はじめに
マダガスカルで公衆衛生の短期・長期「実践型」海外インターンシップ参加者を募集しています。
活動拠点は、医療やヘルスケアが十分に行き届いていない田舎の村々。
公衆衛生インターンは、現地の医療専門家とともにこれらの地域に直接出向き、基礎健康診断を実施。人々の健康への関心を高めながら、衛生管理、衛生環境、健康状態の向上をサポートしていきます。
マダガスカルでの公衆衛生インターン活動は、水を媒介した伝染病の予防を促す独自の「WASHプログラム」に力を入れています。公衆衛生インターンはこの「WASHプログラム」運営の原動力として、健康管理への認識が薄い地域住民への実践型の保健衛生教育を通して、現地で問題となっている疾患予防に努め、現地で人々の健康に違いを生み出してゆくのです。
アフリカの島国マダガスカルで公衆衛生インターン中は、活動拠点アンダサイブにあるゲストハウスに滞在。これは、同時期に居合わせた多国籍な外国人インターンと出会い、交流し、友情を深める貴重な機会となることでしょう。
自由行動となる週末は、世界中から集まるインターナショナルな仲間と共に、これまで知らなかったマダガスカルの世界を異なる角度から体験しに出かけよう!
公衆衛生インターン参加条件
マダガスカルを舞台にした公衆衛生の海外インターンシップの応募対象は、世界中の大学生や社会人のみなさんです。
高校生には、高校スペシャルの医療プログラムがおすすめ!
経験を問わず熱意のある方ならどなたでも参加が可能ですが、特に看護学生や、看護師・保健師をはじめとした医療専門家のみなさんにおすすめです。
これまでも、海外で実践的なヘルスケア経験を積みたい、マダガスカルの医療事情を自分の目で見てみたい、アフリカの発展途上国で国際医療支援に携わりたい、実践的な英語力をつけたい!などのそれぞれの目標を胸に日本からも大勢参加してきました。
ただし、参加にあたって基礎英語力が必要となります。活動中のコミュニケーションは基本的に英語で行われるため、現地スタッフが言っていることがまったく分からないと、大事な指示や有益なアドバイスを理解できず、苦労するのは自分自身。言葉による意思の疎通を大事にする海外の現場では、やはり基礎英語力は不可欠。
だからこそ、英語の練習を含む渡航準備にどれだけ真剣に取り組んできたかが、現地での経験を左右すると言っても過言ではありません。
すべては、あなた次第です!

活動内容
- 衛生管理と衛生環境の改善
- 地域型の公衆衛生活動
- 健康を促す教育活動の準備
- データの記録とモニタリング
衛生管理と衛生環境の改善
アフリカの島国マダガスカルでは、国際連合(国連)の最も開発が遅れている国のリストに入っています。そんなマダガスカルの田舎の地域では、生活の基本要素となる安全な飲み水の確保や下水の処理施設が行き渡っていないこともしばしば。結果、多くの村々で伝染病が深刻な問題となることもめずらしくありません。
そこで、プロジェクトアブロードは「WASHプログラム」と呼ばれる安全な水へのアクセスと衛生状況の改善を促し、地域全体の健康を促進する公衆衛生プログラムを運営しています。
例えば、公衆衛生インターンは安全が確保されていない水を体内に取り入れることへの危険性を分かりやすく説明し、地域住民の理解を深めることに努めます。
地域型の公衆衛生活動
公衆衛生インターンは週一または半月に一度のペースでアンダサイブ周辺の田舎の地域に直接出向く現地の医師や看護師に付き添い、基礎健康診断をサポートします。
公衆衛生活動は、状況に応じて地域各所に出向くこともあれば、一軒一軒家庭を訪問して行われることもあります。臨機応変に対応しましょう。
この公衆衛生活動では、インターンは例えば血圧、血糖値、心拍、身長、体重などの測定を通して基礎データの収集を実践的にアシスト。疾患の兆候が見られる患者には、同行した医療専門家がさらなる診断や治療へのアドバイスを行い、病気の早期発見および対応に努めます。
この地域型の公衆衛生活動は、健康診断の実施のみにとどまりません。公衆衛生インターンは保健衛生教育を通して、地域住民の健康管理に関する知識の構築に貢献していきます。
健康を促す教育活動の準備
公衆衛生活動は、地域型の保健衛生教育に役立つポスターやチラシなどの教材づくりに取り組みます。
視覚から学習できる教材を上手に利用し、地域住民が健康管理や保健衛生への理解を促します。
あなたが作成した教材は、帰国後も現地で長期的に活用されていきます。
データの記録とモニタリング
公衆衛生インターンは、地域型の公衆衛生活動で集めたデータの記録とモニタリングを行います。
現場で集めたデータをプロジェクトアブロード独自のグローバルインパクトデータベースに集積。こうして、地域住民一人ひとりの健康状態の状況を見守りながら、活動の進歩のモニタリングや改善点の洗い出しに活用していきます。
活動拠点
アンダサイブ
島国マダガスカルの内陸に位置する田舎町。
道路はコンクリート舗装もされておらず、1年を通して雨も降るため、泥だらけになることもしばしば。
特に、ハリケーンのシーズンにあたる11月~3月は降水量も多くなります。
公衆衛生インターンの1日の流れ
マダガスカルでの公衆衛生の海外インターンシップは、現地の祝祭日を除く平日の月~金曜日、通常午前8時頃にスタートし、午後4時~5時頃まで活動に従事します。
基本的に、午前中はリサーチ活動、データの記録、教材づくりなどのオフィスワークにあて、午後に地域各所に出向いた公衆衛生のフィールドワークとなるのが一般的です。その日の活動内容や天候によってタイムスケジュールが異なりますので、臨機応変に対応しましょう。すべての活動は、担当スタッフの監督下で行われます。
お昼の12時を回ったら、約2時間ほどのランチ休憩をとります。基本的に、昼食は滞在先のゲストハウスに戻っていただきます。
1日のインターン活動を終えた後は自由時間です。周辺の散策に出かけたり、ゲストハウスに戻って仲間との交流を深めたりして、思うがままに自由時間を楽しむことができます。
夕食はまたゲストハウスでいただきます。
インターン活動がお休みとなる週末は、現地で出会ったさまざまな国籍の外国人インターンと共に、ここでしか得られない経験をしに出かけよう!

活動のねらい
マダガスカルにおける公衆衛生の海外インターンシップのねらいは、地域住民の健康と福祉を促進すること。
特に「WASHプログラム」は、コレラ、マラリア、その他の下痢性疾患などの周辺地域でよくある疾患への予防を促す重要な役割を果たします。
マダガスカルでの公衆衛生の海外インターンシップでは、以下の項目に焦点をあてた活動に取り組んでいます:
- 衛生状況の改善
- 貧困層の医療アクセスの向上
- マラリアの抑制
- 医療に関する知識や治療法の共有
あなたも、マダガスカルに暮らす人々の健康と福祉を長期的に向上させる公衆衛生インターンの一員へ。
マネジメントプラン
プロジェクトアブロードは独自のマネジメントプランを設け、活動に対する目標の明確化と目標達成の具体化を行っています。
マネジメントプランは、まさに私たちの活動の道しるべ。
よろしければ、マネジメントプランもあわせてご覧ください。
活動が世界に与える影響
プロジェクトアブロードは、毎年明確に定められた長期的な目標の達成に向けて取り組まれています。
その目標達成の鍵となるのが、参加者一人ひとりのみなさんの存在です。
グローバルインパクトリポートにまとめられた年間の活動の進歩と功績は、参加者全員の努力の結晶。
よろしければ、活動が世界に与える影響もあわせてご覧ください。
滞在先と食事
マダガスカルで活動中の滞在先は、アンダサイブにあるゲストハウスです。
基本的に同性の仲間とのルームシェアとなりますので、貴重な異文化体験の機会として積極的に交流を図りましょう。
現地では1日3食分の食事が提供されますので、ぜひ食からもマダガスカル文化をお楽しみください。
発展途上国の滞在先は、先進国のモダンで便利な生活と比べると質素に感じるかもしれませんが、安全面や清潔面の基準は満たされています。
現地サポート
安全を第一優先とするプロジェクトアブロードは、すべての活動国で24時間体制の現地サポートを提供。
だから、海外への渡航が初めての方でも安心して参加できる魅力があります。