンターや、貧困層の子供たちが通う幼稚園。
チャイルドケアボランティアとしてのあなたの役割は、これらの施設に通う幼い子供たちのスキル習得と健やかな発育をサポートすること。
ストリートチルドレンタリベは、学校に通うこともなく、路上で小銭や食べ物を乞うことによって毎日を生き抜いています。
そんな子供たちに基礎教育やヘルスケアを提供すべく、プロジェクトアブロードはタリベセンターを設立。タリベにとって唯一の心の拠りどころとなっています。他の機関からの資金提供がないタリベセンターでは、多くのボランティア支援を必要としています。
貧困層の子供たちが通う幼稚園は、資金繰りから教員不足という問題を抱え、子供があふれる状況に。設備や教材にも限りあり、ここでも多くのボランティア支援が求められています。
セネガルでのチャイルドケアの海外ボランティアの活動拠点は、世界遺産に登録されている町サンルイ。ボランティア中は、サンルイに暮らすホストファミリー宅で現地生活を体験!
自由時間となる週末は、現地で出会った多国籍な外国人ボランティアと共に、フランス語圏ここセネガルで冒険を!
チャイルドケアボランティア参加条件
セネガルでのチャイルドケアの海外ボランティアの応募対象は、世界中の大学生、社会人、シニアのみなさんです。
高校生には、高校スペシャルのチャイルドケア&地域奉仕活動がおすすめ!
特に、子供が好き、西アフリカでの国際協力に携わりたい、セネガルの実情を自分の目で見てみたい、将来保育や子供と関わる職業に就きたい!という意欲的な方におすすめです。
現役の保育士やすでに関連した職種に就いているみなさんからの参加も歓迎されます。経験あるみなさんにとっては、西アフリカという海外の支援が求められている場所で知識や経験を活かし、自分の力を試す貴重な経験となることでしょう。
参加条件とまではいきませんが、最低限の基礎英語力、できれば基礎フランス語力もあることが理想的です。
セネガルはフランス語圏のため、現地の子供たちはフランス語を話します。また、活動の一環として、セネガルの子供たちに英語や可能ならフランス語の絵本を読み聞かや読み書きを教えることから、最低限の語学力が不可欠。
だからこそ、英語やフランス語の練習を含む渡航準備にどれだけ真剣に取り組んできたかが、現地での活動の幅に影響します。
すべては、あなた次第です!
フランス語に不安を抱える方は、チャイルドケアの海外ボランティア前に、フランス語留学に参加することをおすすめします。現地でフランス語留学をすることで、フランス語力に自信をつけると同時に、現地生活にもより溶け込むことができるでしょう。

活動内容
- 基礎英語および基礎フランス語教育
- アクティブな幼児教育の促進
- タリベセンターの運営
基礎英語および基礎フランス語教育
ストリートチルドレンのタリベたちは、そもそもきちんとした学校教育を受けていません。
また、貧困層の子供たちが通う幼稚園は子供たちであふれ、これらの子供たちは、セネガルの公用語であるフランス語をきちんと学ばずに一生を過ごすこともめずらしくありません。
チャイルドケアボランティアたちは、それぞれの派遣先で基礎英語教育や基礎フランス語教育に取り組みます。
基礎となる語彙やフレーズを教え、実践的な英語とフランス語の語学力向上に貢献。
歌やゲームなどのさまざまなアクティビティを取り入れ、子供たちが楽しく学習できるよう工夫しましょう。
アクティブな幼児教育の促進
ただ学校に通い、教室で勉強するだけでは不十分。
プロジェクトアブロードが目指すのは、子供たちの学習意欲を引き出し、発育に良い刺激を与える幼児教育。
元気よく遊び、交流し、楽しみながら学ぶことは、幼い子供たちの健やかな発育を促す重要な要素です。
チャイルドケアボランティアたちは、歌、ダンス、図画工作、ゲーム、絵本の読み聞かせ、屋外でのボールを使ったスポーツなど、参加型のさまざまなアクティビティを実施します。
どのアクティビティも、子供たちの自信、学習能力、社交性、創造力、運動機能を育てるものです。
ボランティアのみなさんからの新しいアイデアが歓迎される環境ですので、積極的に提案していきましょう。
タリベセンターの運営
継続的にストリートチルドレンのタリベを支えるには、タリベセンターの運営に実地的に貢献するボランティアのみなさんの存在が不可欠です。
このタリベセンターは、家も学校も頼れる大人もそばにいないタリベの子供たちにとって、安全に過ごせる心の拠り所。
タリベセンターでは、基礎教育、衛生指導、スポーツ&レジャーアクティビティを実施する同時に、子供たちが衛生を保てるようシャワー室や洗濯をする洗い場も提供しています。
上記以外にも、定期的な食事の提供、小さな傷口の適切な処置、施設のメンテナンスなど、活動は多岐に渡ります。
臨機応変に対応しながら、タリベ一人ひとりに寄り添い、精神的なサポートを提供するよう努めてみてください。
活動拠点
サンルイ
かつて、フランス領西アフリカ時代の拠点として繁栄。
美しい街並みは、2000年に世界文化遺産にも登録されています。
その素朴さやカラフルな街並み、活気ある人々が本来のアフリカのセネガルという国を映し出しています。
チャイルドケアボランティアの1日の流れ
セネガルでのチャイルドケアの海外ボランティア活動は、基本的に現地の祝祭日を除く平日の月~金曜日。実際の活動内容は、派遣先によってさまざまですので、臨機応変に対応しましょう。
セネガルでの朝は、道端のヤギの鳴き声で目覚めるなんてことも。朝食を済ませ、準備を整えたら、さっそく活動先へ。初日はプロジェクトアブロードのスタッフが付き添い、活動先への通い方をご案内します。
1日の活動内容は、派遣先、あなたの知識、経験、スキル、語学力、積極性などによってさまざまです。派遣先のスタッフとしっかりとコミュニケーションをとりながら自主的に取り組んでみてください。
1日のボランティア活動が終了したら、現地で出会った外国人ボランティアと共に中心街やビーチを散策するのも良し、滞在先に戻ってゆっくり過ごすのも良し。あなた流にお楽しみください。
夕食は、滞在先に戻っていただきます。ホストファミリーによるセネガルの手料理を通して、食文化からもセネガルに触れよう!
活動がお休みとなる週末は、仲間と共にセネガルの発見をする冒険へ!

活動のねらい
セネガルでの子供のケアの海外ボランティアには、2つねらいがあります:
1つ目のねらいは、支援を必要としているストリートチルドレンのタリベをサポートすること。セネガルの男の子は、幼い頃からダーラという寄宿所に送られ、イスラム教の聖典コーランを学ぶ風習があります。これは、親元を離れて自立させ、忍耐、謙虚さ、分かち合うことの大切さなどを学習させるため。
しかし、今日のダーラはこの本来の姿が歪んでしまったもの。経済危機後、ダーラはタリベを経済的にサポートできない状況に陥りました。現在、タリベたちは小銭や食べ物の物乞いを強いられる毎日を過ごし、その多くは路上生活を送っています。もちろん、正式な教育も受けられず、多くのタリベが栄養失調や病気に苦しんでいます。
そんなタリベを支援するため、プロジェクトアブロードはサンルイに完全出資・独立運営のタリベセンターを設立。このタリベセンターは、タリベの子供たちに基礎教育、ヘルスケア、定期的な食事を提供しています。このタリベセンターの運営には、実地的な活動を支えるボランティアのみなさんの存在が不可欠。現在も多くの支援を必要としています。
2つ目のねらいは、地元の幼稚園の先生たちをサポートし、幼児教育を促進すること。派遣先の幼稚園では教員の数が不足している上、施設の整備や教材に限りがあります。教室は子供たちであふれ、先生たちは子供たち一人ひとりが必要としているケアを与えられずにいます。チャイルドケアボランティアの存在は、そんな先生たちの負担を軽減し、子供たちの発育を助ける重要な役割を果たします。
プロジェクトアブロードは、セネガルで支援が求められているこれらの現場で、特に以下の項目に焦点をあてたチャイルドケア活動に継続的に取り組んでいます:
- 識字率の向上
- 基礎計算能力の向上
- 英語/フランス語力の向上
- 衛生管理の徹底
- 子供たち一人ひとりへの精神的なサポート
あなたも、セネガルの子供たちの健やかな発育を助けるチャイルドケアボランティアの一員へ。
マネジメントプラン
プロジェクトアブロードは独自のマネジメントプランを設け、活動に対する目標の明確化と目標達成の具体化を行っています。
マネジメントプランは、まさに私たちの活動の道しるべ。
よろしければ、マネジメントプランもあわせてご覧ください。
活動が世界に与える影響
プロジェクトアブロードは、毎年明確に定められた長期的な目標の達成に向けて取り組まれています。
その目標達成の鍵となるのが、参加者一人ひとりのみなさんの存在です。
グローバルインパクトリポートにまとめられた年間の活動の進歩と功績は、参加者全員の努力の結晶。
よろしければ、活動が世界に与える影響もあわせてご覧ください。
滞在先と食事
セネガルで活動中の滞在先は、サンルイ周辺に暮らす現地人ホストファミリー宅です。
ホストファミリーとの共同生活は、現地文化を生活レベルで体験する貴重な機会!ぜひ積極的に話しかけ、異文化交流を図りましょう。滞在先では1日3食分の食事が提供されますので、ぜひ食からもセネガル文化をお楽しみください。
その時の受入れ状況にもよりますが、なるべく他の参加者と同じ滞在先を手配し、より多くの出会いと交流を体験できるよう努めています。
発展途上国の滞在先は、先進国のモダンで便利な生活と比べると質素に感じるかもしれませんが、安全面や清潔面の基準は満たされています。
現地サポート
安全を第一優先とするプロジェクトアブロードは、すべての活動国で24時間体制の現地サポートを提供。
だから、海外への渡航が初めての方でも安心して参加できる魅力があります。