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3周年を迎えるフィジーでのサメ生態保護活動、最前線を行く! 

海外ボランティア フィジー環境保護プロジェクト乱獲、水質汚染、生息場所消失により、毎年一億匹以上のサメがこの世から姿を消しています。このままサメの数の減り続けば、海洋生態系のバランスを保てなくなる危険性があります。これは、サメの激減が生態系の中間層にいる魚の増加を招き、それらが捕食する草食生物の種類の減少を引き起こす可能性があるからです。また、サメの激減は藻類が歯止めなく成長することにつながるため、珊瑚礁にも害が及びます。そしてバランスが崩れた生態系によって一番打撃を受けるのは、生活や食料の多くを海に依存している現地コミュニティです。

 この問題に取り組むために、プロジェクトアブロードは2014年にフィジーでサメ生態保護プロジェクトを開始しました。集められた情報によって、生態系に属する生物やそれらのライフサイクルについてどうすればそれらの生物を救うことができるのか研究しています。このプロジェクトは今年で開始から3周年を迎え、現在も順調に活動を続けています。フィジーのViti LevuにあるPacific Harbourに拠点を置き、世界中から参加するボランティアの協力のもと、科学者や調査員と一緒に活動し、地元でのダイビング、ワークショップやコミュニティワークを通じて情報を収集しています。

南太平洋フィジーで環境保護活動 ボランティアがビーチでゴミ拾いをした際の一枚サメの保護、マングローブの保全、環境保護教育の大切さを広めるために、このプロジェクトでは良質な科学的データ収集に力を入れています。環境保護教育活動では、コミュニティに対して海洋生態系の中でのサメの役割について教えます。今日までに、ボランティアはBega ラグーンで1,000回以上のダイビング調査を実施し、33種の捕食魚、10種のサメ、6種のエイと2種のカメの情報を収集しました。

「このプロジェクトは、9種のサメ約300頭へのタグ付けを達成しました。また、ミドリガメ2種とサカタザメ1種にもタグ付けを行いました」とプロジェクトマネージャーのKristian Milesは言います。「私たちは、250の餌付き遠隔水中ビデオ(BRUVS)も配置しました。これらは、捕食魚、サメ、エイやカメなどの種類や量をモニタリングするものです。いくつかのサメとエイの種は、すでにBRUVビデオで観察されています」(Kristian)

プロジェクトうアブロード フィジーで環境保護ボランティア マングローブの植林ボランティアは、サメの個体数や海洋生物についての情報収集する上での鍵となります。プロジェクトを持続的に運営するためには、ボランティアの通年での参加が必要です。2014年にこのプロジェクトに参加したボランティアStephanie Brucklさんが、ボランティアがダイビングを通じて貢献する主な活動について説明してくれました。「ダイビング調査では、ボードを携帯し、サメや関連する種を見つけた時にデータをそのボードに記録しました。ネムリブカ、ツマグロ、オグロメジロザメ、オオメジロザメ、カリフォルニアドチザメの5種のサメや、エイ、クラゲ、カメ、美しい珊瑚礁など、信じられないような光景を目の当たりにしました。ボートに戻った後は、集めたデータをチェックし、書類にまとめました。また、e-sharkとGreat Fiji Shark Countにもデータを提供しています」

現在ボランティアに参加しているEdward Sibleyさんは、海洋生物の保護活動の重要性を強調します。「陸上の生物同様、海中の生物もその種には複雑な相互関係があり、私たちは到底すべてを理解することはできません。しかし、その中の一つの種がいなくなることによって、全体の構造が崩れてしまうことは私たちも分かっていることです。これは、海洋生物自身だけではなく、私たち人間も気づいていることです。近年崩壊が進む人間と海のバランスを考え直すことは重要であり、海洋生物の保護活動はそれを達成するための一つの方法だと思います」

環境保護ボランティアが、フィジーの学校で環境保護の重要性について子供たちに教育をいている様子地域コミュニティの多くがサメの重要性に気づいておらず、サメの保護活動はフィジー国内だけにとどまっています。フィジーのサメ生態保護プロジェクトに参加しているボランティアとスタッフは、コミュニティアウトリーチや教育活動を通じて、この問題を解決しようとしています。「周辺地域に生息するサメ、エイ、カメの種類やその存在意義を子供達に伝えるために、私たちはさまざまな学校で環境保護教育活動を行っています。ほかには、ゴミによる海洋環境への影響を教えたり、海洋生物の保護、魚量の調整、そして気候変動の緩和においてのマングローブの重要性などを教えています」

プロジェクトアブロードのフィジーで行われているサメ生態保護プロジェクトは、その地域のマングローブの保全にも力を入れています。マングローブの森林は、最も重要な生態系の一つです。マングローブは、多種の魚、サメ、甲殻類、哺乳類や鳥が育つ住みかであるからです。

ここ3年間で、ボランティアとスタッフにより約80,000ものマングローブの苗木が植えられました。また、コミュニティに捨てられた5万本のペットボトルを回収し、それをマングローブの苗木の植木鉢に利用しました「私たちは、南太平洋地域で最大のマングローブの苗場を築いたんです」(Kristian)

このプロジェクトではコミュニティへの定期的なアウトリーチ活動も実施され、海洋生物と野生生物に害を与えるゴミを袋いっぱいに回収しています。「サメ生態保護活動のほかにも、一ヶ月に一度、地元の学校やコミュニティのためにサメの生態保護活動と全く関連のない活動も行っています。前回は、コミュニティの会館や学校の塗装、校庭や歩道橋の建設、道のコンクリート舗装、チルドレンホームでガーデン造りなどを行いました」(Kristian)

サメ生態保護プロジェクトは、周辺のサメの個体数や、サメの個体数が海洋生態系や地元コミュ二ティに与える影響について理解やモニタリングをする上で、たった3年間ではありますが、非常に大きな貢献を果たしてきました。しかし、残された課題はまだたくさんあります。世界自然保護基金(WWF)のグローバル・シャークプログラム代表であるIran Campbellさんが「世界の中で最も重要なサメに対する活動になり得る」と称したこの活動には、これからも多くのボランティアの皆さんの協力が必要とされています。

フィジーでの環境保護活動の詳細をチェックしよう!環境保護プロジェクトを行っている他の活動国も見てみよう。

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