「実践型」海外ボランティア・インターンシップ専門家プロジェクトアブロードについて

プロジェクトアブロードについて

1992年にイギリスで誕生したプロジェクトアブロード。

そもそものはじまりは、学生のうちに何か価値ある経験をしたいと考えていたイギリス人大学生数名が、大学の地理教授であったPeter Slowe博士に相談したことがきっかけでした。

当時はまだそこまで主流ではありませんでしたが、これこそ今で言う「ギャップイヤー」です。日本ではまだまだ認知度が低いですが、「ギャップイヤー」はイギリスで広まった制度で、高校卒業後大学進学前、大学在学中、大学卒業後就職前など、完全に社会に出る前に1年程度の休学期間を設け、学業以外の価値ある人生経験を得る時間を指します。

ギャップイヤーは、仕事も、宿題も、経済的に支えなければならない家族もまだいない、人生でまたとない冒険の機会。日本では高校は3年、大学は4年などと決められた期間内に卒業しないと「浪人」というネガティブなイメージを持たれがちですが、学校生活では得られない人生経験を得るギャップイヤーは、浪人とは別世界。

それは、今後の人生をとことん考える時間。

自分が本当に進みたい専攻分野を決定する、一生ものの新しい友達を作る、異なる価値観と高い問題意識を習得する、新しい環境への適応能力に磨きをかける、履歴書で注目される経歴を得る、引き出しの多い人となるなど、人生に与えるその効能は図り知れません。

実際、アメリカ合衆国のオバマ前大統領の娘マリアさんも、ハーバード大学進学前に1年間のギャップイヤーを取ることが報道され、話題となりました。欧米ほどではありませんが、日本でもギャップイヤー制度を設け、入学時期を半年遅らせる大学も出てきています。

そんなギャップイヤーを通して何か価値ある経験を得ることを希望していたイギリス人学生たちは、冷戦が終結し、ポスト冷戦時代を迎えていた東欧を旅行しながら働く機会を求め、Peter Slowe博士に相談。東欧が劇的な変化を迎えている最中、学生がこのような機会を得られるような信頼性のある情報を入手することは困難な時代でした。当時はインターネットもそこまで普及していません!幸運にも、東欧に知り合いの地理学者がいたPeter Slowe博士は、そのつてを使ってモルドバで英語を教える機会をアレンジすることに成功したのです。

これこそが、1992年にプロジェクトアブロード創業に至った経緯。1997年までは、大学生が東欧で英語を教えられるようサポートするPeter Slowe博士と数人の非常勤スタッフによる家族経営という小さな団体でした。しかし、学業や仕事からお休みをとって海外で経験を得たいという人が増えるのと同時に、多くの発展途上国が自己資金によって支援に来てくれるボランティアを必要としており、海外ボランティアプログラムを運営する機関への需要が高まっていました。

1997年以降、プロジェクトアブロードはイギリスでの家族経営の小さな団体からますますの発展を遂げました。 現在では世界をリードするパイオニア的なボランティア・インターン派遣団体までに成長しましたが、創業から30年以上経った今も、まだ見ぬ世界と自分を求めて国境を渡るあなたをサポートしたいという変わらぬ想いがプロジェクトアブロードの根底にあります。

近年、さまざまな団体がボランティアやインターンの派遣を行っていますが、その中でも群を抜くプロジェクトアブロード。その違いは、単なるスタディーツアーではない実践型の国際ボランティア・インターンシップの運営。すべての活動において安全を第一優先とし、24時間体制の現地サポートと発展途上国の地域社会に実質的な影響を与えることに焦点をあてています。

プロジェクトアブロードは、海外ボランティア・インターンシップ経験を通して参加者であるあなたが一人間として、そして国際人として成長すること、同時に発展途上国のより良い地域社会の形成を根底から支える使命を胸に、今日も一歩一歩着実に前進しています。

さぁ、あなたもまだ見ぬ世界と自分を発見しながら、より良い世の中を構築する一員へ。

※ビデオ右下の「CC」から日本語の字幕を選択できます:

理念

徹底した安全・サポート体制を提供することによって、参加者が内に秘める可能性に到達しながらより良い世の中の形成に貢献すること。

価値観

内に秘めた可能性への到達

ボランティア、インターン、スタッフそれぞれが内に秘めた可能性に気づき、到達できるよう努めること。

関わるすべての人々の情熱が世の中に良い「変化」をもたらすようお手伝いします。

海外に出ることによる成長

異国を冒険し、異文化に触れ、その土地が抱える問題への理解を深めること。

このプロセスを通して、一個人と現地の地域社会の成長をお手伝いします。

価値ある絆の構築

価値ある絆の構築が、国際協力の核であること。

異なるスキルや経験を持つ人々が集結した時、不可能という言葉は存在しません。

一個人と地域社会の成長

参加者および現地の地域社会が活動の中心であること。

プランニング、モニタリング、アセスメントを繰り返し、最大限に成長できる環境づくりに努めます。