エコ農業、農村開発、オーガニック農業のボランティアをしよう

日本でも2008年辺りから、取り組みが各地で活発化してきたエコ農業。農業体験もブーム化してきているようだが、そもそもエコ農業って何だろう?

「環境保全型農業の基本的考え方」によると、エコ農業、あるいは環境保全型農業とは、「農業の持つ物質循環機能を活かし、生産性との調和などに留意しつつ、土づくり等を通じて化学肥料、農薬の使用等による環境負荷の軽減に配慮した持続的な農業」だそうだ。

つまりは、たい肥などを使用して健康な土をつくり、化学肥料や農薬を使用せず、環境への負荷を減らしながら行うことのできる持続的な農業のこと。持続的な農業へとするためには地元の人たちや消費者たちに理解していただくことも重要となってくるため、告知・広報していくことも大事だ。

Volunteers

こういったエコ農業を体験するエコツアー等も盛んになってきているようだが、プロジェクトアブロードでは、エコ農業の体験をしながら技術を地元の人たちへと伝授して頂くことができるモデルファームをインド、ジャマイカ、ガーナ、ペルーで持っている。ここでは農業技術を持つ専門員たちの指導のもとで行うので農業が初めてな方や、未経験の方でもだれでも参加ができる。

モデルファームはその名の通り、地元の人たちがここを訪れ、自分たちが家でできるようになるためにここで農業技術を学びにくる場所で、我々が促進を図る継続的農業のデモンストレーションの場所だ。地元の農家の人たちは新たな農業技術やテクノロジーを学び、コミュニティでそれらが活用されるよう、ボランティアが手伝う。

インドで行うエコ農業・農村開発プロジェクト

インドでは、モデルファームで生活しながら継続的な農業技術や環境問題を学ぶことができる。具体的には、ミミズを使用しての国産農業のごみで作られた天然肥料「vermi-compost」を生産する方法を学び、また継続的開発やオーガニック農業のイロハについて学ぶ。このvermi-compostは、週に一度、町の近くの市場で売るので買いに来る人たちと直接交流する時間がある。

また大きな特色として、病気を治療するのに使うハーブを薬草園で育てる。多数の植物品種の数について学び、また増やし、そして多くの危機にさらされている植物を学ぶ機会がある。薬草について学び、製造用器具を使いながら現地コミュニティで広められている薬を作るお手伝いを行う。

African children

ガーナで行うエコ農業・農村開発プロジェクト

ガーナでは、首都アクラから1時間ほど北にある田舎のアクアペムヒルズにあるオーガニックファームで活動する。動物の飼育をしたり、農作物を植え、小麦粉を生産したり、ハーブを植えたり土地を耕すことを含め、農作業すべてについて責任を持って行動する。この農家には、学校から現地の子供たちが農家に学びにやってくるのでそのときはリーダーとなって継続的農業ではどのように農作物が育てられているのかについて学び、農業技術について教えることになる。

このプロジェクトは、継続的な開発やオーガニック農業テクニックを手伝い、またアフリカの次世代の子供たちに環境問題について教えるいい機会だ。

ジャマイカで行うエコ農業・農村開発プロジェクト

インドやガーナに限らず、ジャマイカでも農業は労働人口の約20%が行っている生計を立てる重要な暮らしを支える技術である。16万世帯が農業で生計を立てていると言われている。最近では、田舎の農家の人々への支援はない上に、肥料や農薬の値段が上がり、農家の人々生活に多大なる影響を与えている。

ジャマイカでのエコ農業プロジェクトは、農業技術と地元のコミュニティーに焦点を当てた農業開発やマネージメントを合わせたプロジェクト。農業マネージメントや、昆虫学、害虫管理、オーガニック農業、マーケティング、農業技術、植物の栄養などの分野で学習をしている人にとっては実践型ともなるいい機会だ。農作業を効率的に行うための技術を教え、生活をサポートし、農家や消費者たちに必要なサービスを行い、生活協同組合の生産力や成長に焦点を当て、地元コミュニティ全員に利益がいきわたるよう活動支援できるCPGCAとの共同でこのプロジェクトは行う。

具体的には作物の研究や理論を学ぶだけでなく、ビニールハウス栽培やバイオテクノロジーの組織培養開発、費用マネジメント、土壌調査、農業経営についての指導を受けるなど、実践型のプロジェクトだ。

ペルーで行うエコ農業・農村開発プロジェクト(環境保護プロジェクトの一部)

ペルーのプエルト・マルドナード周辺では、農業で生活をたてようとしているのだが、農業技術がないため、政府によって与えられたほんの一部の土地を耕すだけでも大変なのが現状。私たちが環境保護のプロジェクト全体を管理運営するタリカヤでは、ペルー農家の直面する問題に共感を覚え、土地と資源を最低限、年中耕せるようにと農業プロジェクトを立ち上げ。パイロットファームでは、周辺森林へのインパクトを減らしながら土地を効率よく耕すことを主眼とし、活動を行なっている。ここでは、現地農家に代わっていろんな畑の耕し方を試験的に始めることができるので現地農家にとっても大変喜ばしいファームなのだ。

日本では食品偽装などの問題をきっかけに食の安全や安心を求める背景からエコ農業、オーガニック農業への関心が高まっているようだが、農業を技術として覚え生活を支える収入源にしようとしている今の途上国の人たちでも私たちでも生産性との調和を図り、環境に配慮した食品作りという目標は同じなはず。持続的農業を学校で勉強している方も、ちょっと農業体験してみたいという方も是非挑戦してみてはいかが?

ボリビアで行うエコ農業・農村開発プロジェクト(環境保護プロジェクトの一部)

持続可能な農業は現地の人々の生活にとってとても重要なもので、人々のニーズに合ったものを提供するために農場を経営し、様々な作物を作りだすことが、これからの農業を継続しつつ発展させていく上で大切である。そこで、ボランティアはエコファームで働き、農作物やマネージメントの仕方について学ぶ。土を耕し実際に野菜づくりを手伝くう半面、灌漑対策、土地管理の方法、収穫率向上の方法など農業に関わる様々なことについて学ぶチャンスでもある。ウシやトリ、ウサギなどの家畜の世話も担当することもあるかもしれない。