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杉建 洋一朗 - ガーナ法律人権プロジェクト
私は大学3年生で、将来は法律に関する職業に就きたいと思っています。今、法律家を目指すとなると、法科大学院に行かなければならず、大変な費用がかかります。新司法試験も難しいのですが、この試験に合格してもすぐに収入と地位が保障されるわけでもなくて、弁護士の就職難まで叫ばれています。このようなきびしい現状を考えたうえで、ただ周りに流されるだけでなく、法律家の役割や魅力を認識したうえで、自分自身が選択して、将来の進路を決めたいと思っていました。

もっとも、日本ではなかなか学生が参加できるような人権活動の機会はなく、実務を経験できる法律事務所のインターンシップも大学生を対象としているものは限られています。学部時代に実践的な法律実務を体験し、自分の将来を考える機会を得ることを半ば諦めていたところ、偶然インターネットで見つけたのがプロジェクトアブロードの法律人権プログラムでした。
私が参加したプロジェクトは2カ月間ガーナの法律事務所にインターンシップをして、各国から集まった法律実務家、法律実務に興味をもつ学生と共に人権活動をするというものです。
滞在の前半は、去年紛争のあった町、 山奥にある原始宗教のキャンプ、スラム、裁判所、孤児院、児童労働の現場、リベリア人の難民キャンプ等を視察し、後半は自ら企画した人身売買された子供を救助するというプログラムを進めていました。
大学生がいきなりアフリカで人権活動をしても何もすることができないのではないかと少し思っていたのですが、ガーナの一つの町の議会に参加して、人身売買された子供を助けるための解決策を議論したり、その現状をガーナの厚生労働省に知らせたりと内容が実践的で、人権を擁護することの重要性を深く考えることができました。
平日は上記のような活動を行っていたのですが、週末はボランティアの仲間とバスに乗って旅行に行っていました。観光地ではないので自然がそのまま残されています。日本では考えられないような綺麗な景色を数多く見ることができました。
最初は言葉や文化の違いなどで苦労することもあったのですが、色々な仲間に支えられて、慣れてくるにつれて自分も他のボランティアの人を助けることができるようになり、助け合うことが大切だということを改めて学ぶことができました。プロジェクトアブロードの法律人権プログラムには私の期待していたものがすべてありました。かけがえのない経験を与えてくれたガーナの仲間とプロジェクトアブロードのスタッフには感謝しています。

